今日のといず・くろすおーばーは!
ガンダムシリーズ新作「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」より主役ガンダム、「HG IBO1/144ガンダムバルバトス」と拡張キット第一弾「MSオプションセット1&CGSモビルワーカー」をご紹介!
「"バルバトス"……さっきの奴、こいつの名前だって」
○玩具解説
「HG IBO1/144ガンダムバルバトス」
2015年10月3日発売。第一形態と第四形態のコンパチ仕様となっており、完成後も楽に組み替えが可能となっている。初回特典としてガンダムトライエイジ用カードが付属。
本作の世界観においてガンダムの定義は「共通構造のガンダムフレームを搭載していること」とされており、キットにおいてもフレーム部分のランナーは「ガンダムフレーム1」「ガンダムフレーム2」とタグに刻印されている。
「HG IBA MSオプションセット1&CGSモビルワーカー」は同年10月10日発売。同時発売物に「HG IBO1/144 グレイズ(一般機/指揮官機)」がある。バルバトスの他、同時発売のグレイズ、10月17日発売の「HG IBO1/144 シュヴァルベ・グレイズ」用のオプション武器セットとなっており、オマケとして同スケールのCGSモビルワーカーが一機付属する。
○機体解説
型式番号:ASW-G-08
全高:18.0m 本体重量:28.5t 動力源:エイハブ・リアクター×2
300年前の「厄祭戦」にて運用されていた、72機のみ存在する「ガンダムフレーム」搭載機のひとつで、汎用タイプ。バルバトスはソロモン72柱における序列8位の悪魔に由来する。
戦後、どういう経緯をたどってか火星の砂漠に放置されていたものをCGS(クリュセ・ガード・セキュリティ)社長マルバ・アーケイが確保し、社屋のジェネレータとして秘匿していた。エイハブ・リアクターは稼働状態にあり将来的には転売を見込んでいたが実戦での使用は想定されておらず、装甲や武装は劣化しておりコクピットシステムは丸ごと取り外された状態だったが、ギャラルホルンの襲撃に伴いCGS参番組の手で再起動を果たす。
その際は同じく旧世代のマン・マシーンインターフェイス「阿頼耶識システム」を有するCGSモビルワーカーのコクピットを移植されているがフィードバックはモビルワーカーの比ではなく、初戦においてパイロットの三日月・オーガスは鼻血を流しながらの戦闘を余儀なくされた。
再起動の際は不完全な第一形態であり、今後物語の進行に伴って敵の武装を奪ったりファクトリーで改装されたりして、少なくとも第四形態までは変化していく模様。
第一形態スタイリング
まずは第一形態から。基本的な可動性能などは第四形態とほぼ共通なので詳しくはそちらで解説。
左腕は上腕部から下を(手首以外)丸ごと取り換える設計になっている。
先述の通りフレームは「ガンダムフレーム1」「ガンダムフレーム2」の2ランナーに纏められているが、そのうち「2」は第四形態の両手足、「1」は頭部・胸部~腰部・バックパックアーム・武装といったバルバトス独自のものが収められている。
第一形態の左腕は「1」ランナー内に上腕フレームとガントレットがあり、前腕にフレームが内装されていない構造となっているため、もしかすると劇中においても「バルバトス本来の左腕ではない」という扱いなのかも知れない。
初期武装はメイス。CGSモビルワーカーでは扱えない代物なので、恐らく社長が本体と一緒に回収したものと思われる。
長大な見た目ではあるがキットでは軽量なので無茶なポーズでも自立可能。
広い可動範囲で両手持ちも楽々。股間フレームに3mm凹ジョイントが設けられているため、各種スタンドでの展示も可能。
まだグレイズ組み立ててないんだ……
今後火星の大地を旅立つとしてCGS参番組ってMS運べるキャリアー持っているんだろうか……
第四形態
バルバトス本来の姿を再現した形態、だそうな。
左の上腕~前腕を丸ごと引っこ抜いて(手首は流用)両肩アーマーを装着して完成。ポスターなどでよく見かける、バルバトスの最もポピュラーな形態とも言える。
アクション
