今日のといず・くろすおーばーは!
TFレジェンズで登場、サイバトロンとデストロンの手を結ばせた勇者LG18アルマダスタースクリームスーパーモードをご紹介!
色々、あったな……
○キャラクター解説
元々は「超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説」に登場したデストロン航空参謀。若きリーダー候補とも言える青年士官で、当初はニヒルなナルシストといった風情だったが、徐々にメガトロンに認められようとする潔い武人としての一面を露わにしていく。
メガトロンと軍師スラストによりアストロブラスターを手に入れるための捨て石とされたスタースクリームは、復讐のためにサイバトロンに身を寄せ、元来マイクロンを仲間として扱う優しさがあったことからアレクサら地球の子供たちに受け入れられ、サイバトロンにも不思議と溶け込んでいく。しかし自らの中の復讐の念が薄らぐことを恐れ、スラストに示唆されサイバトロンを裏切る形でデストロンに復帰してしまう。
そしてメガトロンの宇宙征服の野望のため帰還したセイバートロン星にて、マイクロンをめぐる戦いの裏で暗躍する星帝ユニクロンの脅威を知ったスタースクリームは、すべてのトランスフォーマーを一つにまとめるため、メガトロンに命がけの戦いを挑む――
地球に現れた当初はセイバートロンモードだったが、ほどなくしてマイクロンシップにインプットされていた兵器群のデータから戦闘機をチョイスした。パートナーマイクロンは自力で発見し、己のイメージを投影して「地上最速」としたグリッド。武器は主翼から展開するウイングブレードと、グリッドをエボリューションすることで展開するナル光線キャノン。
三種の神器の一つ・スターセイバーを振るうこともあり、グリッドやスターセイバーを構成するマイクロンであるマッハ・シャトラー・ジェッターとは信頼関係を築いている。
セイバートロン星に帰還する途中でスカージの襲撃を受けて瀕死の重傷を負うが、メガトロン・アイアンハイド・ラチェット・ホットロッドと共にマイクロンの力を受けて強化されたスーパーモードとなった。
続編「スーパーリンク」ではナイトスクリームに転生した、とされるが少なくとも日本版では詳細はぼかされている。
CVは後にアニメイテッド版スタースクリームも演じることとなる山野井仁氏。
○玩具解説
2016年1月30日発売。現状では日本限定品のデラックスクラス。
同時発売物には「TAV36 フラクチャー」「MP27 アイアンハイド」がある。
元々は海外展開「TRANSFORMERS GENERATIONS」で発売された「ARMADA STARSCREAM」で、日本展開での「トランスフォーマージェネレーションズ」でも「TG-33アルマダスタースクリーム」として発売されていた。これらは赤・白・黒を基調とした「マイクロン伝説」初期のカラーリングとなっていたが、今回のレジェンズ版は終盤のリカラーバージョン「スーパーモード」を再現している。また、アルマダスタスク型はGENERATIONSではジアクサスにリデコされてもいる。
残念ながらパートナーマイクロンであるグリッドは付属しない。
ビークルモード
シャープな戦闘機にトランスフォーム! 上部のブースターが目を引くが、ここは後述する目玉ギミックの搭載部位でもある。
サイドビュー。三基のランディングギアで接地する。コロ走行は不可。
腕の処理以外は「マイクロン伝説」当時品と近い構成になっている。
裏面
三ヶ所のランディングギアは収容可能。
特にジョイントを固定する穴などはないが魂Stageのアームをいい具合に差し込める隙間があるため空中展示も比較的容易。
グリッドがいれば「空でも地上でも最速だー!」出来たのに。
ブースターユニットは後部に伸びたクリアパーツを押し込むと、まず内部カバー(?)が一段階前方にせり出し……
さらに押し出すことでミサイルを発射!
押し出し式ミサイルとしては破格の射出距離を誇る。しかも安全上の問題で長くならざるを得ないミサイルをクリアパーツの「鞘」に納め、発射の際も鞘を押し込むことで近年のTF用ミサイルとしてはかなり収納時の見栄えが良くなっている。
比較
左は海外GENERATIONS版。日本ジェネレーションズ版に比べると白面積が足りないのだが、キャノピーの透過率はそちらの方が上だったりする。
レジェンズ版はベタ塗りで中が見えないし……ちゃんとコンソールとシートが造形されているのにもったいない。
ENERGON STARSCREAMと
いわゆるナイトスクリームRの海外版。武装を除いた全長全幅は似たようなものだが、やはり近年のコストカットの影響でレジェンズスタスクはちょっと軽い……
トランスフォーム!
両腕を下ろし、後部を展開。
水平尾翼を収容し、カカトを開く。
機体を折り曲げ、機首を畳み主翼を90度回転させて変形完了!
