今日のといず・くろすおーばーは!
トミカハイパーシリーズNEXT STAGEの一番手、ハイパーレスキューより「ウォーカービークル・ホワイトホープ」と「サポートビークル・レスキューヘリコプター」をご紹介!
司令室よりホワイトホープへ出動命令!
ハイパーブルーポリスより出動要請があったため、ホワイトホープは直ちに現場に急行してください!
○玩具解説
2016年7月2日、同時発売。一部店舗ではトミカハイパーシリーズを税込み2,500円以上購入したユーザーに先着で限定特別カラーのクリアインジェクトガンをプレゼントしている(ホワイトホープが本体価格4,000円なので多少割引されている店舗でもこれ一つ買えば入手可能……なのだが壱伏は出遅れてしまったため最寄り店舗で入手できず)。
トミカハイパーシリーズはタカラトミーが2006年から展開している玩具オリジナルシリーズで、トミカやミニフィギュア・プラキッズと大型車両との連動ギミックを売りとしているのだが、今回の「NEXT STAGE」はプラキッズとの連動や電飾系ギミックを廃し、本体もコンパクト化しつつ本格的な人型ロボットへの変形を実現するなど、やや高めの年齢を狙っているものと思われる。
ホープバイパー
V字赤色灯が特徴の消防指揮車(?)でホワイトホープの中核をなすコクピットブロック兼頭部ユニット。スペックに関しては特に設定されていない。
映像中では今のところ単独での走行シーンは描かれていない。
「ハイパー」ではなく「バイパー(VIPER=毒蛇)」なので注意……ってレスキュー車両がそれでいいのか。
近似スケール車両と
押しも押されもしないトミカスケール。しかし頭部ユニットとしての変形合体機能を重視しているおり、サスペンションやドアの開閉などのギミックはなく、車体もオールプラ製となっている。そのためトミカの重量ありきの連動ギミックとは相性はあまりよくない。
ホワイトホープ
パッケージ裏の表記によればこの状態も「ホワイトホープ」らしい。転がし走行が可能。
ホープバイパーと合体だ!
プラットホーム後方のへこみにバイパーの後部バンパーをひっかけ、丸で囲ったジョイントで接合。
ホワイトホープ・カーフォーム合体完了!
ホワイトホープの移動形態。
西暦2030年の未来都市となったトミカタウンでは人口増加・建物の密集化が進み大型ビークルでは支障が出始めたため、よりコンパクトなウォーカービークルが開発され、人々の生活に溶け込んでいた。
ホワイトホープもそうした一台で従来のハイパーレスキュー大型車両に比べると高い機動性を誇るのだが、車体のコンパクト化と変形機能により救急車としての能力は失われているらしく、怪我人の収容などは従来のグレートアンビュランスに任せている様子。
比較
TF基準で見れば大体ボイジャークラス相当。
トミカハイパーシリーズは未所持なのでトミカヒーローの大型ビークルと比較。比較的コンパクトにまとまっている。
ホワイトホープ、ウォーカービークルモードに変形します!
変形開始。インジェクトガンとインジェクトガンステイを取り外す。
腰のフレームを下方に回り込ませ、股関節と膝関節をまっすぐに伸ばし足首を展開。
腕部を展開し拳を出す。
ホワイトホープの天板を起こして頭部露出。
背中のジョイントにインジェクトガンステイを再装着して……
変形完了! ホワイトホープ!!(劇中では実写TFのように動きの流れで変形してたけど)
ホワイトホープ・ウォーカービークル
全高:11.562m 全長:4.949m 全幅:8.371m 全備重量:19.350t
トミカタウンの平和を守るウォーカービークル。コンパクト化された車体の機動性と人型ならではの柔軟な動きでいち早く現場に到達し、グレートアンビュランスが到着するまでの初期対応に尽力する。
暴走ウォーカービークルを鎮圧するインジェクトガンが武器。
比較
ボイジャークラス相当なので、デラックスクラス・ウォーリアクラスのTFに比べると1.5倍くらいのサイズがある。
頭部は残念ながら回転しない。ある程度パーツを分解して干渉する部分をひたすら削り取れば回転可能だが、かなりの大改造を要するため初心者にはおすすめできない。
腕部
肩は前後360度回転が可能な他、横方向に水平に上げられ、肘も90度弱曲げられる。
上腕にロールがあり、また変形用に腕を内側に曲げる関節もあるため表情付けは容易。
変形関節を使えば、肩を正面に向けている時に限り腕を後方にスイングすることもできる。
腰は回転しないが、股関節は前後左右に可動。開脚は67.5度ほど可能となっており、クリックが強めにかかっている。
大腿にロール軸あり。膝は90度曲げられる。
足首は変形関節で爪先を挙上できる。足首そのものがボールジョイント接続されているのだがスイング幅がさほどないので接地性は低い。自立安定性自体は高いんだけどね。
インジェクトガン
暴走ウォーカービークルに薬液を注入して鎮圧する専用手持ち武器。
玩具としては特にギミックはないが、持ち手が5mm軸なので他TFに持たせることも可能。
インジェクトガンステイを使えば両手持ちもできるぞ!
