今日のといず・くろすおーばーは!
平和を守る四人の王、そしていずれ王になる男が集う! 王様戦隊キングオージャーよりアクションヒーローシリーズをご紹介!
王鎧武装!
○玩具解説
2023年3月4日発売。DXキングオージャー等とともにキングオージャー商品の第一弾を飾った。
クワガタオージャーことギラのみ「クワガタオージャー&キングスピーダーセット」としてボックスパッケージとなっており、残る四人はブリスターパック方式になっている。
○クワガタオージャー/ギラ・ハスティー
児童養護院で子供たちの面倒を見ていた青年。その素性はシュゴッダム国王ラクレス・ハスティーの弟というものだったが、幼いころに誘拐されその事実も隠蔽されており、当人にもレインボージュルリラを食した記憶しかなかった。
王族であるためオージャカリバーに施されたAAAの生体認証を突破して変身(王鎧武装)出来るが、それ以外にもシュゴッドと意志を通じ合わせる他の王にはない能力を持っており、何気に謎の多い存在である。
スタイリング
完成品玩具ではあるが、サイズや触り心地などは勇動シリーズに近い。
背面は全くの無塗装となっている。
後述するキングスピーダー搭乗のためか割と上に向く首。
肩の付け根は引き出し式となっている。
左肩のマントは後方へ一軸スイング。
腰は回転。股関節は180度開脚可能で大腿ロールもあるが、まあそれなり。足首の内側スイング幅はやや狭い。
オージャカリバー
単色成型で裏側は肉抜きされている。腰への帯刀は出来ない。
クワガタレバーを操作してシュゴッド召喚!
キングスピーダー
全高:1.0m 全幅:1.0m 全長:3.3m 重量:350㎏ スピード:300km/h 出力:1500馬力
ゴッドクワガタに搭載されたエアバイク。機銃を備えている。
2話ではンコソパの散策にちらっと登場した他、戦闘中にンコソパ民の演算の時間稼ぎをすべくギラごとキングオージャーの頭部から出撃した(頭部はゴッドパピヨンのパーツだが、移動経路があるのだろう)。6話ではギラのゴッドクワガタへの呼び声に応じて飛んできたため、ゴッドクワガタの分身のような扱いなのかもしれない。
多分アップ撮影用にハンドル周りのプロップは実物のバイクを改造したものを用いている……のかな?
タイヤの回転に連動して顎部分が開閉する。
ライドオン!
セット商品なのでもちろん相性は抜群。大雑把にだけど足の置き場もあるしね。
オージャカリバーを携えて突撃せよ!
比較
フィギュアーツに比べると全体的に二回り小さい。
トンボオージャー/ヤンマ・ガスト
IT国家ンコソパでスラム街からハッキングタイマンで成り上がった王。王様戦隊の装備の全てを開発し、シュゴッドの電子制御も可能にしたエンジニアだが、国家そのものがヤンキー気質で当人も「総長」と呼ばれている。
荒っぽいが人の善悪を見抜く直感に優れており、何だかんだで面倒見もいい。なおハッキングタイマンでは負けなしだが白兵戦は元来苦手らしい。
首から下はクワガタオージャーと共通。
そして本シリーズにキングズウエポンが付属しないので言うことがあまりない……
カマキリオージャー/ヒメノ・ラン
美と医療の国イシャバーナの女王にして、国一番のドクター。美しさを尊び欲しい物に妥協をせず己のお気に入りは決して手放さない「我がまま女王」だが、その気高さは本物で決して命を見捨てない性分でもある。
基本的なアクション性能はクワガタオージャーと同じ。
女性素体は一回り小さめになっている。
ハチオージャー/カグラギ・ディボウスキ
チキューの台所たる農業国家トウフを治める王殿。
芝居がかった仕草の何もかもが胡散臭いが、その根底には国と民、田畑を守るためならばダーティーな手も厭わない信念と老獪さが秘められている。
サイズ・アクション性能はクワガタ・トンボと同等。パーソナルカラーに黒ゴーグルという構成の他メンバーと異なり、ベースカラーが黒のためデザインが沈み込まないよう頭部が割とカラフルになっている。というか鉢金と面頬を備えたニンジャっぽく見える。
パピヨンオージャー/リタ・カニスカ
国際裁判所および監獄の役割を担うゴッカンの王。性別非公表。
厳格で法の下、たとえ死罪にしたい転売屋であろうと公正に裁く信念を持つ一方、孤独と重圧に苛まれる心を癒すためにもっふんとの触れ合いが欠かせず、面倒な事態を予見すると出先でも奇声を上げるなど若干挙動が情緒不安定気味。
男装の麗人なので女性素体。
王様戦隊!
……と名乗る日は果たして来るのだろうか。
というわけでアクションヒーローシリーズでした!
ゼンカイジャー・ドンブラザーズと続いた「チェンジヒーローズ」の系譜なんですが、今回は変形ギミックもなく変身コードも「チェンジ」が入っていないためか名称が変更されたようです。
頑丈で手軽に扱いやすい小サイズフィギュアなんですが、5月発売の勇動に付属するキングズウエポンがこちらにはないため、劇中アクションの再現に難ありなのが惜しいところです。
キングスピーダーはこのシリーズにしかないのですが、後は勇動待ちでもいいかも知れません。