今日のといず・くろすおーばーは!
本編でもグリッドナイトが降ってきて風雲急を告げるSSSS.DYNAZENONの主役ロボ、グッドスマイルカンパニーTHE 合体シリーズよりDX合体竜人ダイナゼノンをご紹介!
ダイナゼノン、バトル・ゴー!!
〇玩具解説
2021年5月11日メーカー発送。本来は4月中旬発売予定だったが、新型コロナウィルスによる工場の操業遅延に伴い一ヶ月延期された。
グッドスマイルカンパニー内に新設された合体ロボ玩具部門「THE 合体」シリーズの第一弾。
ブランド確立前の商品である事実上の前弾「DX超合体超人フルパワーグリッドマン」で得られたノウハウが活用され、より玩具らしさを追求している。
まずはいきなり付属の台座から。交換用手首二組を表に、裏にはダイナセイバーエフェクトと支柱・ジョイント類を固定しておける。
なお今回はユーザーシールはなく、パッケージから出してそのまま遊べる仕様となっている。
〇機体解説(そう言えば総称不明。アシストウェポン?)
5000年の眠りから蘇った、怪獣優生思想と袂を分かった怪獣使いの青年ガウマが竜の副葬品を掲げたことで現れた巨大ロボット。
成り行きで同道していた麻中蓬、南夢芽、近くにいた山中暦を巻き込む形で実体化し、以降は四台のマシンに分割・縮小化されて彼らの手元に残った。
「アクセスモード・〇〇!」の掛け声で巨大化し、単独稼働ならびにダイナゼノン及びダイナレックスへの合体が可能となる。操縦には共通してテンキー付きジョイスティックパッドを用いている。
特に厳しいパイロット認証がなされているわけでもないのか、暦の従妹である飛鳥川ちせがダイナソルジャーを使ったり、ガウマがダイナストライカーに乗ったりという運用も可能。
〇ダイナソルジャー
蓬が手にした竜人ロボット。蓬がアルバイトのためにトレーニング不参加となることも多いのと人型ゆえに操縦がやや複雑らしいのとで、単独での活躍は少な目。
蓬は普段自室のエアコンの上に隠している。
ダイナゼノン・ダイナレックスの中核部を形成する他、三大マシンとのコンビネーション合体も可能。
スタイリング
劇中そのまま、ちょっと少年っぽい体形を完全再現。
サイズ
フィギュアーツよりは半回り小さ目。
バストアップ
首は左右に軸可動で回転。また土台で前後動することが可能。
肩は360度回転し、90度外に開くことが可能。上腕ロールあり。肘は90度曲がり、手首はボールジョイントで多少スイング。爪も開閉する。
腰は回らないが脚部の可動域も広く、膝は二重関節。
大腿にロールがある他、足爪も開閉可能。足爪と足首ボールジョイントはやや硬めだが、その分保持力は高い。
〇ダイナウイング
夢芽が担当する垂直離着陸可能なステルス戦闘機。普段は部屋に堂々と置いてあるらしい。
夢芽が意外とノリノリで動かしているためか本編内外問わず出番は多く、他メンバーのピックアップや舞浜への往復、遅刻しそうな時の脚代わりと自転車感覚で使い倒されている。
しかし操縦スタイルは床にパッドをベタ置きしてしゃがんで操作するというもの。夢芽さんそれやりづらくない?
スタイリング
単体では逆V字の形状が特徴的。砲身にはコロ走行可能な車輪を備えている。
スタンドに支柱を立て、先端のジョイントAを用意。
これにより機体下面の合体用ジョイントを使って空中展示が可能。
そして合体!
主翼を折り曲げ正面から見てV字に。
機体下面の装甲をダブルボールジョイントで前方に向ける。
尻尾をたたんだダイナソルジャーの背面ジョイントにダイナウイングをドッキング!
ダイナソルジャー脛のスラスターを180度回転。
スタンド支柱の先端にジョイントBを装着してボディを支えて。
ダイナソルジャー・ウイングコンバイン
ダイナソルジャーの背部にダイナウイングが合体した空戦形態。ウイングの加速力で敵に肉薄し、ソルジャーの力で怪獣を拘束、トドメへと繋げた。
そのほかにも二人で組んで偵察する時などにも用いられる。
スタイリング
スタンドがなくとも自立可能。
ダイナソルジャーの首可動のおかげで飛行姿勢も決めやすい。
スカイグリッドマンとの共演は果たしてあるのか。
〇ダイナストライカー
無職の33歳、山中暦が操縦するミニ四駆っぽい陸上マシン。OP内でカップ麺の重しに使われていることが話題を呼んだ。
縦横無尽に大地を走り回り、空中に光の道を作り出すことで自由度の高い動きをする。
暦が結構使いこなしているためかフロントのマニピュレータのみを変形させてダイナソルジャー(ちせ搭乗)を保護するといった芸当を見せたこともある。
スタイリング
大径タイヤはそれぞれ回転し、コロ走行が可能。
劇中で見せたマニピュレータ展開もできなくはないのだが、両手首を交換する際にやや斜めに取り付けなくてはならない。
合体行きましょう!
