今日のといず・くろすおーばーは!
海外だと傭兵、日本では迷える少年? トランスフォーマーアースライズよりER-08ダブルディーラーをご紹介!
勝利の代償は、決して高すぎるということはない。
〇キャラクター解説
海外コミックにおいてはダブルとディーラーの姿を使い分けオートボット・ディセプティコンの両軍の間で立ち回る傭兵であり、パワーマスター。ノック、スカーという二人のパートナーをその都度使い分け、パートナーたちもまた互いの存在を知らされていない……とされている。
WFCトリロジーのアニメではアースライズに登場。傭兵団の団長として登場。同じく傭兵となっていたダージ・スラスト・ラムジェットらを率いて戦った。日本版吹き替えのCVは稲田徹氏。
日本においては独自展開されていたアニメ「超神マスターフォース」にて登場。米国国防総省へのハッキングを趣味とする天才少年クラウダー(CV:草尾毅氏)がサイバトロン・デストロンの双方のアイアコーンに変身できるマスターブレスを手に入れ、ミサイルトレーラー型トランステクターにゴッドオンするゴッドマスター。当初は「こっちの方が断然カッコいい」とデストロンに与するが、サイバトロン基地爆破作戦で捨て石にされたことを機に離反・改心し、サイバトロンに寝返った。
トランステクターはデビルZの手で独立した超ロボット生命体となりオーバーロードらと共に飛び立っていき、クラウダー少年は後に成長して国防総省の少佐としてサイバトロンと共に平和のために戦う道を選んでいる。
〇玩具解説
2020年9月26日発売。リーダークラス。
オリジンの玩具ではアイアコーンエンジンとなるゴッドマスター(パワーマスター)が二体付属し、選択したアイアコーンによって異なるロックが外れサイバトロン(オートボット)・デストロン(ディセプティコン)のいずれかの姿に変形できるという凝ったギミックが搭載されていたが、WFCトリロジーでリメイクされるにあたり単純なトリプルチェンジャーへと改められている。
なお、日本未発売のジェネレーションズセレクト「サウンドウェーブスパイパトロール」にてカセットロンとしてリメイクされたノック・スカーを装着するギミックを有しており、アイアコーンエンジン状態を再現するために腹筋パーツが着脱可能となっている。
ビークルモード
ミサイルトレーラーにトランスフォーム!
オリジンではこのモードを基点としてサイバトロンロボットモードとデストロンロボットモードに分岐するスタイルだった。
リーダークラスだけどトレーラー牽引しているプライム系はちょっと比較対象として適切ではなかったかも知れない。
傭兵らしくオプション兵装も豊富。
車体両サイドには小型の簡易連想ミサイルランチャーが。上部には機銃と……レーダー?
ミサイルにも仰角を付けられる。
後部タラップとアウトリガーを展開して。
簡易発射基地モード。
アウトリガーの上端は実は5mm軸となっている。
タラップの端はWFCトリロジーから採用されているタラップジョイントとなっており、他の基地との連結が可能。
トランスフォーム!
アウトリガー・大型ミサイル・小型連装ミサイルを外し、機銃とレーダーは一度後ろに向ける。
後輪タイヤハウスを跳ね上げ、上部のユニットも横に開く。
折りたたまれていた翼を広げ、カバーを開いて頭部を入れ替え。
一度大腿部側面のロックを外し、人型ロボットモードの膝関節になるところをクランク状にもう一段押し込み、前述のロックを胴体側でかけ直す。ここが一番分かりにくいところ。
こうして全長を縮めておく。
ロボットモードの胸カバーを反転してトレーラー運転席パーツを開いてロック。
大型ミサイル基部も倒し込んでやっぱりロック。
ひっくり返して頭部を伸ばし、脚を展開。
アウトリガーパーツとミサイルを組み合わせて、ミサイル側のジョイントで本体に装着すれば……
ディセプティコンイーグルモード
なかなか強引な箱型体形のイーグルモード。まあ元設定からこんな感じだし。
小型連装ミサイルポッドは両脇腹に装着している。
嘴は開閉可能。頭部も上下に結構大きく動く。
翼はダイナミックに動かせるが、脚周りはあまりアクション性は期待できない。
デフォルトではミサイルを介して合体しているようなアウトリガー(尾羽)パーツだが、イーグル本体に装着することも可能。
これにより旧玩具のようにミサイルを腹に抱えたフォルムにすることも可能となっている。
そしてトランスフォーム!
