今日のといず・くろすおーばーは!
ウインスペクターのレスキュー活動を支えるツール群、S.H.Figuarts特警フルパッケージオプションセットをご紹介!
特警ウインスペクターとは、平和を愛し、友情を信じ、人の命を守るため、犯罪にたちむかう
警視庁特別救急警察隊のことである!
〇玩具解説
2016年3月18日~7月20日受注、10月26日発送の魂Web限定品。同時発送物は「銭形警部(ルパン三世Part4)」「うちはサスケ(イタチ戦/NARUTO-ナルト-疾風伝)」「ラファエロ(Teenage Mutant Ninja Turtles)」など。
既発売のファイヤー・バイクル・ウォルターに装着できる、劇中に登場した各種オプションの詰め合わせとなっている。
ハンドワッパー
ウインスペクター隊員が所持する特殊メカ手錠。切れたエレベーターのワイヤーを繋ぎとめるだけの保持力と強度を持つ。
手錠の隠語である「輪っぱ」を言い換えた「ワッパー」という単語は各種警察系ヒーローの手錠型武器で用いられているが、その中でもおそらく最初期の物……?
本セットには小さめのハンドワッパーとそれを保持する手首が左右一組の他、大きめのワッパーが付属する。
大きいサイズは怪人系、小さいサイズは手首に装飾の少ない人間系キャラにかけることができる……が、二つの輪がほぼ密着しているデザインなのでかけられる側の可動範囲に依存する。
特警手帳
ファイヤーこと香川竜馬が所持するウインスペクター隊長の身分証明証。情報収集や分析、ウインスコードの遠隔操作などが可能で、各種機能を切り替えるカードをストックしている。
開閉二種と保持用手首左右一組が付属。これと言ってギミックはないが、あるだけで締まる。
メンテナンスチェア
バイクル・ウォルターは普段メンテナンスルームのメンテナンスチェアにて整備されている。
チェアが割と軽量なのと脚のスイングが無段階可動であることもあって、若干バランスはとりづらかったりする。
ハンドワッパーと同様に成形色が出ている部分が大きくともするとチープな印象にもなるが、他フィギュアとの長時間の接触が前提となるため納得の処置でもある。
スピンクロ―
ウインスペクターの共通装備。ドリルモードでは毎分2万回転し、超硬合金の扉に3~5秒間で直径40cmの穴をあけることが可能。
ドリルを開いたマニピュレーターモードは大型メカの解体・組み立てに使用しコンピュータの操作もできる……のだがブライアンとの戦いで破壊されてしまった。
フィギュアーツ版では先端部の交換で開閉を選択できる。ファイヤー・バイクル・ウォルターに共通して付属する棒持ち手で保持させられる。グリップとホルダー部は着脱可能となっていて装着を容易にしている。
またサブグリップも展開可能。
クラッパー
同じくウインスペクター共通装備。レスキューカートリッジを射出して現場へ送るための装備で最大射程は10km。弾種は消火弾・ニトロ弾・中和弾・ヒート弾・バリウム弾・石灰弾・救命応急パック弾などがある。アンカーユニットを装着すれば5tトラックをも吊り上げる強力ワイヤーを射出可能で、劇中では移動手段として用いる場面もあった。
アンカーユニットを装着した姿で造形されている。こちらもグリップと腕ホルダーを着脱することでスムーズな装着を実現。各人のデイトリックM-2保持用の手首を使おう。
プロップとは異なり後部にはウォルターの腕フィンを通すスリットが設けられている。
残念ながらワイヤーアンカーは付属しない。
誰にどちらを持たせてもよし。
マルチパック装着準備
ファイヤーは背中のカバーを外す。
バイクルは一度バイスピアを外してから背面カバーを本商品付属のものに交換し、バイスピアを再装着。
ウォルターはディスライダー装着の要領で背面のフィンパーツのみを外すか……
ディスライダーを装着したうえで、ディスライダーのカバーを本商品付属の穴が開いたものに交換。
マルチパック側
いったん斜めに差し込んで内側に引き上げる感じでアームを装着。
そして前方のバーを追加して。
ウインスペクターに装着、バーを下ろす。
アームはノーマルが二組、バイクル用が一組(バイスピアとの干渉を避けるようやや長め)、ウォルター(ディスライダー装着時)用(ディスライダーと干渉しないようにΩ型)が一組付属しており、三基のマルチパックすべてに対応する。
