今日のといず・くろすおーばーは!
ガオガイガーを宇宙戦に向けて強化せよ! 超合金魂スターガオガイガーオプションセットをご紹介!
これが勝利のカギだ!
○玩具解説
2015年10月29日~12月21日受注、2016年4月25日発送開始の魂Web限定品。
同時発送物には「S.H.Figuartsドラグランザー」などがある。
「超合金魂GX-68 ガオガイガー」を強化するオプションであり、「GX-69ゴルディーマーグ」と合わせての展示が可能となっている。
2020年8月28日~11月8日には仕様をさらに強化した「GX-68X スターガオガイガーオプションセット[究極の勇者王Ver.]」が受注され、2021年2月15日から発送されている。
○機体解説・ステルスガオーⅡ
分類:Ul-Tech engine driven Stealth Bomber Ⅱ
型式:大気圏外使用ガオーマシン
マシン・コンポーネント:ガオガイガーの主翼部分
翼幅:38.5m
重量:250.0t
フレキシブルタンク容量:155.0t
DSPシステム:SGC-11000A
エンジン:ウルテクエンジン
発生出力:1.2×10^7kw
推進装置:スクラムGタービンジェット×2
ウルテクエンジン制御プラズマジェット×2
総合水力:2.8×10^8t
乗員:2名(+1)
最大航行速度:4500km/h
バリア・システム:ウルテクエンジン制御バリア
バリア・システムの最大エネルギー負荷:1.8×10^15J
装甲システム:レーザーコーティングスーパーG装甲
特殊装備:外部マルチプル・パイロン、ファントムリング、プロテクトリング
ステルスガオーを宇宙戦に対応させるため強化外装を施した機体。大気圏内飛行こそ可能であるが空戦能力は低下するためか、積極的に地上で用いられることは少ない。
新設されたコクピットには宇宙用三次元レーダーなどが搭載されているものと思われるが、劇中ではもっぱら天海護特別隊員が浄解要員として乗り込んでいた。
対ゾヌーダ戦ではボルフォッグのAIボックスが搭載された状態で参戦。ボルフォッグの状況判断によって外装を強制排除する機能を見せた。
「FINAL」の時期にはステルスガオーⅢに主力の座を譲り、他の初期ガオーマシンとともにイオンコーティング試験に用いられていたが、レプリジン護に強奪され、ガオファイガー戦にて破壊されてしまった。
しかしのちに帰還した天海護、戒道幾巳が搭乗するニューロメカノイド・覚醒人凱号(ガイゴー)用ガオーマシンとして再建され、ドリルガオーⅡ・ライナーガオーⅡと合わせて新たな勇者王ガオガイゴーの構成機となった。
スタイリング
というわけでステルスガオーⅡ。両翼のウルテクエンジンポッドは着脱可能だが、中央部の外装は本体と一体化しており、ステルスガオーに戻すことができない。
そのためGGGグリーン仕様のステルスガオーやガオガイガーを作ることもできない。
なお、本商品単独では機体が完成せず、「超合金魂ガオガイガー」のガオガイガー前腕部(ステルスガオーエンジン部)並びにガオガイガーのヘルメット部分を取り外して移植する必要があり、ガオガイガーを複数所持していないとステルスガオーとステルスガオーⅡを並び立たせることもできなかったりする。
スタンド
中央の支柱と台座の他に補助支柱が設けられている頑強な構造。向かって左の土台から飛び出しているのはゴルディオンハンマーのシャフト差し込み部分。
先端部に専用ジョイントを着けることでステルスガオーⅡの空中展示が可能。
裏側のジョイントを起こしてライナーガオーを懸架するギミックも引き継がれている。
ガイガー・ステルスガオーⅡ装備モード
FINALでレプリガイガーが披露していた形態……なのだが説明書には記載がない。
というのも肩のインテークをステルスガオーⅡに差し込むことはできるのだが、ステルスガオーⅡ側の増設コクピット部のふくらみとガイガーのリアスカートが干渉し、背中との密着度が減って補助パーツを用いての固定力強化が利かないため。
増設コクピットのおかげでステルスガオーを支えるスタンドも使えず、足首の保持力が緩い個体だとあえなく転倒してしまう可能性が高い状態になってしまっている。
ギミックとしては勘定しない方がいいだろう。
というわけでファイナル・フュージョン承認!