尾羽と全ての武器を外して。
頭部を再度入れ替え、翼を畳む。
今回は記事の都合上イーグルモードから変形させているが、オリジン設定どおりミサイルトレーラーモードからロボットモードに変形させた方が楽。
フロント部分を展開、回転させてロボットモード脚部に。
車体側面を折り込むと足の裏になるのが効果的。
立ち上がらせて腕を展開。
大型ミサイルの基部パーツを後ろに回すとロボットモード頭部が露出。
背中に回した基部パーツに尾羽パーツを装着。
ミサイルを前後に分割して、弾頭部を肩に装着して変形完了!
オートボットロボットモード
オリジン玩具に比べるとバランスが良くなった人型ロボットモード。
背中のアウトリガーウイングはWFC版独自のもので折りたたみも可能。
エンブレムターン
オリジンでは人型ロボットモードになるのはサイバトロン(オートボット)側限定なのだが、WFC版は単純なトリプルチェンジャーとなっており、ロボットモードの両肩エンブレムはパネルの展開によって切り替えが可能となっている。どちらのエンブレムでも変形は問題なく可能。
反面、ミサイルトレーラーとイーグルの形態ではエンブレムが露出しない。
首は単純な軸回転。
肩は標準的な可動で手首は回転可能となっている。
肘は二重関節だが、パーツを嚙み合わせると90度曲げたところでロックがかかるようになっている。
腰は股関節ブロックで回転。
足首の内側スイングは90度まで対応するので180度開脚もこなす。
片膝立ちもどうにか。
武装
両脚側面に小型ミサイルポッド、両肩上に機銃とレーダーを装着するのがデフォルトスタイル。WFCトリロジーシリーズなので他にも5mm穴が設けられており、武装の拡張は容易となっている。
ソニックブラスター/ソリッドライトブラスター
ミサイル後部は手持ちの銃に。しかしグリップが短いので何かの拍子に脱落しがちなのが惜しい。
機銃ともども発射エフェクトに対応している。
両方とも肩に付けてしまった方が安定する気がしなくもない。
対トランスフォーマー超大型ミサイル
もちろん連結もできるしジョイントを用いれば両手持ちもできる。
のちにジェネレーションズセレクト「ポトロポリスレスキューミッション」ではミサイルのみがスペースシャトル打ち上げ用ブースターに流用されている。
腰の下には3mm穴があり、市販スタンドで空中展示ができる。
比較
オプションとのパワーアップ合体を経ないリーダークラスはWFCトリロジーでは何気に初めてだったりして。
せっかく両軍どちらのインシグニアもあるんだし、それぞれのマイクロマスターと絡んでみてもいいよね。
「お前さんの相棒は真面目に国防総省に入ったってのにな!」
「うるさい!」
クラウダーと分離して独立したトランスフォーマーになったダブルクラウダーってあの後どうしたんだろう……サイバトロン第二方面軍と戦っていたオーバーロード一派にそのまま所属していたのか、せっかくのギミックを活かして傭兵にでもなったのか。
超大型ミサイルぶつけんぞ!
というわけでダブルディーラーでした!
ノック&スカーは未購入なので完全に遊びきれているわけではないのですが、それはさておき。
凝ったロックギミックの類は引き継がれていないのですが、三段変形の上に大小の武器が豊富に用意されており、プレイバリューは高いです。
WFCトリロジーはNetflixアニメもあるのですが、アニメ自体が「リメイク玩具を元にしたアニメ」という性格もあるようですし、G1ダブルディーラー(ダブルクラウダー)として遊んでも何ら問題ないでしょう(これはどのジェネレーションズ系TFでも言えることですが)。
アサルトマスターを買っておけば夢の対決が出来たのになぁ、と今更後悔していたりして……