今日のといず・くろすおーばーは!
近年も新たな顔を見せるウルトラ兄弟No.6! S.H.Figuartsウルトラマンタロウをご紹介!
タロウ! ウルトラマンNo.6!
〇キャラクター解説
身長:53m 体重:5万5000t ジャンプ力:600m 走行速度:マッハ1 飛行速度:マッハ20 水中速度:160kt 地中速度:マッハ6 年齢:1万2千歳(現役当時)
勇敢さを認められZATに入隊したボクサー志望の青年、東光太郎が怪獣との戦いで生死の境をさまよった時、ウルトラの母とウルトラ5兄弟立ち合いの元彼と一体化したウルトラマン。ウルトラ兄弟の中では唯一ウルトラの父・ウルトラの母の実子であり、セブンは母方の従兄にあたる。「タロウ」とは光の国の言葉で「勇気を持ち正義を愛する者」の意。かつての親友にウルトラマントレギアがいる。
光太郎に「戦うべき時」が訪れた時に左腕に着けているウルトラバッジを天に掲げることで変身。身軽さを活かしたアクロバット戦法や光太郎のボクサーとしての技能を活かした動きが特徴である一方、ウルトラの父から受け継がれたウルトラ超戦士の証・ウルトラホーンを介してウルトラ5兄弟と一体化したスーパーウルトラマンと化す能力も備えている。
必殺技は腕をT字に組んで放つストリウム光線、エネルギーをみなぎらせて敵に組み付き自爆して自らはウルトラ心臓を核に再生するウルトラダイナマイト等。
「タロウ」第一話のニュアンスとしては東光太郎がウルトラの命を得てウルトラマン化した存在のように描かれ、基本的に光太郎とタロウの人格は同一のものとして描かれていたが、一方で当時のウルトラファミリー路線を代表する存在でもあり、光の国を訪れた時は実家の飼い犬が迎えに出てきたりしていた。
のちに(ややパラレル気味ではあるが)タロウ自身の少年時代を描く映画「ウルトラマン物語」も制作されている。
「ウルトラマンタロウ」最終話で光太郎が人間として生きることを決意しウルトラの母にバッジを返還して旅立ってしまったため、翌年の「ウルトラマンレオ」には登場していない。
しかし後年「ウルトラマンメビウス」にて、地球にUキラーザウルスを封印したダンディ4(初代マン、セブン、ジャック、エース)の穴を埋めるために光太郎と分離して光の国に帰還し、宇宙警備隊筆頭教官の職に就いていると設定された。
以降はウルトラ兄弟6男として様々な大事件に対処しているとされ、「ウルトラマンギンガ」冒頭のダークスパークウォーズでは参加してスパークドールズ化された戦士・怪獣の中で唯一自我を持ち、礼堂ヒカル=ウルトラマンギンガをナビゲート。続編「ウルトラマンギンガS」ではギンガの要請を受け、ウルトラ5兄弟の力を宿して(「ギンガ」世界の)地球に戻り、ストリウムブレスとなってヒカルと一体化し助力した(最終回で分離して改めて帰還)。
ウルトラマンタイガは実子にあたるが、メビウスの時点でタイガは生まれていなかったらしいことから少なくとも現在の年齢は少なくとも1万6800歳になっていると思われるが、公式では更新されていない。
「ウルトラギャラクシーファイト ニュージェネレーションヒーローズ」ではウルトラダークキラーの素性と目的についてニュージェネレーションヒーローズへの説明役を果たし、ギンガ=ヒカルに新ストリウムブレスを授けており、結果的にニュージェネレーションヒーローズの後見人のような立場に収まっていた。
CVは、放映当時は東光太郎を演じる篠田三郎氏の音声を加工したものが使われ、現在においても必殺技発声などに流用されている。
「ウルトラマン物語」では幼少時を「ドラゴンボールシリーズ」の孫悟空などを演じる野沢雅子氏、青年期を「マジンガーZ」兜甲児役やジャッキー・チェンの吹き替えでおなじみ石丸博也氏が担当。石丸氏は「メビウス」以降のタロウの声も演じており、人間味と威厳に満ちた筆頭教官としての存在感を醸している。
〇玩具解説
2019年11月30日発売、2020年7月18日再販。同ブランドの同時発売物は「レイ&D-O(STAR WARS:TへRise of Skywalker)」「カイロ・レン(同)」「シス・トルーパー(同)」。
