今日のといず・くろすおーばーは!
密林から来た凄い奴、S.H.Figuarts仮面ライダーアマゾン&ジャングラーセットをご紹介!
まさひこ「ライダー! ……仮面ライダーみたいだ!」
○玩具解説
2014年8月7日~10月13日受注、2015年1月23日発送開始の魂ウェブ限定品。同時発送物に「ジャングラー(単品版)」「ブルービート(重甲ビーファイター)」などがある。
ジャングラーそのものは単品版と同一仕様。セットに同梱されるアマゾンライダーは2011年9月17日発売のものとほぼ同じだが、大切断エフェクトの彩色が異なっている。
○キャラクター解説
幼い頃、アマゾン上空で起きた飛行機事故において遭難しただ一人生き残った日本人の赤子がいた。その名は山本大介。彼は大自然を友として野生児として育った。
しかし大介=アマゾンが23歳の頃、文明社会とは距離を置いて存在していた古代インカ帝国の超科学を継承する一族の一人、ゴルゴスが十面鬼を名乗り反旗を翻す。一族の長老バゴーは秘宝ギギの腕輪を守るためにアマゾンをマダラオオトカゲの能力を持つ改造人間に仕立て上げ、知己である高坂教授のもとへ向かうよう暗示をかけた。
しかしギギの腕輪を狙う十面鬼の組織ゲドンの魔手は既に日本に及んでおり、アマゾンはゲドンを追う高坂教授と合流するも、クモ獣人の襲撃を受けた。
教授の連絡を受けた甥の岡村まさひこ少年と出会い、クモ獣人を退けるべく戦う中で変身を遂げたアマゾンは、まさひこに「アマゾンライダー」と命名される。しかし高坂教授を守ることが出来なかったアマゾンは、不慣れな文明社会に投げ出され言葉や常識を教えてくれるまさひこの他に頼れる者なき孤独な戦いを強いられることとなる。
そんなアマゾンの周囲にも、レーサーとして現役復帰していた立花藤兵衛やゲドンから追放されたモグラ獣人、まさひこの姉・りつ子といった理解者が増えていくが、やがてゲドンに台頭する新たな敵・ガランダー帝国が現れて……
身長:175cm 体重:62kg ジャンプ力:垂直80m・幅跳び50m
古代インカ一族の長老バゴーの手でマダラオオトカゲ(架空の爬虫類)の能力と秘宝ギギの腕輪を移植された改造人間。現代文明とは隔絶されたアマゾンの奥地で生まれ育ったため、敏捷性に飛んだ野生の戦いを得意とするが、後半では比較的洗練された振る舞いも見せるようになった。また、文明に不慣れなだけで知力は高く、バイクの運転をすぐにマスターしたり縄文字(キープ)の解読、薬剤の調合などもこなす。
ギギの腕輪に秘められたパワーが生命維持と各種戦力の源であり、これが外れることはアマゾンにとって死を意味する。一方でベルト・コンドラーはアマゾンの能力に直接関与しない単なる生活七つ道具だったりもする。
必殺技はアームカッター・フットカッターを用いて敵を切り裂く大切断。ゴルゴスからゼロ大帝の手に移り、最終的にアマゾンがガガの腕輪を入手した際には強化版のスーパー大切断が発動可能となった。
そのライダーマンとは別ベクトルの異端児っぷりと「子供の味方」的スタンスから近年でも注目度は高く、「仮面ライダーディケイド」関連では別設定のアマゾンライダー(変身者が異なったり、ギギの腕輪が外れていても平気だったり……)が登場。
また「MOVIE大戦MEGAMAX」では伝説の7人ライダーの一人として再生スミロドン・ドーパントを撃破した他、フォーゼの超バトルDVDでも共闘を見せている。
スタイリング
単品版は仮面ライダー新1号に続く「平山P系昭和ライダー」二体目の商品なので、アマゾン本体の設計もそちらに準じる。
腕の内転が苦手なところもそのまま継承。
全身のまだら模様はスジ彫り+塗装で表現されており、再現度は高い。
頭部
クラッシャーは開閉可能。ただし銀色の「歯」は造形されず。
マフラー
垂れとなびきの2バージョンを差し替えで再現。
首とマフラー基部が別パーツなのは1号2号(各バリエーション及びショッカーライダー)アマゾンくらいで、以降の昭和ライダーは首に直接マフラーパーツをねじ込むスタイルなのは、リング状の基部が逃げてしまう事が多いからなのだろうか。
胸
後のV3同様に胸のラングがダブルボールジョイントでスイング回転。ラング同士がぶつかっちゃうので効果があるかと言われると微妙かも。
前屈
股関節に頼らなくてもここまで前屈できてしまうのがアーツアマゾン最大の特徴かもしれない。
背びれは斜めのカットで3分割され、真ん中のものがボールジョイント接続されることで胴の捻りに少しでも追従するように工夫されている。
下半身
股関節は引き出し式、足首はボールジョイント。全身のまだら模様再現のため、昭和系には珍しく膝関節にカバーが被せられていたりする。
ギギの腕輪
白成型色にガンメタ塗装、コンドルの目はメタリックレッド。
「ギギの腕輪+ガガの腕輪合体形態」とは交換で再現。ガガの腕輪単独のものは付属しない。
コンドラー
中央のグリップを外せばノコギリ・ロープ・針などになり、目の部分は火打石になるアマゾンの生活ツール。変身前から常に腰に巻いており使用頻度も高かった。
中央パーツ分離状態はバックルの交換で再現。
コンドラー(のこぎり)
振り切らない。
持ち手首が左右とも付属し、後述するジャングラー搭乗にも用いられる。
コンドラーロープ
ロープ部分は軟質素材製。獣人の目をぶっ刺したニードルは付属せず。
大切断手首
親指を握り込んだ開き手が右のみ付属。これをクリアエフェクトで挟んで……
大切断!
