今日のといず・くろすおーばーは!
頼れるサポートビークルがドライブヘッドと合体して超巨大ロボへ! サポートビークル・トランスポーターガイアをご紹介!
ウォーカービークルフォームへ変形よ!
〇玩具解説
2017年10月21日発売。同時発売物に「シンクロ合体セット ジェットストライカー」がある。
本体の他にシンクロバッジ1つが付属。単体でカーフォームからウォーカービークルフォームへ変形する他、既存のドライブヘッドと組み合わせて運搬・整備遊びやレスキューコマンダーへの合体が可能となる。
〇本体解説
大規模化する災害や激化する犯罪に対抗するため、機動救急警察が保有するトランスポーターのうち一台を改装したもの。車体サイズそのものが拡大され、運搬できる物資量が格段に増加しており、ドライブヘッド(ウォーカービークルフォーム)を丸ごと搭載できる。
基本的には宗像亜里沙チーフが運転する。
スタイリング
第一話から見慣れたトランスポーター……かと思いきや結構あちこちデザインが変更されている。劇中でもモデルチェンジ扱い(従来車両も並行して使用)だったしね。
基本的にトランスポーターガイアもまたサポートビークルであることが側面マーキングなどでよく分かる。
真正面から比較。存在感がすさまじい。
通常のトミカやTF・EZコレクション系とほぼ同じスケールなのだが並べるとこの差である。
ハッチオープン
リアハッチにはスライドギミックがあり、スロープとして接地させられる。
ドライブヘッドを格納せよ!
ルーフオープン
丸ごと一台入る……と言いたいところだがトランスポーター側のルーフにも相応の厚みがあるためバックパック装備を外さないと搭載できなかったりする。
赤色灯の上部が共通規格ジョイントとなっているので、パトランプブースターなどはそちらに逃がせば余剰にはならない。
デラックスクラスのカーロボットなら余裕で入る。
ただし形状によっては色々干渉してしまうのでデラックスクラスの場合はスポーツカータイプ限定と見た方がいいか。
EZコレクション(サイバーバース)系ならリージョンクラスで六台、コマンダークラスで四台くらいは詰め込める。
二ヶ所の5mm凸ジョイントで内壁にセットできる整備アームが二本付属。
カーフォームを整備せよ!
開いたコンテナ内壁にはトミカを合計4台乗せられる。前線での簡易整備基地として運用できるぞ!
Wラチェットを動員。
コンテナそのものは車体から丸ごと外せる。
四ヶ所の5mmジョイントで接続されているため、車体側に各種ツールをセットしておくことも可能。
というわけでウォーカービークルフォームへ移行!
残念ながら劇中のようにコンテナからアウトリガーを展開することはできない。
まずは車体を折りたたむ。あちこちバランスは異なるものの基本はドライブヘッドと同じなのだなとこの時点ですでに分かる感じ。
腕を広げて。
腰ブロックはそのままに後部シャーシだけ下におろし、膝を前方にまげて爪先を延ばせば脚に。
運転席ルーフを上げてカメラアイを出せば完成!
トランスポーターガイア ウォーカービークルフォーム
トランスポーターガイアの車体部分が変形した活動形態。コンテナ側に移動した運転席から他サポートビークルと同じ要領で遠隔操作される。
ドライブギアを用いない操縦方式ではあるが、ローラーダッシュによる走行能力と剛腕、両腕に装着するギガブラスターで高い対応能力を発揮する。
スタイリング
ずんぶりむっくりで鳥脚という重機感マシマシな佇まいがたまらない。
腕のの可動範囲は従来のウォーカービークルと同等。ボールジョイントを採用していない分だけ剛性が増している部分も。
トランスクローは開閉可能。
脚部はあまり派手に動かさず大腿ロールで表情を付けるにとどめるのがポイント?
コンテナから転送されたギガブラスターを前腕に装着して放て!
背丈はドライブヘッドと同等だが横方向のボリュームが倍。
ブロードキャストと並べると一見小柄に見えるけれどこいつリーダークラスだし……
赤色灯パーツも腕に装着しギガブラスターをまとめて装備させることが可能。
コンテナ
改めて開いて。
5mmジョイントと整備アームを用いれば、ウォーカービークルフォームのドライブヘッドをも応急処置できる臨時基地に!
シンクロバッジ
長押しすると「トランスポーターとシンクロ合体して移動するのよ」と宗像チーフの音声が鳴る。
サポートビークル用シンクロバッジと同じ扱い。
シンクロ合体時は「シンクロ合体完了、ブレイブバックドラフト・レスキューコマンダー(DG音声)」、その後はは「ギュオォォォォォン(駆動音)」「レスキューコマンダー、発進よ(宗像)」の二種類がローテーションで流れる。
音声については全ドライブヘッド共通で、ブレイブバックドラフトだけではなくサイクロンインターセプターやホワイトクリスタルホープ、ソニックインターセプターら初期三体にも対応して個別に機体名読み上げが存在する……が、SIBマックスでは「シンクロ合体完了」のみとなる。
というわけでシンクロ合体!