とはいってもスターガオガイガーへのファイナルフュージョンシーンって描かれた機会がかなり少なかったりして。
ガイガー・ドリルガオー・ライナーガオーはGX-68のものをそのまま使うので変形ギミックもそのまま。
ステルスガオーⅡの機体底面カバーギミックはステルスガオーのものとほぼ同一なので、カバーを機体内部に折り込んでガイガー両腕を格納するクリアランスを確保する点も同じ。
「ガオッ! ガイッ! ガァァァァァァッ!!」
スターガオガイガー
分類:ガオガイガー Extraterrestrial Version
型式:ガオガイガー ステルスガオーⅡ装着モード
全幅:38.5m
重量:716.0t
フレキシブルタンク容量:155.0t
搭載AI型式:獅子王凱
GSライドクラス:機密
機関構造:ウルテクエンジン結合
主動力:Gストーン搭載型ウルテクエンジン4基接続
出力:3.8×10^9kw+
推進装置:ウルテクエンジン制御プラズマジェット
総合推力:2.8×10^6t
ウルテクエンジンの追加搭載によりパワーアップを果たしたガオガイガーではあったが、ZX-05脊椎原種戦においては空気の薄い成層圏でのエンジンストールに見舞われ、また主力攻防システムであるブロウクンマグナム・プロテクトシェードの力不足も露呈することとなった。
そのためステルスガオーをステルスガオーⅡに換装することで強化を図ったのが宇宙戦闘用ガオガイガー、スターガオガイガーである。
ステルスガオーⅡ両端のウルテクエンジンポッドにより爆発的な推進力を生みだし空間戦闘を行うとともに、追加装備されたファントムリング・プロテクトリングにより攻防についてもブロウクンファントム、プロテクトウォールへとバージョンアップを果たしているが、ステルスガオーⅡ単機同様に大気圏内での運用には制限がかかるらしく、ゾヌーダ戦、およびレプリガオガイガーでのガオファイガー戦以外は宇宙での使用に限定されている。
(同じくステルスガオーⅡを構成に含むガオガイゴーではデメリットを解消、あるいは無視してメリットを優先している模様)
番組企画当初はドラゴン型ロボットスターガオーとの強化合体が予定されていたものの、1号ロボを最後まで描き切ることに拘ったアニメスタッフの意見を通す形で現在の形に変更されたという経緯がある一方、ディメンジョンプライヤー同様のカバヤ食玩用キャラクターという側面も持っており、TVアニメシリーズ当時のDXトイとしては発売されていない機体だったりする。
スタイリング
ウルテクエンジンポッドがでかい。重い。それでも自立はしてくれるが、後述のカバーギミックのせいでちょっと何かにぶつかるとエンジンカバーが分解・脱落してしまいやすい。
この両端のモーメントを考えると地上で格闘戦させたがらなかったのもむべなるかな。
比較
設定上どちらも頭頂高30m前後なのでいい感じの対比。
ディテール重視頭部
ガオガイガーのメットおよびガイガー頭部を取り外して。
代わりにディテール重視の非変形頭部を取り付ける。
非変形頭部
ガイガーへのヘルメット装着ギミックを排した頭部が付属している。「究極の破壊神Ver.」ではファントムリングともども金メッキされていたという。
フェイス部分を差し替えることで、マスクが割れたガイガーフェイス状態も再現可能。
スタンド先端
アダプターを差し替えて。
空中展示
しっかりとスターガオガイガーの重量を支えてくれる。
カバー分解
翼端ウルテクエンジンポッド下部のカバーは本体と側面四つのパーツを分解することで、内部ウルテクエンジンを露出させることが可能。
これが結構頻繁にバラけてしまう。個体差なのだろうか。
ウルテクエンジン作動状態
同型のクリアグリーン成形カバーを装着することで、ウルテクエンジンが作動・発光している状態を再現。
なお、エンジンポッドはワンクリック外へ角度をつけることが可能。
アダプター
右前腕のステルスガオー本体懸架用ジョイントにクリアパーツのジョイント(説明書だと黒成形っぽい)を装着して。
ファントムリング・プラス!
