今日のといず・くろすおーばーは!
「トランスフォーマーレジェンズ」で登場、サイバトロンNo.2の代名詞、LG14ウルトラマグナスをご紹介!
アルファートリン様も付いてくる!?
○玩具解説
2015年9月19日発売。リーダークラス。
海外では「TRANSFORMERS CONBINER WARS」シリーズのひとつとして2015年5月頃に発売されたもので、IDW版コミックのデザインと設定で立体化されている。
日本での販売に当たって、ウルトラマグナス本体を「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」放映当時のトイに合わせたカラーリングに変更し(これは昨年発売されたMP-22ウルトラマグナスとの差別化の意味合いもある模様)、付属する小型TFであるミニマス・アンバスは長老アルファートリンへとリカラーされた。
同時に設定も説明書裏のコミック及びタカラトミー公式HP内のコミックでは日本独自の展開を採用している。
○長老アルファートリン
初代アニメ「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」に登場した、セイバートロン星にてウーマンサイバトロンを支援する老ロボット。
深い知識と落ち着いた人格、高い科学力を持ち、瀕死の重傷を負った青年オライオン・パックスをコンボイ司令官へと改造した張本人でもある。
第一世代のセイバートロニアンで変形能力を持たないため厳密にはトランスフォーマーではない。かつてはクインテッサ星人に生み出された民間用ロボットA3だったが、レジスタンスを結成してクインテッサ星人をセイバートロン星から追放した。
後にメガトロンがスタントロン部隊を生み出すべくベクターシグマの鍵を利用した際に、それに対抗する戦力エアーボット部隊を生み出すべく鍵の代わりとなってベクターシグマと一体化したため、個体としては消失したがその魂はベクターシグマの中で生き続けることとなる。
レジェンズ版のコミックにおいてはその魂はG2バトルコンボイが所持する再構成マトリクス内に宿っており、ウルトラマグナスを復活させる鍵として活躍、以降は人間大のアバターボディを得てアクサロン商事の清掃のおじさんとして潜伏(?)しているらしい……
主なCVはホイルジャックやビーチコンバーなどを演じる阪脩氏。
ビークルモード
アルファートリン様のマスプロダクト製品自体が少ないのに、さらにフューチャーカーへとトランスフォーム!
まあこれはIDW版コミックキャラであるミニマス・アンバスを力技でリカラーしたためなんだけど。
サイズ的な要員もあり、転がし走行などは出来ない。
比較
トミカと比べてもこの通り。極小変形と同じかそれ以下?
トランスフォーム!
ボンネットを展開して両脚に、車体側面を広げて両腕に、というどことなく勇者シリーズでよく見た変形!
その中で背中のガワ(と肩部分)をクランク関節でスライドさせる行程が入っているのが侮れない。
ロボットモード
背中のサイバトロンマークが眩しいアルファートリン様。カカトがないので少々後ろに倒れやすい。
頭部周り
元々のミニマス・アンバスがお髭面だったこともあり、リカラーだけでちゃんとアルファートリン様に見える。
アクション
膝が変形用関節で一軸可動、肩と股関節がボールジョイント接続。首や腰、肘などは動かないが標準的なEZコレクションくらいのアクションが可能。
拳の穴は口径が小さすぎて、後述する操縦桿専用となっている。
サイズ比較
そのサイズはEZコレクションの半分程度、マイクロンよりさらに小さいのだ!
キャラクター解説・ウルトラマグナス
「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スクランブルシティ発動編」「トランスフォーマー ザ・ムービー」「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」「トランスフォーマー ザ・リバース」に登場したシティーコマンダー。
ザ・ムービー劇中で戦死したコンボイからマトリクスを託されるだけの信頼を得ているが、マトリクスはロディマスを選んでいたため開くことは出来なかった。「2010」では新総司令官ロディマスコンボイの友人兼補佐役としてサイバトロンのNo.2を務める(そのためシティーコマンダーの役割は実質的にブロードキャストが担っていた感もある)。
実直な性格で誰からも信頼が厚く、高い戦闘力も相まって2010当時のデストロンNo.2であるサイクロナスからも高く評価されていた。
日本オリジナルの「ザ☆ヘッドマスターズ」では忍者参謀シックスショットとの一騎打ちに敗れて戦死し、その亡骸は地球に眠ることとなる……が、このたびレジェンズ版コミックにて「G2バトルコンボイの決断により、アルファートリンを宿した再構成マトリクスの力で復活した」という新設定を引っ提げての登場となった。
主なCVは速水奨氏(ザ・ムービー、2010)。スクランブルシティ発動編は後にアニメイテッドウルトラマグナスを演じる銀河万丈氏、ザ☆ヘッドマスターズでは大塚芳忠氏、ザ・リバースでは相沢正輝氏が演じた。
ビークルモード
大型カーキャリアにトランスフォーム! IDW版デザインに合わせてリファインされてはいるが、G1ウルトラマグナスのイメージを受け継いでいる。
転がし走行の他、キャブ部分を90度左右に振ることが可能。武装となるミサイルとブラスターガン二種は5mmジョイントで接続されており、仰角を付けられる。
また、後輪タイヤハウスにも5mmジョイントがあるため、そちらにも装着可能。
比較
キャブ部分はデラックスクラスのコンボイと比べると半回り大きいかな、といったところ。
しかしよく見ると、小さな梯子とハッチが……付属するアルファートリン(ミニマス・アンバス)が普通乗用車程度のサイズだと想定してのディテールなのか、このウルトラマグナスは実際はかなりの巨大車両ということになっているらしい?
