今日のといず・くろすおーばーは!
温厚な科学者にしてスタースクリームの親友、トランスフォーマーシージよりSG-26ジェットファイヤーをご紹介!
今回もバトルアップだ!
〇玩具解説
キャラクターについてはこちらを参照。G1アニメでは「スカイファイアー」名義で登場した。
2019年7月27日発売。同時発売物は「SG-25ブラント」「SS-34ディセプティコンロングハウル」
「SS-35ケイエスアイボス」など。
巨体を誇るキャラクター設定を反映してかリーダークラスより一回り巨大なコマンダークラス(かつてのサイバーバース1,000円クラスとは無関係)に設定されており、現行のシージ・リーダークラス同様に全身装着によるパワーアップも可能となっている。
ビークルモード
大型SFジェットにトランスフォーム! 着陸輪は収納式でコロ走行が可能。
タカトクノバルキリーをTFに登場させるためのキャラクターとして設定されながらも非タカラ商品のため日本未発売、キャラクターデザインも大幅変更という経緯をたどったキャラクターだが、今回は変更後のG1アニメ版デザインをほぼ忠実に再現している。
武装類はひとまとめにして天面にセットできる。
比較
今回はシージの設定=セイバートロンモードでの立体化ということもあり、これまでのスカイファイアー系と異なりバルキリーっぽい意匠は施されていない。
そして天面の赤いスーパーパックっぽい部分も今回は取り外し不可となっている。
キャノピーを開いて内部のメカパーツを取り出すと、代わりにタイタンマスターを搭乗させられる。
ブースター(Turbo Thruster Booster Pack)にもタイタンマスターを二体搭乗させることが可能。
かつての友と。
主翼の下側にも5㎜穴があるため武装懸架が可能。
底面にはハンドルグリップが4基設けられており、TFなど5㎜穴の開いた手のあるロボットトイを懸架できる。
……四人がかりでスカイファイアーを投げつけようとしているように見えなくもないなこれ。
機体底面には5mm凹ジョイントも設けられており、頑丈なスタンドで空中展示できるようになっている。
トランスフォーム!
スラスターを中ほどから切り離す感覚でブースターパックをたたむ。
主翼を前進させてたたむ。フラップ部分も(一部フラップらしからぬ方向に)たためるなど、このサイズならではの変形ギミックが仕込まれている。
両脚部を伸ばし、脹脛の空いたスペースにスラスター後端を入れ込み蓋をして、爪先と踵を開く。
機首両サイドのカバーを開き、腕部を展開。折りたたまれていた肘カバーを肘関節を開く。
拳を引っ張り出し、キャリンググリップ部を代わりに入れ込んでジョイントで接続。
機首を折りたたみカバーを胸部にフィットさせると変形完了!
ロボットモードスタイリング
G1アニメから飛び出してきたようなスタイリング。相応にディテールも増えており間延び感はない。
目や額、後頭部のセンサーはクリアパーツ。
首は回転の他に見上げたり俯いたりが可能。
腕の可動は標準的かそれ以上。目測で110度ほど肘が曲がる他、手首も回転する。
特徴的なのは拳のギミック。親指以外の四指が一体となっており、拳を握らせることで掌から5mm凹ジョイントがせり出す。
指が開閉しつつ武器保持用ジョイントが別に用意されていたCW/UW系手首をさらに一歩推し進めたような感触。
腰も多少だが回転。
シージシリーズなので足首の左右スイングで接地性を高めている。膝は90度曲がり、大腿にはロール軸も備えている。
胸部にはエンブレムターンギミックを備える。無所属の無地状態は再現されておらず、オートボット(サイバトロン)かディセプティコン(デストロン)か選択する形。
一旦比較
こうしてみるとレジェンズ版が一番バルキリーしてるかな……この中では唯一キャノピーがダミーなのに。
親友と
ボイジャークラスがまるで子供のようだ。
7/30日発売のファンブックより
エネルゴンイグナイター、日本でも普通に展開してほしいんですけど。
武器
JS-25 HS Photon Missile Sky Launcher。G1アニメで持っていた二連ミサイル銃を踏襲したもの。
左右に分割して二挺銃として持たせることも可能。分離時と接合時で別個にグリップが用意されている。
SF-M2 Radiograph Booster。
両腕ジョイントに装着する二連砲。
主役裏のジョイントを起こし……
HS Photon Missile&JF-15 HP Jetboost Particle Beam Cannon
主翼に付けたのがミサイルで、バックパックの5㎜幅ピンに装着するのがビームキャノン。
ミサイルと言っても先端は3㎜軸なのでシージのエフェクト類を装着可能(後述)。
残ったプロテクターのカバーを開いて収納されていたマスクを取り出す。
スカイファイアー側の開いたカバーをプロテクター裏側に差し込んで固定すれば……
Skyshield Battle Mask&Skyshield Aerial Armor。
これにてバトルアップ完了!
アーマーのオートボットインシグニアは変更不可なので、オートボットで作られた装備だと思われる。
スタイリング
可動範囲に影響する部位には装着されないのでアクション性能は据え置き。
バトルアップ状態で比較。バルキリー味はやはり今回が一番薄い……かな?
エフェクト
エフェクトは3種類×2で計6個付属。
全て「3㎜穴の開いた5㎜凸ジョイント」になっているため、銃口やスラスターに装着することも、3㎜ペグに装着して弾着エフェクトにすることも可能。
さらに開いた形状の二種は中央に5㎜穴が設けられているため、エフェクトを重ねてさらに迫力のある噴射状態を再現できる。
使いやすいエフェクトが多いので戦闘シーンも演出しやすいのがうれしい。
いい汗かいた感。
というわけでジェットファイヤーでした!
これまでは「もともとはタカトクトイスのバルキリーの流用品だった」という事情を反映してかバルキリーの意匠を取り込んでいたスカイファイアー系ですが、今回はシージの設定も相まってセイバートロンデザインを追求したためか、結果最もG1アニメに近いファン待望のスカイファイアーとなりました。
リーダークラスを超える巨体ですが全体の出来は実に堅実で扱いやすいです。その上で掌の5㎜ジョイント展開ギミックや懸架グリップなど新たなチャレンジも感じられ、実に満足度の高い一品となっていますね。