夢芽を助けるために練習したアレで行く!
ダイナソルジャーは図のポーズに。
ストライカーは二つに割って後方カバーを開く。
どこかで見たような合体をして。
ダイナソルジャー・ストライカーコンバイン
ダイナソルジャーの両腕にダイナストライカーが合体した形態。
マックスグリッドマンを思わせるプロポーションだがダイナソルジャーでは自重を支えるのも困難といった状態で格闘戦は想定されていない模様。
ストライカーストームα・βを撃つ固定砲台として運用される。
スタイリング
一度マニピュレータをぐわっと開くが、この姿勢がデフォルト。砲口になるホイールが特徴的。
関節がしっかりしているので、劇中とは異なり自立もさほど難しくない……が。
支柱にジョイントCを取り付ければ、ストライカーに接続して支えることができる。
一発撃ったらすっ転ぶけど、今後の活躍はあるのだろうか。
比較
合体方式はマックスグリッドマンだけど、立ち位置はバスターグリッドマンの方が近い?
〇ダイナダイバー
ガウマが乗り回す潜水艦型マシン。もう一人の主人公なのにまさかの海メカで足メカ。
上面ハッチから放つバーストミサイルは全弾命中すれば相手怪獣によっては単独撃破可能なほどの火力を有している。
装甲が抉れるような損傷を負ってもある程度の水中潜航が可能だが、自己再生はできない。
スタイリング
前方のランディングギアによって安定した展示が可能。こちらは車輪はない。
ランディングギアは収納できる。
ダイナランチャー・バーストミサイル
一旦側面のレバーをカチッと言うまで前方にスライド。
そしてスイッチを押し込むとゼンマイギミックでハッチが順番にオープン!
そしてグリップを起こすと……
ダイナソルジャー・ダイバーコンバイン
ダイナソルジャーがダイナダイバーと合体……というか搭乗した形態。ダイナソルジャーごと水中潜航、あるいは水上移動が可能な形態だと思われる。
ダイナランチャーがふさがってしまうので攻撃力は落ちている?
ここにダイナウイングを装着することでダイナダイバーを空輸することができる。
ついでに
ガイガー・ステルスドリル同時装着形態みたいなことをやってみる。
さあ合体だ!
まずはソルジャー
胸パーツを下ろして。
開いた肩のクリアランス部を後ろに向け、肘を曲げて手首も後ろにまげる。
尻尾を折りたたみ、脚部も揃えて折りたたむ。
ウイング
下面装甲を展開。ヘルメットを分離させ、クリスタル部を後ろにスライド。
ストライカーは二つに割ってカバー展開。
ダイバーは船体を伸ばして。
船体を立たせ、艦橋を左右に割る。
ウイング主翼の切り欠きにソルジャーの肩をスライドイン。
そのまま肩を回してウイングを90度回転。ソルジャーのジョイントでウイングを固定する。
ストライカーを両腕に合体!
ダイバーを下半身として接合。
肘を伸ばす。
ヘルメットを被せてフェイスオープン!
合体竜人ダイナゼノン
ダイナソルジャー・ダイナウイング・ダイナストライカー・ダイナダイバーが合体した巨大ロボットで、最初の召喚はこの形態で行われた。
重厚な見た目に反してビルを飛び越えて飛び回し蹴りを浴びせる、怪獣の攻撃をスライディングで掻い潜るといったダイナミックな格闘戦が可能。
ガウマ一人でも操縦できるが四人の心が合わさった時は更なる力を発揮し、逆に心がバラバラだと弱体化してしまう。
怪獣を抱えたまま大気圏外へと運び去る推力を持つが空中戦は未披露。
両手からの光刃ダイナセイバーや、キックしながらバーストミサイルを浴びせるバーストミサイルキック、背部から展開するなんとかビームペネトレーターガンなどで武装している。
必殺技は全砲門を一斉解放するダイナゼノン・フルバーストと、ダイナセイバーを一刀にまとめて敵を切り裂くビッグブレードストライク。
スタイリング
実に良好。また、合体強度も充分に高い。
バストアップ
ダイナソルジャー同様、左右回転と上下動が可能。さすがに範囲は狭くなっているが効果は大きい。
ダイナソルジャーの腕を収めるストライカー内のトレイを引き出すことで、腕を45度以上開くことが可能。また上腕ロールと肘可動により、必要十分な動きを実現している。
まあソルジャーの二の腕がチラ見えしちゃうんだけど。
肘は角度によっては90度以上曲げられる。
開脚幅は肩幅程度で大腿ロールもないため、脚部の可動範囲はやや狭い。足首のボールジョイントの保持力が高いので自立は容易。
膝が二重関節で後述のレックス変形との兼ね合いもあってやや特殊な付き方をしているため、片膝は自然にこなせたりする。
レックス爪を起こしてアンカーにしてみたり。
手首交換
最初はグー。親指以外の四指が一体となって可動する。
DXフルパワーグリッドマン付属のグリッドマンキャリバーはジャストフィット。
パー
力の入った開き手。
ダイナセイバー
変形用のデフォルト手首のウイングにエフェクトを被せて。
接近戦で用いる光刃!