あまりツライチにはならないが、タラップを降ろしてビークルの乗降準備。
旧レジェンズクラスやサイバーバース・リージョンクラス、あるいは新レジェンズクラスやスカウトクラス、サイバーバース・コマンダークラス、アクティベイターなどを上下段ともに二台ずつ搭載可能。
デラックスクラスの乗り込みはまず無理かな……
デラックスクラスでも上段に乗せられるが、ワーパスは後ろの無限軌道がはみ出してしまう。
比較
同じくリーダークラスで、かつ「オプティマスのリデコ・リカラーではない」アニメイテッド版ウルトラマグナスと。
トランスフォーム!
まずは武装を取り外して。
ロックを外して、上面を左右に展開。
そして左右それぞれを前方へスライド。
前後して、キャブも後ろに押し込んで固定する。
サイドパネルを展開。
下段のパネルの固定を外して起こして……
後輪周りを90度回転させ、底面から足首を引っ張りだす。
展開していたサイドパネルを畳んで脹脛に蓋をする。
股関節と腰の可動軸を用いて体を縮めて。
キャブ前半分を180度回転。
キャブを前方に倒し、両腕のカバーを動かして拳を露出。
そしてキャブ前方を観音開きにして。
頭部を引き出して準備完了。
「とうっ」
「フォームアップ!」
両脚を所定の位置にはめ込み、操縦桿を握らせる。
アルファートリン様ちょっと中腰。
ハッチを閉じて、胸の装甲板も閉じて。
頭部をアルファートリン様に被せ、両肩にミサイルを着けて変形完了!
ロボットモード
既にMP版が存在するとは言え、我々の待ち望んだウルトラマグナスがここにいると言っても過言ではないスタイリング。
太腿が赤いのはG1トイを意識したカラーリングのため。合金や電飾ギミックがないので見た目の割に結構軽い。
内部
設定では「再構成マトリクスに宿るアルファートリンの魂が、かつてマトリクスを一度胸に収めたことで保存されていたウルトラマグナスを"アルファートリンの守護者"として復活させた」……といった流れになっている。
そしてウルトラマグナスが完全に復活を果たした今、アルファートリンを胸に収めていなくとも命に別条はなく、そのスペースは弱き人々を守るシェルターとして機能するのだ……というわけで、以降はアルファートリン様を収めない状態で撮影。
頭部はメットオンギミックの都合上、首の後ろから伸びるシャフトで接続される形になっている。左右に目測30度ほど振ることが可能。
肩はミサイル接続部が開閉することで左右に広がるが、ミサイルを外してしまった方がさすがに可動範囲は広くなる。
上腕にロール軸、肘は90度可動。手首は回転しないが四指が纏めて開閉する。
変形ギミックを利用してズームパンチだ!
大腿部にロール軸があり、膝が90度曲がる。足首は前後に多少スイングが可能。股関節も前後左右にそれぞれ90度動かせる。
足首に左右スイング関節がないので角度限定ではあるが、本体が軽量なのでマグナスハイキックも可能だ。
ブラスターガンAB
手持ち武器。保持用ジョイントはなく開閉する指の渋みのみで保持するので、あまり遊んでいるとパーツが摩耗して持てなくなってしまうかも……
それぞれ5mm凸ジョイントがあるため、ミサイルともども脚部二対、肩一対の5mmジョイントに装着できる。
さらに前後に繋ぐとロングライフルへ!
「袖」には切り欠きがあり、ブラスターガンの銃身を持たせられる。
さらにここにミサイルを装着することで……
マグナスハンマー
アニメイテッド、プライムと近年マグナスのお約束武器となりつつあるハンマーが完成!
なお、袖の切り欠きに通す銃身のモールドは二ヶ所にあるため、5mmジョイントのある銃口を上に向けて持たせると……
5mm径グリップの武器を間接的に持たせることが可能となる。
比較
ウルトラマグナスがNo.2ってコンボイ時代のNo.2たちの立場は……ってプロールとアイアンハイドはユニクロン戦争で戦死したしマイスターは原語版だと工作員だった。
ロディマスのひよっこ野郎はどこだー!
うちのロディマスはSL版かEZ版しかないから体格差が激しい。
マグナス&マグナス
こうして見るとアニメイテッドマグナスは頭部以外はマグナスっぽい意匠があるわけじゃないのか。
重厚なる武人、並び立つ!
トランスプレイ
「私自身がスクランブルシティとなる!」
見立て基地モードにチャレンジしてみたけれど難しい。
比較3
夢のダブルフォームアップ!
ポジション的にはシュリケンジンの方が近いんだけどね。
そしてハッチクローズ。青いカラーリングがいい具合にコントラストになっているなと思ったりして。
二大速水奨ががっちり握手!
というわけでウルトラマグナスでした!
IDW版では「既に死亡したウルトラマグナスをそうと悟られないようアウターアーマー化し、素質あるTFが着込んで影武者をしている(ミニマス・アンバスは何代目かのウルトラマグナス)」という設定ですが、それを日本版では「ウルトラマグナスとアルファートリンの復活」という全く別のベクトルでファンサービスしてくれているのが実に面白いです。
(というか、変形するアルファートリン様のマスプロダクトモデルって激レアなのでは……)
近年ウルトラマグナスと言えば「白コンボイ」や「頭部リデコの青オプティマス」が多かったので(アニメイテッドやプライムEZコレクションでは新造されていますが)、MPに続いて新規造形かつ一体変形のG1リメイクウルトラマグナスというだけでも手に取ってみる価値はあると思います。
しばらくこの価格帯でこれ以上のウルトラマグナスは出てこないのでは……と思えるほどの傑作トイと言っても過言ではないですね。
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LG14 ウルトラマグナス
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