スタイリング
ヒロイックなデザインが格好いい。
なおこのカラーリングはサンダークラッカーがモチーフらしく、英語版ARMADAではそれを意識したセリフもある……んだそうな。
商品としても「Thundercracker」名義で販売されていたそうだけど、劇中でも名前変わってたんだろうか……?
バストアップ
後頭部、というか頭部の後ろ半分が無色クリアパーツで光を取り入れまくるので、照明さえあれば直接光を当てなくとも目が強く光っていたりする。
なお、国内版スタースクリームは首の組み間違いがあるので、本レビューでは精密ドライバーで一度頭部を分解してジョイントを挿し直している。
簡単な工作ではあるが、やるときは自己責任でお願いしたい。
肩は上へのスイング関節の先に前後回転軸、上腕ロールと続いており、やや癖のある構造。STDアルマダコンボイと同じ感覚で動かそう。
両腕を万歳したあと左右に広げる動きが出来ない。
股関節がボールジョイント。大腿ロール軸が存在し、変形ギミックの都合で膝を深く曲げ足首を前後スイングさせられる。
足首の左右スイングがないので片足立ちには向かないが安定性は低くない。
主翼の基部はボールジョイントで後方へ逃がすこともできる。
ブースターオン
ブースターを跳ね上げて肩に乗せることで「マイクロン伝説」当時の姿に近づけることが可能。
放て、ナル光線キャノン!
主翼裏側のクリアパーツを外して展開、手に持たせれば……
ウイングブレード
アルマダスタースクリームの主力武器。マイクロン伝説当時は左翼を丸ごと外して伸ばして一本の剣にしていたが、GENERATIONSアルマダスタスク型では二刀流となっている。
装備しても主翼が残りスタイルを崩さない、という点で改良されているが、片翼スタスクもあれはあれで味があったな……なんて思い出補正がかかっていると物足りないかも?
無色クリアの刃が美しい。
比較あれこれ
まずは海外GENERATION版と。ARMADA名義だが付属コミックだとIDWコミック版スタースクリームがアップデートされた姿として描かれていたりしてややこしい。
当時の同僚たちと
こう……コストカットの厳しさを最も感じる並びに。
ナイトスクリームと並べるとそこまで迫力負けはしていないかな?
そしてコンボイ。うちにはアルマダメガトロン様いなくて。
まさか今になってスラストがユナイトウォリアーズで復活するとか思ってもいなかったよ。とりあえず斬っとけ的な。
付属コミックだとアルマダスタースクリームの魂は、レジェンズ世界の人々の精神エネルギーで実体化し、記憶を失ってアルマダメガトロンのためにバイトをしていたりしたが、レジェンズ世界の創造主ザモジンのたくらみに気付いて覚醒(そして青化)した。
ザモジンにナル光線キャノンを撃ち込んで消滅しようとしていた魂を救ったのは、アルファートリン様が召喚したアレクサ。彼女に導かれ、スタースクリームの魂とアルマダメガトロンは元の世界へと帰還していった……
スタースクリームの魂がアレクサと巡り会えたのは当時からのファンとしては感涙ものなんだけど、それじゃナイトスクリームの元になったの誰なんだという話に(笑)
まあ元の世界に帰ったとしてアルマダメガトロン様はユニクロンの内部に埋まって10年後にガルバトロン様になるわけで、レジェンズはあくまで番外編として「こんなのもいいよね」的に楽しむが吉。
メガトロン様がマイクロンの玩具を独占しようとしてる漫画ですし(笑)
ともあれ、スタースクリームとナイトスクリームを別人と割り切るならば、対決させても絵になるかな、と。
マイ伝当時品はボイジャークラス相当だからナイトスクリームと体格差があったが、ジェネレーションズ・レジェンズ版ならイーブンな感じになるし。
エボリューション!
両腕とブースター上部にはマイクロンジョイントが備わっており、連動ギミックはないが装着可能!
……ああ、グリッドが欲しい。
右手にはスターセイバー、左手にコスモテクター(エクスディメンションズver)。うちにある三種の神器はこの二つだけだったりするが、寒色系で統一感が出ていてお気に入り。
我が魂なるスパークよ! 全ての力を解き放て!!
サイバトロンを裏切った時はまだ赤かったか……
というわけでスタースクリームSでした!
日本ジェネレーションズ版を買い逃していたので、このたびのレジェンズ版は個人的には願ったり叶ったり。
アルマダスタスクの最も印象的なシーンはやはりスーパーモードの「アレ」なので、赤い方を持っている人も敬遠せずに手に取ってほしいものです。付属漫画はレジェンズ版だけの旨味ですしね!
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LG18 アルマダスタースクリームスーパーモード
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