エフェクトの形状は単品版と変わらないが、色彩がクリアホワイトからクリアレッド系に変更されている。獣人の血しぶきともエネルギーの赤熱とも取れて結構好み。
……でも大切断ってアームカッターで切る技だからここにエフェクト付けるの違うんじゃ?
ジャングラー
全長:2,450mm 全高:1,700mm 重量:400kg 出力:800馬力 速度:300km/h
バゴーの設計図を高坂教授が日本に持ち帰り、立花藤兵衛が製作したアマゾン専用オートバイ。市販車への偽装能力はなく、変身前のアマゾンもこれに(前半は上半身裸で、かつ常時ノーヘルで)搭乗する。
大都市圏のライフラインをも維持できるエネルギーを有する古代インカの秘宝「太陽の石」が動力源。フロントカウル内には銛ランチャーが内蔵されており、「仮面ライダーSPIRITS」ではガガの腕輪を保管・射出する機能を見せた。
「仮面ライダーフォーゼ 超バトルDVD 友情のロケットドリルステイツ」では過去作品の映像流用で登場している。
というわけでジャングラー。後輪サスペンション、ステアリング可動、スタンド可倒と一通りのギミックは備えている。
後輪スタンドがちょっと外れやすいかも。
フロントカウルの上顎が二重関節で開閉。二連装の銛は着脱可能。矢尻に爪を引っ掛けて引き出す感じでするっと抜けるが、触れなければズレ落ちたりしない。
魂Stageへの接続はアダプターを用いる方式。羽のボリュームに目が行くが結構軽量。
ライドオン
相性はもちろん抜群。
しかし上顎の関節が緩いというかすぐパカパカ開閉してしまうのがちょっと悩みどころ。
変身前から鋭い聴覚で被害者の悲鳴を聴きとったりするアマゾン。
乗り手もバイクも口が開閉するっていうのも面白いコンビだ。
停車。
意外と運転しやすかったって証言もあるらしいけれど、このバイクでオフロードを走破したり坂道駆け登ったりするのを見るのはハラハラする……
ケケーン
コンドラーロープでターザンアクションだ!
大!
切!
断!
アマゾン、野生の料理教室。
Xライダーと
MEGAMAXで組んでいたコンビ。ストロンガー客演でもヨロイ騎士相手に立ちまわったりもしていた。
若干余り物同士くっ付けられた感がなくもないが、片やメカニック片やナマモノ系と対称的な並びになるので好きな組み合わせだったりする。
というわけでアマゾンライダーでした!
アマゾン自体が2011年のもので上腕の動かしづらさ等やや設計の古さを感じる部分もありますが、このサイズの可動フィギュアとしては決定版と言ってもいい出来だと思います。
ジャングラーも同様で、ここまでやってもらえればそれ以上何も言う事はない、という満足度。強いて難点を挙げれば限定品なので買い逃すと後で苦労する、というくらいでしょうか。
これで12月のカブトローが来れば7人ライダーをバイク付きで並べられるわけですが(車種チョイスに多少の疑問はあれど)、そこだけで止まらずスカイターボ・Vジェット・ブルーバージョン・ヘルダイバーも出してほしいものです。
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S.H.Figuarts 仮面ライダーアマゾン&ジャングラーセット
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