今日のといず・くろすおーばーは!
最強のライバル、そして今や頼もしき仲間。元・キトラルザスエージェントのセイリュウが駆るDXS08ブラックシンカリオンと、その強化体DXS13ブラックシンカリオン紅をご紹介!
「何だ!? いつもと違う!」
「セイリュウくん、おかしいのでございます! ワタクシがブラックシンカリオンに……(キュポンッ)」
〇玩具解説
DXS08は2018年7月5日発売。同時発売物は「超進化マスコン ブラックシンカギア」。どちらかを購入することでドラグーンモード用Shincaを獲得できる「ブラックシンカリオンドラグーンモードShincaプレゼントキャンペーン」が開催された。
DXS13は2019年2月2日発売。特に同時発売物はないがDXS08の再販がなされている。こちらはDXS08に比べてオプション等が削減されているが対象店舗で紅武器セットBが手に入り、DXS12の物と合わせて補完が可能となっている。
車両解説・ブラックシンカリオンシンカンセンモード(漆黒の新幹線)
ハヤトがシンカリオンの存在を知る以前から各地で目撃情報がYoutube等にアップされていた謎の車両。黒い粒子(ナノマシン)を散布することで軌道付近の物体を巨大怪物体へと変貌させたり、空中にビームレールを敷設して走行する能力を持つほか、何気に在来線区間も走行できるミニ新幹線的な性格を持ち合わせている。おそらくはかつて超進化研究所が開発していたE2系プロトシンカリオンをベースとしたものと推測されるが……
今回はシンカリオンシリーズ初の架空車両であるため、後尾車の形状が先頭車と違うなど形状も特殊となっている。
なお劇中では区間を問わず秋田だろうが山形だろうが走行していたが、玩具では中間車のジョイント周辺が車高を高くしているため一部プラレールインフラと適合しなかったりする……
比較
生き物っぽい。ゴセイスネークとかあの辺。
Shinca
DXS08付属の物はクリアブラック成型。シンカギアまたはブラックシンカギアのスロット1にセットすることで変形・必殺技「デスグランクロス」発動が可能。リンク合体にも対応している。
中間車は動力車となっており、単三乾電池一本をセットすることで電動走行が可能。またシャーシには別のシンカリオンの中間車両(N700A、500、ドクターイエロー除く)の外装を装着できるが、ブラック側の外装は他の中間車両には被せられない。
チェンジ! シンカリオン!
変形ギミックはE5と同様に「先頭車のフレームを下げると運転席カバーが前方へスライド、うなじのスイッチを入れることで頭部がポップアップ、後に角を立てて変形完了」というスタイル。
ブラックシンカリオン・シンカリオンモード
全長:26.5m 重量:100t
漆黒の新幹線のシンカリオンモード。基礎スペックが高く、かつダークカイサツソードをはじめとした豊富な武装で超進化研究所を圧倒した。必殺技は胸部から放つ暗黒ビーム「デスグランクロス」。
セイリュウととtもにキトラルザスから離反した後は、中間車両が転じたドラゴンに乗っての移動も増えている。
スタイリング
黒、というか濃紺にマゼンタのラインで引き締まった印象を与える。
比較
実はE5のリデコ品で、爪先などが分かりやすい。まあシンカリオンは多くが似たようなパーツ構成なので部分的リデコとカラーチェンジだけでも印象が変わるんだけど。
ダークカイサツソード
セイリュウが最も好んで使うダークウェポン二刀流。E5およびH5のカイサツソードの特性をコピーしており、敵を改札機型フィールドに捉えて必殺の一撃を叩き込むことも可能。
ダークフミキリガン
オリジナルと異なり両前腕に装着する、E6のフミキリガンに相当する武器。通常のブラックシンカリオンでは同時に複数種の武器を使うことは基本的になく、各武器を状況に応じて切り替えるスタイルを採っている。
ダークシャリンドリル
ドリルというか槍。E7のシャリンドリルに相当する。
ダークフミキリシュリケン
E3のフミキリシュリケンに相当する投擲武器。コアがでかい。
ダークスワローウイング
800のスワローウイングを模した高機動ウイング。ダークフミキリシュリケンと同じコアを使うため、玩具上は同時使用が不可能。
ダークドラゴンナックル
N700Aのドラゴンナックルを参考にしたガントレット。多分射出可能。
ダークミサイルポッド
500のミサイルシールドをコピーしたマイクロミサイルポッド。コンパクトでギミックもないのでちょっと微妙かも。
ドラゴンヘッド
余剰パーツとなるヘッド部分も前腕などに装着できる。こっちの方がドラゴンナックルっぽくなるかも?
