今日のといず・くろすおーばーは!
仮面ライダーBLACK RXのもう一台の愛機、光の車S.H.Figuartsライドロンをご紹介!
「ライドロン、来てくれたのかっ!」
車体解説
最高出力:2,000馬力 最高速度:1,500km/h
怪魔獣人ガイナギスガンによって連れ込まれた怪魔界にて、皇帝の政策に反対し帝国から追放されたワールド博士から設計図を受け取った南光太郎が作り上げた重装騎マシン。当初は起動に成功しなかったが、かつてBLACK時代に光太郎を助けてくれたクジラ怪人が遺した「聖なる海の洞窟」にて命のエキスを得て自らの意志と生命を持つマシンとして誕生した。
四輪車故の馬力と走行速度の他、地上・地中・海底はおろかRXの呼びかけに応じ次元の壁を突破して怪魔界に突入したり、過去の世界に引きずり込まれてBLACKに逆行したRXを救うため現在の世界のRXを乗せて過去の世界に突入したりと破格の踏破性能を誇る。
フロント部には大アゴのグランチャーを装備。敵に真正面から体当たりするライディングアローを必殺技に持つ。
本編終了後の出番は長らくなかったが、オリジナルキャストの倉田てつを氏が南光太郎を演じた「仮面ライダー大戦GP 仮面ライダー3号」ではCGモデルでライダーグランプリに飛び入りし、魔進チェイサーを撃退している。
○玩具解説
2015年11月21日発売。同時発売物は「仮面ライダーBLACK RX(リニューアル版)」。
トライドロンに続くライダー用4輪ビークルだが、パッケージはウィンドウなしで商品写真を加工したものを使用しており、何となく魂ウェブ限定品っぽい見た目になっている。
RXを搭乗可能な他、三つの特徴的なギミックを搭載している。
スタイリング
丸みを帯びたつややかな光沢ボディがまさにライドロン。アンテナは別パーツとなっており、袋に入れてブリスターに貼りつけてあるので組み立てが必要となる。硬質パーツだが根元がボールジョイントで若干の遊びがあり、またブリスターはアンテナ装着状態でも収納できるようスペースが設けられている。
ドアオープン
ガルウイングドアを大胆に展開。開ける時はアンテナを中央に寄せて逃がす。閉じる時はドアを閉め、ヒンジの隙間をスライドで埋めた後、シート後ろの天面のジョイントで固定する。
この固定が意外と固い。
内装
80年代特撮のコンピューターだなぁ、と思わせる幾何学ピコピコ模様がいとおしい。
ひみつギミックその一、ステアリングと前輪が連動して動く!
運転席に手を突っ込んでステアリングを動かしても楽に動かせるのが嬉しい。またステアリングはどうもダイキャスト製の模様で耐久性に関しても気配りがなされていることが分かる。
ただしシフトレバーやサイドブレーキは非可動。
ひみつギミックその二
後輪を転がすと後部スペクトラムスクリューが連動回転! ってこれ写真だと分かりにくい……
前進させると右二つが時計回り、左二つが反時計回りに回転し、後退させるとそれぞれ逆回転する。
ひみつギミックその三
中央に並ぶパイルエッジの一番前の裏に仕込まれたスイッチを押すと……
スプリングギミックでグランチャーが展開! 「ガチャッ」というより「カタカタンッ」って感じで飛び出す。戻す時は手動で押し込もう。
RXと
……ライドロンってこんなにデカかったっけ……
搭乗
トライドロン程ではないがこちらも無造作に放り込めばよし、というモノではなく乗せるにはそれなりの調整が必要となる。リニューアルRXはアンテナが硬質素材なので注意するに越したことはない。
やや浅めに座らせ、背中をしっかり背もたれにつけ、ハンドルを握らせる場合は肩関節の引き出し機構も駆使して腕を前にぐっと伸ばすよう心がけるべし。
そうすればちゃんと、キャノピーを閉じてもアンテナがぶつかることはなくなる……はず。
ハンドルを握った状態で前輪を動かすと、ハンドルに引きずられてRXがかたかた左右に動くぞ!
ついでに
助手席にキュアブラックさん(MH)を放り込んでみる。演じる本名陽子氏は子役時代に「BLACK」「RX」に出演していたのだった。
スモークガラスなので中にあるものが明るい色なら割とよく見える。
……いや写真だと色々反射しちゃってるけれど。
比較
アクロバッターはフィギュアーツ版も装着変身EXの使い回しなので(写真は装着変身EX版)……やっぱりこう、フィギュアーツに合わせた新規製作版をですね。
四輪車の後輩トライドロンと。全長はトライドロン、全高はライドロンの方が上。おかげで余計にライドロンが膨らんで見えるのかも知れない。
「3号」でのチェイスは損な役回りでしたね。
というわけでライドロンでした!
トライドロンが限定でライドロンが一般というのもなかなか剛毅な話ですが、ディスプレイモデル的な性格が強いトライドロンに比べるとライドロンは三種のひみつギミックのおかげでより玩具っぽさを強調しており、ある意味でより広い層に向けたアピールを試みているようにも感じられます。
何はともあれ、掌サイズのミニカーではなくフィギュアーツでライドロンが出た(=近似スケールのビークルやフィギュアとも絡ませ放題)という事実だけでもうお腹いっぱい感無量です。
お値段は少々お高いですが、RX好き、ライドロン好きならそれだけの価値はあるといっていいでしょう。
というわけでSHFファイヤーに対応するウインスコードも是非ともお願いしますよバンダイさん……!
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S.H.Figuarts ライドロン
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