今日のといず・くろすおーばーは!
宇宙の果てから呼び寄せられた脅威! タカラトミーモール限定ジェネレーションセレクトよりブラックザラックをご紹介!
「ブラックザラック。帝王に呼ばれてやってきた」
○キャラクター解説
マスターフォース戦争期に外宇宙で暴れ回っていたデストロン宇宙軍の用心棒たる暗黒大帝。サソリ型戦艦から人型ロボットへとビッグトランスフォームするが、その頭部はがらんどうであり首無しでも問題なく活動可能。性格も無機質な戦闘マシーンといった趣で、感情と言った物を窺わせない。
なお一見メガザラックと同型だが、そのサイズはゴッドジンライやオーバーロードと同等か少し大きい程度となっている。一方、ブラックホールを操りグランドマキシマスを幽閉してしまうなど、その力は超魂パワーを駆使するオーバーロード以上に強大ともされている。
その正体は恐怖大帝を名乗っていたメガザラックことスコルポノックがデビルZに捕まり洗脳されたというもので、スコルポノック本人はトランステクター修復のための部品として内部に組み込まれてしまったとのこと。
さらに地球到着後はデビルZが融合して活動用のボディとしたが、ゴッドジンライとの決戦で蛇蝎モードへとトランスフォームするも敗北し、ボディもデビルZも爆破消滅してしまった。
……が、Z(ゾーン)戦争期にバイオレンジャイガーの手で九大魔将軍の一体、悪霊将軍(暗黒将軍)ブラックザラックとして復活している。
CVは当初はメガザラックから引き続き銀河万丈氏、デビルZ融合後はデビルZ役の柴田秀勝氏が、「トランスフォーマーZ(ゾーン)」では岸野幸正氏が演じている。
○玩具解説
2021年10月7日~11月5日受注、2022年3月25日発送開始のタカラトミーモール限定品。タイタンクラス。
同時発送物は「オートボットアートファイアー&ナイトスティック」「ガルバトロン」「MP-53+ セネタークロスカット」「KD EX-12マクシマルティーレックス」など。
原典トイ同様ER-10スコルポノックの仕様変更品で、基本的なギミックは同一となる。ER-10では巨大ロボットモードのうなじを覆う襟パーツが存在し本商品にも付属しているが、こちらでは使用しないよう説明書で指定されている。
ヘッドマスター
もはやお馴染みタイタンマスター規格。地味にスコルポノックのゴーグルアイからツインアイに変更されている。
中型ロボ
角は背中に装着できなくなっており、肩にそのまま付けておくスタイル。
トランスフォーマーZ版を意識した眼帯やテレビマガジン連載の漫画版で採用された設定を意識した胸の傷跡が特徴。
手持ち武器はないので分解したタイラントスピアを強引に装備させてみる。
設定上巨大ロボットモードの頭部はハリボテ同然で放映当時のトイでも新造されたヘルメットのようなもので表現されていたが、本商品ではER-10をリデコした二段ヘッドマスターとして造形されている。
基地モード
基本はスコルポノックと同じだが、タイラントスピアを両腕に装着し追加アンテナ(?)にしている。
ヘッドの人はステージに立たせておこう。
サソリ戦艦モード
分解したタイラントスピアを尻尾とボディ両サイドに装着している。
ER-10と異なり頭部はあおむけに装着し、カバーを下げることでフェイスを隠している。
もちろんER-10同様に砲門や尻尾にはブラストエフェクトを装着可能。
カバーを開ければそこには小ヘッドマスター用のコックピットも。
巨大サソリモードで鎮座してあれこれ指図する系の憑依系ボス。
斜め上ならともかく真正面からだとちょっと不自然。
ロボットモード
プロポーションや可動範囲はやはりER-10準拠。
肩の砲塔が左右で合計二基しかないのも同様。
タイラントスピア
穂先3パーツ・石突・二分割可能なシャフトの計6パーツで構成されたポールウェポン。
モードによって穂先と石突の組み合わせを変えるよう説明書では指示されているが、タカラトミーモールの商品ページだと画像が間違っていたりする。
保持用のジョイントは特になく、ハサミの保持力に依存する。
やや無理矢理ながら両手持ちも可能。
ザラックシールド改めプラチナシールドもER-10同様に装備。残念ながら手持ちのブラスターは付属しない。
降臨せよ! キングオージャーZERO秘密基地!
というわけで時期も会社も違う黒と金の虫ロボたちと。
割といい具合に収まってしまった。
邪悪に身を落とした結果とんでもないのと手を組んでしまったラクレスの明日はどっちだ、みたいな。
メガトロンから転生したガルバトロン、メガザラックから改造されたブラックザラック……という形でG1デストロンリーダー集合。
まるでガルバトロンが子供のようだ! これでもリーダークラスなんだぞ!
先述の通り超神マスターフォース劇中だとゴッドジンライやオーバーロードと同程度のサイズだったのでこんなサイズ比ではなかったりする。
ライバル格っぽいグランドマキシマスと激突! と言っても月に来るまで直接の面識はなかったっぽい。
というわけでブラックザラックでした!
前回に引き続き、レビューしそびれていたリデコ系玩具の紹介になってしまいましたが、何しろ無関係の他社製品と相性が抜群だったので……
基本仕様はスコルポノックと同等なので長所も短所も据え置きですが、サソリモードの時にロボットモードのフェイスが露出しないようになっているのは嬉しいところです。