今日のといず・くろすおーばーは!
TVアニメのみならず劇場版にも登場!? 新幹線変形ロボシンカリオン -THE ANIMATION-より超進化BOX付属の復刻版、シンカリオン500TYPE EVAをご紹介!
残酷な天使のように 少年よ神話になれ
〇キャラクター解説
ある夏休みの暑い日。ハヤトは絶好の新幹線撮影スポットに陣取り東海道新幹線の撮影に勤しんでいた。
しかし区間的にも時期的にも走行しているはずがない500TYPE EVAを目撃し、それを追って森を抜けることで見知らぬ未来都市――第3新東京市に迷い込んでしまう。
偶然出会った洞木コダマ・ヒカリ・ノゾミの三姉妹と新幹線好きと言うことで意気投合するハヤトだったが、会話の中で違和感が生じ、送ってもらった先の駅で見た路線図からここが自分の住む世界とは別の世界という確信を得る。
自分の世界ではないと理解しながらもヒカリたちを守るため、出現した巨大怪物体キングシトエルにE5はやぶさで立ち向かうハヤトだが、強力なATフィールドに攻撃を阻まれて苦戦を強いられる。
そこへ出水から連絡が入る。京都支部からの増援が接近中、と。
現れたシンカリオンこそが、ハヤトが目撃した500TYPE EVA――葛城ミサトにオペレートされ、碇シンジを運転士とするシンカリオンTYPE EVAだった!
全長:28.5m 重量:123t
新幹線超進化研究所京都支部所属……と言うことになっているシンカリオン。
500こだまとほぼ同一の構造を持つが頭部に独自形状のヘッドギアを装着しており、E5を超えるダッシュ力など高い俊敏性を発揮する。
シンゴウスピアにE5のカイサツソードを加えたカイサツトライデントは強化・赤色化され、ATフィールドを突き破る威力を誇る。
THE ANIMATION以前、玩具とYouTube内PVで展開していた旧シンカリオン期に山陽新幹線運行40周年・新世紀エヴァンゲリオン放送開始20周年のコラボトレイン「500TYPE EVA」の運行が開始されたことで実現した「シンカリオン500TYPE EVA」がオリジン。
シンカリオンのTVアニメ化が決定したことで一部で登場を期待されていたシンカリオンだったが、17話で新幹線車両として登場し、31話にて一度限りの特別編という形で登場した。
……が2019年12月27日公開の劇場版にも登場する模様。
〇玩具解説
2019年7月1日~7月23日、小学館「てれびくんさん」にて行われたクラウドファンディング企画「復刻版シンカリオン500TYPE EVA&シンカリオン超全集BOXスペシャルセット」に付属。
同年12月初旬発送開始(壱伏は13日に受け取り)。
同梱物には「新幹線変形ロボシンカリオン超全集」「版権イラスト&設定資料完全図鑑」「超進化てれびくんシンカリオン特集号(玩具特写再録本)」「上田アズサ運転士スーツ姿特製ポスター」「ペーパークラフト超進化研究所大宮支部指令室&シノブん家」がある。
元となった旧玩具版シンカリオン500TYPE EVAはシンカリオン500こだまの一部仕様変更品であり、DXS版500こだまも旧版を微改修したものであるため、本商品の仕様も旧版と大きく変わる部分はない。
山陽新幹線500系7000番台V2編成(500TYPE EVA)
山陽新幹線にて2015年11月7日~2018年5月13日の期間に運行された車両。
上記の通り山陽新幹線40周年・エヴァンゲリオン20周年を記念したコラボ企画によるもので、高速走行する都合並びに沿線の屋外広告物条例に適合させるため具体的なキャラやマーキングのラッピングは行われず、エヴァ初号機を想起させるラインで全面塗装されている。
また内部にも展示・体験ルームや特別内装車などエヴァンゲリオンの世界観を楽しめる作りとなっており、運行期間中盤からは石田彰氏による車内放送も行われた。
1号車天面の5㎜穴にシンゴウスピア(ガンモード)をセットしてみる。
比較
DXS500こだまと。全体の塗装の他にキャノピーがクリアパーツとなっているのが相違点。
Shinca
本セットにのみ付属するShinca。シンカギアにセットした際の音声パターンは500こだま用Shincaと同一。
チェンジ! シンカリオンッ!!
設定上は元の500こだまのままの頭部の第一形態とエヴァ初号機風のヘッドギアを装着した第二形態を持つが、アニメでは直接第二形態へと変形していた。
なおこのヘッドギアは500こだまにはセットできそうでセットできない。また、新幹線モードでは余剰となる。
スタイリング
500こだまの設計の古さによるプロポーション・アクション性の難点は据え置き。
腕が短くて簡素な構造なので変形バンクに挿入された「エヴァTV版OPを思わせる両手クロスからの広げポーズ」ができないのが寂しい。
フル装備
ミサイルシールドとカイサツスピアを装備。劇中では合体前のスピアは普通にメカ色だったが、玩具ではクリアレッド成型。
比較
頭部が初号機なだけでかなり印象は変わる。
エヴァもある意味で「大人と子供が一体となって戦う」のだが……まさかね。
劇中でタッグを組んだE5はやぶさと。
シンゴウスピア メイスモード/ガンモード
組み換えによる形態変化も据え置き。
カイサツトライデント
付属のカイサツソード&ウイングをセットすることでトライデントへ。
その姿はどことなくロンギヌスの槍を想起させる……
リンク合体?
ヘッドギアはやや無理矢理装着。500TYPE EVA側にE5他のヘッドギアは装着できない。
それでは劇中未登場のクロス合体!
基本プロセスはE5×500と同一。
普段余剰パーツとなるクロスアタッチメントを使う仕様なのも同じ。
そして両肩を接続している4号車車輪ユニットに、単体変形時とは別のヘッドギアを装着!
シンカリオンE5×500TYPE EVA
旧シンカリオン版では「神にも等しい力を持つ」とか言われていた合体形態。
スタイリング
基本的にはE5×500と変わりないのだがヘッドギアのおかげで頭身が変化している。
目はE5のものを露出させる形。ヘッドギアが胴体側のジョイントで接続されているため頭部は動かせない……というかE5の首がボールジョイント可動するおかげでヘルメット内で位置がずれてしまうことも。
カイサツトライデントを装備。アクション性能も同じ。
放て! 超グランクロス!
シンカギアの音声上では超グランクロスだろうけれど、もうちょいエヴァっぽい名称もあってほしい気はする。
……ポジトロングランクロス?(※エヴァからエネルギーを絞り出して撃っているわけではない)
もちろんレギュラー規格のシンカリオンならE5以外でも合体可能!
ほーら口が開いてるから暴走状態。
……あの世界のシンジ君、アスカが乗るE6とか綾波が乗るE3とかとクロス合体しているのかな……
アクション!
がしがし動かせるといえば動かせるが、ポーズはやはり長物依存。
カイサツトライデントでATフィールドを貫き、E5のグランクロスへとつなげ!
というわけで復刻版シンカリオンTYPE EVAでした!
旧シンカリオンの方は当時購入していなかったのですがあの31話を見たらやはり欲しくなってしまい、クラウドファンディングに即飛びついた次第。
良くも悪くも500こだまと変わりないのですが、やはりキャラクター性が強すぎるなあ、と。
同梱されていた超全集や資料集も見ごたえたっぷりで、実に充実した内容になっていると思います。