この2週間後に息子のタイガも発売された。
スタイリング
基準となっているのは1973年当時のタロウ。当時らしさを示す艶消しの体色や、後頭部の皺なども精密に再現されている。
首の可動は必要十分。首を上に向けると背ビレの一部が引っ込むおなじみのギミック搭載。
胴体も不自由なく可動。
360度回転が求められるキャラではないし……
肩は内部ブロックから大きく引き出せるジード式(仮称)。もはや定番。
肩関節に上腕がカバーのように被さってしまっているのでそちらのロールは扱いにくいが、肘関節の上腕側でロールが利くので腕の可動も優秀。
片膝立ちも余裕。180度開脚はできないが、こちらも不自由はなく優秀。
手首オプション
ぐんぐんカットから登場直後でおなじみ開き手。右のみ付属。
平手。飛行ポーズにも最適。
構え手。光太郎のボクサー戦法も使うが、全体的にはタロウ独自の戦闘スタイルが基本になる。メビウスやタイガにも類似の構えが受け継がれた。
キングブレスレット
直径:1.6m 厚さ:55㎝ 重量:3.5t
強豪怪獣バードンに敗れ、復活したタロウに与えられた新ブレスレット。以降はこちらの装備が基本となる。バケツになったことで有名。
ジャックのウルトラブレスレットと違ってヒロイックな意匠の武器になることはなく、バリヤーや放電能力と言った特殊能力の発動か、日用品への変化が多い。
飾り部分は一回り大きくても良かった気もする。
タロウブレスレット
左手を外し手首周りのパーツを交換することで再現。こちらは初期のブレスレット。
使用回数は少なく後年も登場していないため影が薄くなってしまったアイテムだが、再現されているのはうれしい。
ブレスレットを外した後の素の左手首も再現可能。
ブレスレットランサー
専用右手首とともに付属。タロウブレスレットの唯一の変形モードで、一度しか使われていないがスチール写真の常連。
ストリウム光線
まず右手を添える専用の表情のものに交換して。
左手首をエフェクト付きのものに交換しよう。
カラータイマー
もちろん赤状態に交換可能。一度胸のプロテクターを全て外して、裏から押し出す形で取り外す。
タローウ!
というわけで改めて。
登場しざまに主題歌をバックにして空中回転からのスワローキック!
さらに胴体への連続パンチ。
「ストリウム光線!」
ストリウム光線
ウルトラシリーズのレギュラー必殺技としては初めてデフォルトで技名呼称の入った光線。体が虹色に光るチャージ描写は本編途中からなくなったが、「メビウス」劇場版以降は復活している。
バリエーションに腕をX字に組むネオストリウム光線などがある。
ウルトラダイナマイト
エネルギーを高めて敵に密着し自爆、自らはウルトラ心臓を核に再生するタロウ最大の荒技。寿命を縮めるということもあって封印していたが、メビウス客演時の対インペライザー戦で封印を解いた。
映画「ウルトラ銀河伝説」ではプラズマスパークタワーの残り火を絶やさないよう低出力で長持ちするバージョンを披露したり、ウルトラギャラクシーファイトではウルトラダークキラー戦でかつて5兄弟からエネルギー供給を受けたスーパーウルトラダイナマイトを用いたことが語られたりもした。
コスもミラクル光線
「ウルトラマン物語」にてスーパーウルトラマンとなったタロウがグランドキングを撃破した必殺光線。以降の作品では披露していないが、ギンガストリウムの究極技として受け継がれている。
さすがに大掛かりなエフェクトになるためか再現パーツはない。
平成のタロウ?
メビウスを見返すと構えの左手の位置が低くなっていたりする。
ブラザーズマントが待ち遠しい。
セブン・ゼロ親子と違って明確な親子共闘コンビネーションはまだしていないけれど、いつかはダブルストリウム光線とか決めてくれるんだろうか。
というわけでタロウでした!
LSS監修のおかげで再現度の高いウルトラアーツで、必要なポーズもあらかた取れるので満足度が高いです。強いて不満を上げるならバケツやマジックハンドが付属していたらもっと楽しかったかも、程度でしょうか。
ニュージェネになってからも絡められるキャラが増えているので、シリーズで集めている時に特に旨味の大きい一品ですね。