劇中の初合体やオープニング、パッケージなどレスキューコマンダーへの合体相手はブレイブバックドラフトがメインとなっているフシがあるので、当記事でもそれに準拠する。
まずは腰を伸ばそう。
脹脛にドライブヘッドの脚部を装着することでカカトを形成し、転倒防止の支えに。
肩の前面にドライブヘッド腕部を装着!
バックパックを外す。
ルーフを外してフロントウィンドウ部を左右に展開。
後方からドライブヘッド胴体部を挿入!
トランスポーター内部のスプリングで出入りする爪と、ドライブヘッド本体の肩関節ラチェットの凹みがジョイントすることでしっかり固定されつつも簡単に合体解除させられるようになっている。
バックパックからヘッドギアを分離。
ドライブヘッドの頭部の後ろに、トランスポーターのルーフを前後逆に装着。
その上からバックパックを被せてドライブヘッドの腰部を隠す。
ヘッドギアを装着し、後方にスライドすることで頭部にフィット!
トランスクローを畳み、拳を展開!
そして完成!
ブレイブバックドラフト・レスキューコマンダー
トランスポーターガイアとブレイブバックドラフトがシンクロ合体した姿。
強大なパワーを発揮するものの、3分間の活動時間制限がある。
ギガブラスターには装着したドライブヘッドの銃器(この場合はウォーターマグナム)の威力を三倍にする効果がある。
スタイリング
サイズアップはもちろんのこと、プロポーションもかなりパワフルでマッシブなものとなっている。
劇中ではバックパックにギガブラスターを装着した状態で活躍。その内片方を取り外し前腕に再装着していた。
余剰
アクション性能はドライブヘッドをそのまま拡大したような形に。胸板が広すぎて拳を打ち付け合わせたりはできないし首や腰は相変わらず回らないがパーツが大振りなので実にダイナミックな遊びごたえ。
ギガブラスターは前腕装着も手持ちも可能。
赤色灯パーツを介してギガブラスターやバックパックなどいろいろ盛れる。
……分離後にチーフが乗ってるコクピットでもあるんだけど。
レスキューブースターハンマーやレスキューグッシャーも軽々と振り回すぞ!
隠し腕。
その他合体
ホワイトクリスタルホープ・レスキューコマンダー。
サイクロンインターセプター・レスキューコマンダー。
ドライブギアでは非対応扱いだけどSIBマックス・レスキューコマンダー。
基本的にこれまでにないブルーグレー系カラーなので、逆にどのドライブヘッドと合体しても違和感はない。
先述の合体ギミックはこれまでのドライブヘッドの共通機構を利用したものなので、旧ドライブヘッドはもちろん、NextStage版でも変わらず合体可能となっている。
ただしビルダー系のバイパーだと突き出すロッドアンテナが干渉してルーフ・バックパック・ヘッドギアを装着できないため注意が必要となる。
各種装備でレスキューせよ!
対比
ドライブヘッドはもちろんリーダークラスTFと並べてもこのド迫力!
デッキモードで運び去れる。
まあドライブヘッドやTFと比べるとでかいんだけど過去のトミカハイパー系やトミカヒーローだとこのくらいの超大型車両はあったりするし……
熱血系の大人二人に振り回されるタイガ君の図。
命はタカラだ!
というわけでトランスポーターガイアでした!
クリスマス商戦向けの大型商品、ということもあり、これまでのドライブヘッドを超越した巨体ながらに手堅い可動性能を備えている一品です。
単品でも楽しいのですがやはり本番は既存製品と絡ませてのフォーメーション。ウォーカービークルの共通機構を活かしたレスキューコマンダーへの合体ギミックはビルダー系以外の新旧ウォーカービークルをパワーアップさせられるため、例えばNS版だけ持っていてDH版を見送ってしまった人でも十分楽しめてしまうのがおいしいところ。
またレスキューコマンダーへの合体に用いるスペースやコンテナ周りに容積の余裕があるため、トミカのみならずいろんなおもちゃを組み込んでみたり、適当なSDフィギュアに最大級のパワフルボディを与えたりしても面白いでしょう。
あえて難点を挙げるとしたらコンテナのスペースが微妙に足りないため、ドライブヘッド本体しか搭載できないことでしょうか。本編でのコンテナはレスキューブルチェーンソーを丸ごと搭載できるくらいにでかく、変形バンクではアウトリガーを格好良く展開していたため、サイズ・ギミック的に劇中に比べると物足りなさは否めません((というかサポートビークルは車高が高いものが多く玩具ではほぼ搭載不可)。またトランスポーターをモデルチェンジしてしまったため、ドリルアームを延ばして削岩していた旧トランスポーターは結局手に入らないまま……という点も(本商品自体の欠点ではないのですが)気になるところではあります。
ただ、それらを補って余りあるだけの格好良さとプレイバリューに満ち溢れた、大型商品にふさわしいクオリティを誇っているのも確か。頑丈さの中に様々な工夫が光る、2017年を代表する傑作ロボ玩具の一つと言って過言ではないと思います。