デスグランクロス
胸部カバーを下にスライドして砲口を露出。暗黒のビームで敵を撃て!
ドラグーンモードShinca
前述したとおりのキャンペーン配布品。劇中ではキトラルザスの重鎮にして元々は超進化研究所初代所長であるイザこと八代イサブロウからセイリュウに渡された。
明らかにパワーアップ用だが玩具ではスロット1に装填し、そこから必殺の「ドラゴンレールアタック」を発動する。クロス合体やリンク合体にも対応しており、スロット1では「デスグランクロス」、スロット2に装填した場合は「ドラゴンレールアタック」を発動する。
まずは中間車両を用意して武器を組み上げていく。
ダークスワローウイングの先端にダークフミキリシュリケンのエッジを追加。
ウイングコアを中間車両前面に装着し、ダークミサイルポッドを貼り合わせて首パーツに。
ヘッドギアも加えてドラゴンヘッドを形成。
下半身を後尾車にしてダークフミキリガンとダークカイサツソードを装着、連結!
中間車中央のカバーを開いてジョイントを開放。
そこに乗せたブラック上半身の手にダークシャリンドリルを持たせれば完成!
ブラックシンカリオン・ドラグーンモード
全高:19.5m 重量:150t
ブラックシンカリオンの高機動戦闘形態。中間車両ドラゴンと一体化することで高い飛行能力を発揮し、その特性上開けた場所での戦闘を得意とする。
必殺技はジェットコースター状のレールを形成して滑降し火球を放ちながら敵を強襲するドラゴンレールアタック。
スタイリング
ドラゴンに騎乗しているというよりはドラゴンから人間の上半身が突き出したキメラっぽいが、全パーツを搭載しているだけあってなかなかの大迫力。中間車のパワーでモーター走行が可能となっている。
とは言え橋脚とレールがないと高さが足りないのはご愛敬。
ドラゴン(正式名称不明)
中間車両後部の未使用ジョイントにダークカイサツソード・ダークフミキリガン・ダークシャリンドリルを加えることで完成するドラゴンロボット。劇中では名前を特に呼ばれない。
ブラックシンカリオンを乗せて飛行する出力を持つが、玩具では固定ジョイントの類がないので注意。
ドラゴン召喚! 今こそ合体の時!
バーサーカーモードShinca
ブラックシンカギアのスロット2にセットすることでブラックシンカリオンをバーサーカーモードに変形させる、イザから与えられたもう一枚のShinca。
玩具的にはモードチェンジカードなので2番スロット専用、かつ他シンカリオンのShincaをスロット1に入れた場合は「この組み合わせでは合体できません」といったアナウンスが流れる。
実はN700Aアドバンスドモード用Shincaと同じピン配列になっているため、N700Aとの組み合わせではアドバンスドモードの音声が流れる(逆もまた成立)。
ブラック、またはドラグーンモードShincaとの組み合わせで「ヘルグランクロス」を発動する。
バーサーカーへ合体!
ダークドラゴンナックルを開いて下駄に、脚部側面カバーにダークミサイルポッドを装着。
両腕にはダークフミキリガン。
背部コアパーツにドラグーンモードと同様のウイングとダークシャリンドリルを装着。
両肩には分割したドラゴンヘッドを。
ヘッドギアを取り付け、ダークカイサツソードを持たせれば……
ブラックシンカリオン・バーサーカーモード
全長:34m 重量:120t
ブラックシンカリオンの最強形態。各部のダークウェポンを同時に遠隔操作可能で出力も高く、N700Aをはじめとする複数のシンカリオンを圧倒し、E5×500の超進化研究所東日本司令室大宮支部の電力を注ぎ込んだ超グランクロス(2射目)を以てようやく撃退が可能というすさまじい戦闘力とスタミナを誇る。
必殺技は胸部からの強化暗黒ビーム「ヘルグランクロス」。
スタイリング
ゴールドの装備を全身にまとっており、ド派手でいかにも強そう。
バストアップ
可動範囲はウイング等が干渉しなくもないがほぼ変わらず。放て必殺ヘルグランクロス!
E5×500と
思ったよりE5×500が巨大化していないので、まあライバルロボとしては妥当なサイズ差?
