今日のといず・くろすおーばーは!
仮面ライダードライブの宿敵、S.H.Figuartsハートロイミュードをご紹介!
「お前たちは!?」
「個を消して全てをひとつにするだと? そんなつまらん世界はお断りだ。俺たちロイミュードは個人主義者の集まりでね」
○キャラクター解説
身長:222cm 体重:123kg
スパイダー型ロイミュード002が進化した姿で、ロイミュードを束ねる指導者。ロイミュード全体を「トモダチ」と認識し大切にしているが、各個体の自由意思を重んじる放任主義者でもあり、組織としての引き締めはブレンや魔進チェイサー、メディックに任せている節もある。
ロイミュードのコアプログラムを粉砕してしまうドライブに対しては「怒り」を覚えているもののロイミュードの自由と仮面ライダーの使命がぶつかり合った結果として受け入れているのか「恨み」の感情を向けることはなく、むしろ捨て身の攻撃に出た泊進ノ介に興味を抱き、その戦いに喜びを見出すことになる。人類の守護者たる仮面ライダーに対しては正々堂々と倒すことを目標としており、闇討ちの類は無粋として好まない。
その人間態はかつて蛮野天十郎博士が自らへの投資を断った青年実業家の姿を擬態させたもので、蛮野博士の実験名目の憂さ晴らしに虐げられていた過去を持つ。その経験が「人間を超える者となる」という目的意識を抱かせ、後の蜂起へと繋がることとなった。
「ハート」の名の通り強力な心臓部の力を持ち、怒りにより自らの耐久限界を超えた出力を発揮するデッドゾーンに入ったり、戦った敵の能力をその都度超えていく特質を有する。またメディックの調整により超重加速を引き起こすことも可能となった。
終盤、進ノ介との戦いで「喜び」の感情を極めることで超進化体となる。
○玩具解説
2015年3月24日~5月31日受注、8月26日発送開始の魂ウェブ限定品。同時発送物は「インペリアルドラモン(パラディンモード)(デジモンアドベンチャー)」。また同じ8月発送である「仮面ライダードライブ タイプテクニック」等とのおまとめ注文も可能となっていた。
スタイリング
怪人系フィギュアーツの造形に関してはいつもながらの安定感。
ただハート人間態の蕨野友也氏が身長185cmあるおかげで他キャラよりも大柄な印象が強く、ライダー系フィギュアーツと並べるとやや物足りないかも?
頭部~胸部
グロテスクなまでに精密な造形をしっかりと再現。ただし角根元の黒い部分は非クリアパーツで、デッドゾーンの際の口を開いたフェイスは付属しない。
「着ぐるみだと首の部分にアクターが頭を入れます」的な構成を思わせる頭部可動。首と肩の関節が固い個体が多いようなので、シリコンスプレーは必須かも知れない。
肩
肩アーマーはボールジョイント接続。左右への広がりは狭いが前後にパーツを逃がすことが出来る。
腕可動
肩付け根のボールジョイントを上げ下げして位置を調整することで見た目以上には動くのだが、やはりゴツめの体型故に制限は大きい方。
上腕ロールもちょっと固めかな。
肘は目測で100度程度。手首は毎度の可動ボールジョイント式。
腰
コート状の下半身パーツは薄手の軟質素材となっており可動を妨げない。腰も360度回るぞ!
何故か腰後ろのパーツが外れる。ここに尻尾とか付ける予定でもあったのだろうか。3mm軸を差し込んでも安定しないのでアクションの補助にはならない。
足首は多軸関節。スイング幅は狭め。
股関節は引き出し式となっているため、上記のコートの特性と合わせて下半身の自由度は上半身に比べるとかなり高かったりする。
手首
拳・平手・開き手の他に謎の持ち手がそれぞれ左右とも付属。
持ち手は親指が繋がっている構造なので意外と持たせられる物が少ないのが難点。
手持ちのフィギュアで探してみた結果、ストラーダがまず持ち手にジャストフィット。
親指の繋がった棒持ち手にグリップを通して柄尻をセットする方式なので、リリカルなのはシリーズのデバイス類は丸軸であれば結構適合するということに……
対峙
旧スタインベルト邸での激突。因縁はここから始まった。
ミッドナイトシャドーの分身攻撃を各個撃破!
タイプテクニックが心臓部に手を突っ込む。デッドヒートレースの始まりだ!(直後魔進チェイサーが止めに入る)
デッドゾーンに対抗するための力、デッドヒート。ぶつかり合いふっ飛ばされるハートだが、その口元には手応えを得た喜びの笑みがあった。
ハート繋がりで
でもハートさん、愛を忘れたわけではないという。
「愛や優しさを知らず、否定する"悪"」ではなく「愛を知り同胞への優しさを持つ"敵"」なのがハートロイミュードの特徴であり、厄介な部分かも知れない。
種族を超えて機械生命体同士はトモダチになれるのだろうか?
というわけでハートロイミュードでした!
超進化体はともかくとして、デッドゾーン用のフェイスは欲しかったな、というのが唯一の不満点でしょうか。
怪人系フィギュアーツ特有の細かな造形に、むしろ広い部類に入る下半身可動、シリコンスプレー必須の固さがあるものの逆に保持力はしっかりした肩関節(だからお姫様抱っこも容易)と、全体的な満足度は非常に高いです。
劇中でも恐るべき敵として、頼もしき味方としての顔を見せてくれるので、その分色んな遊び方が出来るのも売りと言えるでしょう。
タイプデッドヒート同様に、エフェクトを派手に使って対決シーンを再現すると楽しいですね。
↧
S.H.Figuarts ハートロイミュード
↧