右翼端から取り外したファントムリングをジョイントで固定。
ブロウクンファントム
右前腕周囲をリニア旋回するファントムリングが敵のバリアを切削する強化型ブロウクンマグナム。リングが実体なので場合によっては破損してしまうこともある。
腕と接触せずに浮遊しているリングをどう再現するかがスターガオガイガーの肝で、円盤状のクリアパーツをリング内側にはめ込むものが多いのだが、超合金魂では最小限のポイントで保持するスタイル。
左腕用はまた別のジョイント。
プロテクトウォール
強化プロテクトシェード。展開強度や範囲はリングによって増大している一方、エネルギー攻撃の反射能力は失われてしまった。
説明書では「プロテクトリング」とされているが、媒体によってはリング部分の名称が描かれておらず(まとめてファントムリングとされていることもある)、ウォールリングと呼称する場合もあったりする。
ガトリングドライバー
分類:GD-2A Hyper Space Bending Tool
型式:ディバイディングドライバー・ハイパワーヴァージョン
コンポーネント:SB-1 MⅢ/ガトリングドライバーアタッチメント
全長:37.0m
重量:260.0t
エネルギー注入装置:KT-95真空ヒューズ×1
最大空間湾曲範囲:120km
最大展開フィールド重力:加速度換算で108G
最大持続時間:360秒
フィールド展開時間:最大規模で20秒、最小規模で6秒
GDカッター回転速度:1,100rpm
備考:排出ガスチャンバー
宇宙用ディバイディングドライバー。原型モデルと異なり空間湾曲エネルギーを小出しにしつつ回転する穂先で攪拌展開することが可能となっており、引き伸ばされた空間内部に敵を捕らえてその動きを封じたり、接近する隕石の動きを止めたりすることが可能。
また重力レンズを空間上に展開することもでき、合体原種巨人戦ではマイク・サウンダース部隊のソリタリーウェーブライザーを極小の一点に集中して崩壊に導いた。
腕部に装着する基部部分はディバイディングドライバーと共通で、グレーのシャフト部分から先が新造パーツ。先端部は回転させることが可能で、押し込むことで連動してブレードが展開する。
ダブルヘッドドライバー
右腕にガトリングドライバー、左腕にディバイディングドライバーを装着した状態。
ZX-17肺原種が作り出したクラインスペースに対し、右腕の攻撃エネルギーと左腕の防御エネルギーを空間特異点に向けて一点集中することでこれを突破した。その時間はわずか0.05秒だったが、高速を持って鳴らすジェイダーがクラインスペースを脱出するには十分なものとなった。
ゴルディーマーグと
アマテラスの甲板で固定砲台と化しているゴルディー、地上以上にガオガイガーと並び立つ機会が少なくなってしまって……
何はともあれハンマーコネクト
ゴルディオンハンマーを保持するにあたって必要な関節は全てGX-68のものなので、スターガオガイガーになっても同じように保持可能。
同時装備
頭脳原種の隕石群を迎え撃て!
ガトリングドライバー保持用アダプター
左腕懸架用アームにジョイントを取り付けて脇を支えることで、ガトリングドライバーを持つ左腕が下がりにくくなる。割とそれだけ。
フル装備展示状態
ゴルディオンハンマーを台座に差し込み、フル展示。これが一番安定するね……ゴルディオンハンマー+マーグハンドがやっぱり重いので自重崩壊しやすいから。
というわけでスターガオガイガーオプションセットでした!
スターガオガイガーを作れるのはいいとしても、過去の他メーカー品ではできていたことが(ステルスガオー底面のカバーギミックとの兼ね合いもあるのでしょうけれど)できなくなっていたこともありレビューを見送っていましたが、グッドスマイルカンパニーTHE合体ガ・オーンを予約したので記念に(?)取り上げてみました。
ばらけやすいエンジンポッドカバーとか、ステルスガオーにできないステルスガオーⅡ本体とか後発のわりに痒いところに手が届かない感があり、ガシガシ動かして遊ぶのには向いていないのですが、迫力は問答無用ですね。
THE合体のダ・ガーンが来年1月、ガ・オーンが来年5月発売なので、並べるのが楽しみです。