初代ガンダムやフリーダムガンダム(1/144HG・2015年リニューアル版)と同じく、肩はボールジョイント接続で、かつ基部ポリキャップが上向きにスイングするため、腕の可動範囲は極めて広い。
腰はボールジョイント接続。胸部・腹部の境目で前方にスイングも可能。
股関節は軸可動の組み合わせで大腿にもロール軸あり。
爪先が前後スイングし膝も180度近く曲がるが、脛が長く腿が短いデザインなので片膝は苦手。
足首にもロール軸があるため、180度以上開脚しても接地可能。
太刀
第四形態での主武装となるらしいレアアロイ製の剣というか、鈍器っぽい武器。
バックパック
左右それぞれの穴にマウントラッチを装着すれば、メイスと太刀を装備可能。
バックパックは取り外して間にアームパーツを接続することで、装備展開状態を再現できる。
アームは長短一本ずつ付属し、バックパック本体側・カバー側それぞれ二ヶ所ずつあるボールジョイントで接続されるため、ある程度フレキシブルに動かせる上にリーチも調整できる。
TK-53 CGSモビルワーカー
全高:3.5m 本体重量:2.2t 武装:30mmマシンガン×2、ミサイルランチャー×2
CGSの主力兵器。ただし旧式。参番組仕様のものは「学のない」少年兵でも扱えるよう阿頼耶識システムを採用している。
……というわけでここからはオプションセット。モビルワーカーは四パーツ構成となっている。砲塔とクローラーは別パーツだが回転はほとんど出来ない。
グレイズ用シールド
表・裏・ジョイント・グリップの四パーツ構成。グリップ基部のジョイントはグレイズ用なので、バルバトスではグリップ保持のみで固定は出来ない。
ショートライフル
マガジンの着脱とフォアグリップの可動ギミックを有するMS用小型銃砲。マガジンはグレイズ付属のものと互換性がある。
ランスユニット
ショートライフルと合体させることでシュヴァルベ・グレイズ用ランスユニットとなる。
シュヴァルベ・グレイズ前腕用のジョイントがあるが、バルバトスと一般のグレイズでは固定出来ない。
ランスのグリップを持たせ、両手持ちで突撃!
バルバトス用滑空砲
多分「滑"腔"砲」の誤字だと思うけれど、砲弾が滑空していく可能性も否定しきれないバルバトス用大型火器。
砲身を一度引っこ抜いて差し直して携行モードに出来る。
バルバトスのバックパックに装着して……
バックパックアームを展開し、砲身を本体に差し込んで腰だめに保持。
バルバトスに平手がないので左手を持て余し気味。シールドでも持たせておこう。
バトル!
初陣だとグレイズ相手に圧倒していたけど、色々もぎ取られながらボロボロになって闘うのが似合う気がする。
というわけでバルバトスでした!
今更ですが塗装・加工しまくっているので真っ当なレビューは他のサイトさんを見てもらうということで(笑)
HGなのにほぼフルフレーム構造(足首のポリキャップは脛装甲を使って固定する必要があるので、装甲なしで立たせられなくはないですがアクションは無理)で非常によく動くため、弄っていて実に楽しいキットとなっています。
武器が太刀とメイスというアナログ全開の無骨さも個人的には好感触。ただ太刀のグリップが角柱型で手の中で回転させられないので、両手持ちをさせるとポーズが制限されてしまう点と、平手が付属しないことが不満点ですね。今後補完されることを願っています。
オプションセットはグレイズ、シュヴァルベ・グレイズ用の装備があるためバルバトス一体しか持っていないと微妙に持て余すんですが、安価な上にモビルワーカーまで付属してくれるのがありがたいところ。複数買いすると遊びの幅が広がりそうです。
バルバトスは今後敵の武器を奪って強化していったりするそうでキットの方も組み替え遊びを推奨しており、模型的にも見逃せない展開になりそうです。
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HG IBO ガンダムバルバトス/MSオプションセット1&CGSモビルワーカー
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