ヘルグランクロスVS超グランクロス! 勝者はどっちだ!
そして……
紅に染まる!
漆黒の新幹線紅(仮称)
というわけでここから先はDXS13。紅のシンカンセンモードは今のところ劇中未登場。
比較
ラインカラーは変わっていなかったりする。
紅Shinca
E3アイアンウイング同様に玩具開発当初は予定になかったパワーアップのため、ピン配列は通常ブラックシンカリオンShincaと同じ。「紅!」とはいってくれない。
チェンジ! シンカリオン!
変形ギミックも変わらず。劇中では変形ギミックをすっ飛ばして変形完了、あるいはモードシンカリオンからの変色となっている。
ブラックシンカリオン紅
全長:26.5m 重量:100t
セイリュウがE5サポート用ロボット・シャショット(CV:うえだゆうじ)を同乗させて戦場に赴いた際、超進化速度に加速したブラックシンカリオンにシャショットが強制的に一体化して通常の三倍の加速度を獲得、そのままハヤトの助言に従ってチェンジした姿。のちにセイリュウ単独でもこの姿へとチェンジさせられるようになった。
ダークカイサツソードが赤熱強化された超ダークカイサツソードを武器とした高速剣技をメインに戦う。
スタイリング
リカラーなのでブラックと形状は変わらないのだが、やはり真っ赤に染まっていると印象が異なる。
超ダークカイサツソード
DXS13に付属する武器はこれだけ。赤く染まった改札で敵を捕らえて切り裂く!
E5+ブラック紅
パッケージ裏で紹介されているリンク合体例。ダークカイサツソードを拳の上下に持ってランサー状にしている。
ヘッドギアも紅に緑ライン。
ドラゴン召喚
E3つばさアイアンウイング購入でもらえる紅武器セットAも含めると、ブラックシンカリオンのフルパッケージと同等の姿となる。ただし動力車シャーシはブラックか超進化電動貨物から調達する必要あり。
紅武器セットAはドラゴンヘッド・超ダークカイサツソード×2・超ダークシャリンドリル・超ダークドラゴンナックル×2、紅武器セットBは記事冒頭の超ダークミサイルポッド×2、超ダークフミキリガン×2、超ダークフミキリシュリケン&スワローウイング・ヘッドギア(金)という内訳になっている。
つまりDXS13を含めると超ダークカイサツソードが一組重複する。
DXS13付属の赤ヘッドギアの他に、紅武器セットBのゴールドヘッドギア(こちらはライン塗装なし)もあるので、ドラゴンヘッドを組む際は好みで選択しよう。
ドラグーンモード
紅武器セットBのヘッドギア(金)を装着すれば余剰なし。
もちろん各種武装を装着したり、バーサーカーモードにしたりできる。とは言えハヤトたちの味方になった今「狂戦士」の名を背負うとも思えない面はなきにしもあらず。
超ダークカイサツソードは二振り束ねてみる。
バーサーカー&バーサーカー
色数自体は元のブラックの方が多い。
交換
紅+金だと正統派主人公っぽくも見える。
掟破りのダブルバーサーカー
……ちょっとグレートバーンガーンっぽいおめでたさ。
なお各ウェポンはシンカリオンの共通ジョイントに装着されているので、他のシンカリオンもバーサーカーにできたりする。
ブラックシンカリオン紅×ドクターイエロー
何色だよ!
放て、超デスグランクロス!
OPだとまだまだ激突中。
そして今は頼れる仲間に。
というわけでブラックシンカリオンでした!
DXS08は夏休み商戦用の大型アイテムとして、単独では最強クラスのプレイバリューを引っ提げて登場。敵キャラながらその魅力はもちろんプレイバリューの豊富さもあって大人気商品となったそうですが、頷ける出来となっています。豊富な5mmジョイントのおかげでオリジナルの武器バリエーションとか作れそうです。
DXS13は当初の想定になかったパワーアップということもあって、電動シャーシや各種武器を削減することで他シンカリオンと同価格帯に抑えてキャンペーン武器で補完する形になっています。ドラグーンモードの出番も本編では意外と少なかったので、紅も武器は超ダークカイサツソード一本(+デスグランクロス)に絞るのかも知れません。
場合によっては紅武器セットを手に入れられないことも考えられますが、再販された通常ブラックは今後も本編では通常形態として出続けるようですから、そっちの武器を紅に装着させて遊んでもいいと思います。