腕の可動範囲がサイズの割に大きいのでダイナミックに決めろ!
ペネトレーターガン
砲手を務める夢芽が一向に正式名を覚えず「なんとかビーム」と呼ぶことで有名になってしまったビーム。色合いもあって武装ファイバードを思い出す。
ダイナランチャー
もちろんダイナゼノン形態でもギミックへの影響はないので開放可能。
ダイナゼノン、フルバースト!
クリアランスの都合上ペネトレーターガンが外向いちゃうんだけどその後ビームが曲がってくれれば大丈夫なのかな。
ジョイント
スタンド用のジョイントDでダイナゼノンの腰を支えると展示補助が可能となる。
比較
DXフルパワーグリッドマンと比べると二回りほど大きい。
同期と。
一時解散!
そしてもう一つの合体へ!
ソルジャーは首を後ろに向けて胸部パーツを下げる。この後頭部の角も収納。
胸と背中から顎パーツを起こし、ぐいっと内部フレームごと引き上げる。
レックス頭部を閉じ合わせて尻尾と腕をたたむ。
股関節を90度開き、大腿ロールと足首をそれぞれ回転させてレックス腕部へと変形。
ダイバーはゼノンの時と同じように変形させ、股関節を左右に拡張。
膝を互い違いに曲げ、踵のレックス爪を起こしてひとまず完成。
ストライカーのリアウイングを後ろに向け、フロントウイングでダイバー股間部のスリットを挟む。かなりガッチリ固定されてくれる。
ソルジャーも合体。
ウイングはヘルメットを外してクリスタルを引き上げ、あとはウイングコンバインと同じ要領。
ペネトレーターガンを展開してダイナソルジャーと接合。
ウイング展開! うなじにヘルメットを固定すれば……
合体強竜ダイナレックス
ダイナゼノンが分離・再合体して完成するドラゴンモード。ガウマはこれをダイナゼノンの真の姿だと解釈している。
飛行能力がある他全体的に戦闘力も上がっている様子。
必殺技は必焼大火炎レックスロアー。敵に噛みつき内部に炎を流し込むバージョンもある。
スタイリング
前後左右にボリュームアップ!
頭部アップ
口は開閉可能。
レックスファングで噛み砕け!
腕部はソルジャーの脚部なのでフレキシブルに動く。クローも開閉可能。
脚部も左右の開きがやや物足りないが、膝が二重関節で足首の保持力も高いので自立性には問題なし。
ストライカーはゼノン時の肘関節で折り曲げられるので、尻尾の表情付けもできる。
ジョイントE
支柱を使って尻尾を支えることができる。さすがに空中展示までは無理。
膝を曲げて腰を落としているので頭頂高がフルパワーグリッドマンとほぼ同等に。
こういうロボを見ると何か乗せたくなるよね。
隠しギミック?
まずはダイナソルジャーの尻尾。DXフルパワーグリッドマン付属のグリッドマンに持たせられるグリップとなっており、トリガーも造形されている。お前やっぱりドラゴニックキャノンだったのか……
しかし正式な変形モードが不明だし写真もグリッドマンを斜めにしてようやくバランスを取っている状態。
ダイバーの腰ジョイントを上げると二連凸ジョイントが出現。いやまあ上げなくても目視できるが。
これがグリッドマン背中のネジ穴にフィット!
ダイナウイングの機体中央と主翼の裏面にあるジョイントをそれぞれ起こす。
中央ジョイントをグリッドマンの胸部クリスタルに差し込み、折りたたんで主翼のジョイントを先ほどのダイバージョイントにセット。ウイングとグリッドマンでダイバーのジョイントを挟む形。
ストライカーはそのまま合体させると……
ダイナグリッドマン?
キンググリッドマンのSSSS.版のようなものが完成!?
Version.2
グリッドマンの姿勢がかなりきつかったので足を前に投げ出してパワーローダー風(特撮ロボだとシュリケンジンみたいな)に処理してみる。
余るヘルメットは背中のダイバージョイントを挟む感じで何となく固定。
余るソルジャーは肩上から突き出すグリッドマンの手に持たせてキャノンに!
劇中だとグリッドナイトが降ってきたので、ダイナゼノンに対応するグリッドナイトが発売されて合体するフラグだったりするんだろうか。
というわけでDXダイナゼノンでした!
前作フルパワーグリッドマンで感じられた扱いにくさが解消され、格段に遊びやすくなっているのが最大のポイント(あちらも後日メットパーツの固定力を改善した交換パーツが発送されました)。
まだ繊細な扱いを求められる部位や、もう少し動いてくれると嬉しい部分みたいなものはありますが、かなり「かつて子供だった大人たちに向けた”オモチャ”」としての完成度は高くなっていると思います。さらにはグリッドマンとの連動要素まで仕込まれているらしいところは嬉しいサプライズですね。
今後はダ・ガーンXが控えていて楽しみなシリーズですが、本作のフィードバックを受けたフルパワーグリッドマンVersion2なんかも欲しくなってきてしまいますね。