またバーはファイヤー・ウォルター用が二個、バイクル用(胸部のタイヤがあるため長め)一個が付属し、やはりどのアームにも装着可能。
これにより、どのウインスペクター隊員にもすべてのパックを装着させられるようになっている。
マルチパック・エアーバージョン(装着モデル:ファイヤー)
要救助者への酸素供給メカ。パック側面のマスクを引き出し、要救助者に使用させる。ボンベ内の酸素は低温保存させているため、凍結液としての応用も可能。
3人で用いた場合は2時間の酸素供給が可能。マスクが六つあるのに設定が三人用になっているのは放映当時の着化指令シリーズのエアーバージョンが三人用だったため(超全集には試作モデルという名義で玩具用画稿が掲載されている)。
マスクの着脱はできないのでこの中では少々プレイバリューは低いか。
マルチパック・ファイヤーバージョン(装着モデル:ウォルター)
泡状の消火剤と炭酸ガスを使い分ける消火活動用パック。タンクは化学消防車一台分の容量を持ち、連続使用時間は30分となっている。
ウォルターは飛行能力を活かして空中からの消火作業を行うことも多かった。
ホースは軟質素材性で、放水銃を水平から真上にまで向けることが可能。
よいせよいせ
ファイヤーバージョンの放水銃にカートリッジを装着して、と。
マルチパック・コーキングバージョン(装着モデル:バイクル)
セメント弾や特殊粘着弾、化学接着剤を噴射するカートリッジを装着したマルチパック。
災害現場で破損した建材の応急処置を行ったり、文字通り犯人の足止めに用いられたりする。
ファイヤーバージョン×2(あるいはファイヤーバージョン×1、コーキングバージョン×1)、エアーバージョン×1を、三人いずれにも装着できる本商品の目玉とも言え、装着がやや面倒だがプレイバリューは恐ろしく高い。
ギガストリーマー
ファイヤー専用ツール。
アメリカで開発された超合金ジルコナイト21が兵器市場に出回ることで従来のツールでは対応しきれないハイテク犯罪が起きることを懸念し、警視庁電子工学研究所の朝日奈博士を中心に開発された。
スピナーモード
ドリルとして用いる形態。先端のクローはダイヤモンドの3倍の硬度を誇るジルコナイト32を採用しており、毎分55,000回転することで硬い壁でも穴を開けてしまう。また、開閉することで作業用マニピュレータとしても使用可能。
フィギュアーツ版ではスピンクローとは異なりクロー部分の開閉ギミックを搭載。
マックスキャリバー、ジョイント!
先端部をマキシムユニットに交換。また、後部リアクターユニットは開状態へ差し替えることで再現。
右手に装備したマックスキャリバーを装着!
ギガストリーマー・マキシムモード
ギガストリーマーにマックスキャリバーをセットしたマシンガン形態。
一発で50cm四方の鉄塊を蒸発させるプラズマ光波弾を毎秒60発発射し、複合装甲で守られたM1エイブラムス戦車も5秒で粉砕する威力を持つ。一方でその反動は最大20Gにも達するためクラステクター非装着状態での使用は多大な危険が伴う。
前年「機動刑事ジバン」のオートデリンガーの流れを汲み、以降メタルヒーローシリーズの定番となった大型火器であり、初期アイテムとの組み合わせで必殺砲になるスタイルの元祖ともいえる。
左腕は劇中でもホルダーから外してグリップを握っていたので、そちらを参考にすると構えやすい。
ただし位置関係によってはマックスキャリバーの刀身が反ってしまうため角度調整は慎重に行うべし。
特警ウインスペクターとは!
アンカーを射出して障害を飛び越え要救助者のもとへ!
ツールを駆使して人々を救え!
様々な装備バリエーションであらゆる災害に対処せよ!
重火器アイテムはその後GX-05を経て平成ライダーに形を変えて受け継がれている要素でもある。
というわけで特警フルパッケージオプションセットでした!
待望のギガストリーマーと特警手帳に加え、大ボリュームのマルチパックや劇中でも活用されていたツール類、メンテナンスチェアが付属。しかもマルチパックの装備に関してもアームを複数種用意することで全隊員に対応させるなど、実に行き届いた内容になっています。
ここまでやってくれたんですから、ウインスコードやウインチェイサーも出してくれるものと信じたいところですが……ウインスコードどちらかの形態だけでもいいんで出してほしいんですが……