今日のといず・くろすおーばーは!
プライムトリロジー最終作「POWER OF THE PRIME(POTP)」より、悪のプライムPP-42ネメシスプライムをご紹介!
世間がシージに向かおうとしている中で今頃POTP初紹介。
〇解説
2018年12月27日発売。同シリーズの同時発売物は「PP-41レックガー」。その他にターボチェンジシリーズ「TC-14オプティマスプライム」「TC-15ディセプティコンバリケード」「TC-16バンブルビー」などがある。
パワーオブザプライムは海外では「CONBINER WARS」「TITANS RETURN」に次ぐプライムトリロジーの最終シリーズとして位置づけられており、タイタンマスター規格を引き継いだ小型ロボがアウターシェルを装着しプリテンダーや他TFの武器となるプライムマスタークラス、プライムマスターやタイタンマスターを搭乗させられる新レジェンズクラス、CW規格を引き継ぎタイタンマスターと同サイズ(非変形)のエニグマを装着できるボイジャークラス・デラックスクラスの合体戦士、そしてスパークコアをはめ込んだマトリクスを有し中型ロボから大型ロボに強化合体できるリーダークラスで構成されている。
一方で日本版の「トランスフォーマーレジェンズ」や「ユナイトウォーリアーズ」のようなシリーズの再整理やローカライズは行われず、商品仕様はほぼ海外版のまま発売されており、シール処理されている部分が比較的多い。またキャラクターに関する解説もあまりない。
PP-42は「PP-09オプティマスプライム」の一部リデコ商品となっている。
ビークルモード
トレーラートラックにトランスフォーム! 非武装形態にしつつもライフルBを付けているけれど、左右の腕を連結するパーツにもなっているのであった方がまとまりがいいかなって(なくてもビークルモードは成立する)。
武装
二連装砲を装着するためにはコンテナ外装の一部を開いて5mmジョイントを露出させる必要がある。
天面のダークセイバーの上にさらにギザを装着可能。
比較
コンセプト的には「ジンライ形態まで実装したリメイク版スーパージンライ」みたいなところがあり、サイズも同じリーダークラスなので並べると相性よさげ。
ブラックコンボイズと。赤いウィンドウに青竹色のラインと、ブラックコンボイ系カラーをきっちり引き継いでいることがわかる。
デラックスクラス版ブラックコンボイでもコンテナは牽引可能。
キャブ
後ろから見るとややまとまりが悪い。腕が角張っていたらもう少し箱感が出たのだが、まあリデコ元のコンセプトゆえに仕方ないところか。
フロントウィンドウを左右に開くとそこにダークマトリクス!
トランスフォーム!
フロントタイヤ周りを持ち上げてアーム移動させ二重ウィンドウ化。
手足を展開。
連結器周辺のパーツを持ち上げて頭~胸部にして変形完了!
ネメシスパックス
小ロボ形態。
リデコ元のPP-09が「トレーラートラックのキャブ部分がオライオンパックスに変形し、コンテナと合体することでオプティマスプライムになる」というモノだったので、体形がオライオンパックス準拠になっている。
背中側にビークルモードのウィンドウ、胸部にダミーウィンドウが来る構成がG1ジンライ(パワーマスターオプティマスプライム)を思わせる。
頭部は新造。瞳のようなモールドが入っていて凝っている造形だが、やや目が左右に離れすぎな気もする。
サイズ
この形態ではデラックスクラスよりちょっと大きめ。
アクション
肘が二重関節。腰は回らないがTFとしては標準的な可動性能を持つ。ただし肩は意外と周辺のパネル類に干渉しやすい。
足首が非可動なので接地性はあまりよくないが、大腿ロールと膝90度可動で自立は容易。
武器AB
漆黒の二挺ライフル。
連結して角度を付ければ両手持ちも可能。
ダークセイバー
PP-42で追加された赤い刀身の剣。ブラックコンボイらしくもあり、マイクロン伝説等で見られる暗黒剣を思わせる形状でもあり。
ギザ
鳥型ロボットから片刃剣にトランスフォーム! 変形コンセプトや名称はTFプライムのディセプティコン側アームズマイクロンを思わせる。
同じく本商品で追加されたもの。
コンテナ
単独で自立させるアウトリガー類がないのが寂しい。
記事序盤の写真のように基地形態をでっち上げてもいいかも。
コンテナ展開
基本的にパネルを開いて畳んでボディにしていく流れ。コンテナの外装を巻き付けるようにして脚部を構成するのはレジェンズスーパージンライっぽい。
とうっ
ネメシスパックスの腰にはアクションフィギュア用スタンドに対応した3mm穴が開いている。
手足を畳み、頭部を入れ替えて。
フォームアップ!
ダークマトリクスよ、世界を暗黒に包め!
武器を装備して……
ネメシスプライム
パッケージ裏の文章によればオプティマスと同等の実力と知性を持つが、オプティマスを星の輝きに例えるならばこちらは無明のブラックホールのような対極的なパーソナリティを持つクローン。
この辺りはスマホゲーム「トランスフォーマー アースウォーズ」の解説文とだいたい一致している。
スタイリング
後ろにはみ出したパックス脚部は飛行用ブースターの類と見てもよさそう?
両腕の二連装キャノンはPP-09にはなかった装備。
頭部
こちらも新造。やはり左右の目がやや離れていて、かつ角度もついているので斜めから見るとすごくズレて見えることもある。
腰の後ろのスイッチを押し下げると合体ロックが外れてパックスを分離させられる。
比較
リーダークラスだが全体的なボリュームはトレーラートラックから単体変形するスーパージンライの方がわずかに上。
可動範囲はやはり標準的。足首が前後左右にスイングするため接地性は非常に高い。腰は回転しない。
ダークマトリクス
胸部の二重ウィンドウを開くと取り出せる。前述したとおりスパークコアはタイタンマスターと同じ規格なので……
互換性がある
レーザーライフルは背面のパックス手に差し込んでおけば余剰しない。
「スーパージンライ! 構うことはない俺ごと奴を倒せ! 貴様もサイバトロンの司令官だろう!」
「でぇやあああああああっ!」
「俺を助けたのか……?」
「借りを返すんなら手を貸すぜ! 犠牲なんてまっぴらだ!」
「全く、サイバトロンのリーダーはどいつもこいつもお人よしらしいな。なら遠慮なく利用させてもらう!」
「ヘッドオン!」「そして俺が内部にゲットオン!」
『さあ、反撃開始だ!』
……ネメシスプライムのレビューでネメシスプライムが映ってる写真が少ないショートストーリーしちゃうのが私の悪い癖。
というわけでネメシスプライムでした!
どうせならネメシスパックスの両腕も角張ったものに変更してほしかったとか、コンテナに基地モードへの変形ギミックを入れてほしかったとか、あとシールの面積が広いので、劣化が怖いな……とか思うところはあるにはあります。
一方揃えて組み合わせて遊ぼう! というコンセプトながら単体でも十二分に遊べる上、PP-09よりお値段は上がっているものの武器も新規に三種類追加とさらなるプレイバリュー強化がなされているため、実に満足度が高いですね。