もちろんホワイトホープにも5mm軸の武器を持たせられるぞ!
ホープバイパーとの接続軸があるため、胸部に他の乗用車を合体させるのは残念ながらほぼ不可能となっている。
続いてレスキューヘリコプター登場!
ウォーカービークルとの比較はこんな感じ。
サポートビークル・レスキューヘリコプター
全高:4.001m 全長:9.830m 全幅:5.308m 全備重量:14.400t
サポートビークルとはウォーカービークルをサポートするために開発されたマシン。ウォーカービークルと合体して性能をアップさせることが可能。
レスキューヘリコプターは腕部を展開することで荷物やウォーカービークルを空輸出来る。
単独のギミックとしては腕部の展開とメインローターの回転くらい。底面に車輪がないので転がし走行はできなかったりする。
早速シンクロ合体
ホワイトホープのピンチを救い、救助活動を支援せよ!
まずはホワイトホープ側の準備。赤色灯を押し下げてロックを外し、腕部を外す。
脚部は特にロックスイッチなどはないのでそのまま真っ直ぐ引き抜こう。
レスキューヘリコプターから四肢のパーツを取り外す。こちらも腕部は赤色灯ロックを押し下げて外す必要がある。
そして腕部脚部をホワイトホープにコネクト!
拳も展開だ!
シンクロ合体ホワイトホープ! スラスターエンペラー!!
ホワイトホープ スラスターエンペラー
手足のスラスターで浮遊し、約3倍のスピードで高速移動が可能となるホワイトホープの高機動形態。
余剰
余ったパーツを組み上げると、これはこれでまとまりのある陸上ビークルが出来たりする。
シザーブレード
レスキューヘリコプターのメインローターを手に持ち、ハサミのように使用する。分割しての二刀流も可能。超硬刃は金属でも簡単に切断する。
手裏剣かと思ったらそんな設定でもなかった。しかし頭部がだんだん鉢金に見えてきて……
二刀流で障害物を切り開け!
スラスターエンペラー状態でカーフォームに変形することもできるが、遊びようがない……ホバー走行するのかな。
四肢の寸法は揃えてあるので、片手片足を入れ替えても成立する。無事なパーツを寄せ集め、大災害に立ち向かえ!
受け継がれるレスキュー魂
やっぱりでかいな先輩方は……
というわけでホワイトホープ&レスキューヘリコプターでした!
近年だとむしろ珍しくなった感のある正統派変形合体ロボットの登場ということもあって事前の期待値が高かったホワイトホープですが、実際に手に取ってみると堅実な作りになっており、良質な玩具としての面も見せてくれるのがうれしいところです。
これまで高年齢層からは「いかにもな低年齢層向け玩具らしさ」で敬遠されてきた面もある従来のシリーズに対しても「ストーリーで語られるグレートアンビュランスとの連携」で関心を高める手法がとられているようで(グレートアンビュランスは限定インジェクトガンの対象商品でもあります)、本商品をきっかけとしてさらなるトミカハイパー沼に誘う役割を担っているといっても過言ではないでしょう。
ハイパーブルーポリスやハイパービルダー所属のNEXT STAGE機も続々登場予定なので、今後も期待が膨らみますね。
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トミカハイパーシリーズ ホワイトホープ/レスキューヘリコプター
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