今日のといず・くろすおーばーは! 2014年7月19日発売。 同時発売物には同ブランドのオプティマスプライムの他、「トランスフォーマー/ロストエイジ」の玩具「ロストエイジシリーズ」および「ムービーアドバンスドシリーズ」第三弾がある。
トランスフォーマー30周年記念コラボ、BE@RBRICK×TRANSFORMERよりメガトロンをご紹介!
BE@RBRICKを製造販売しているメディコム・トイが販売元となっているが、過去の「トランスフォーマー風に塗装されたベアブリック」とは一線を画し、ロボットモードへの変形機構を備えている。そちらの設計はタカラトミーが行っているのか、パッケージや説明書には両社の名前が併記されている。
BE@RBRICK×TRANSFORMERSは頭部とカラーリング以外は同一の設計となっており、8月にはバンブルビー、スタースクリームが発売される。
スタイリング
どこから見ても押しも押されもしないベアブリック。しかし上の写真が示すように、一般的なベアブリックに比べるとずいぶんでかい。
背面にサイバトロン(オートボット)マークが刻印されてしまっているのは御愛嬌。
頭部
文句の付けどころのないメガトロンフェイス。加藤清三氏の声が聞こえてくるようである。
胸部
こちらのエンブレムや模様も塗装による表現。塗装制度はかなり高い。二の腕のラインによってG1メガトロンの肘関節周りの赤を再現しているのも芸細。
アクション
首が左右に回る他、肩関節・股関節が前後左右に可動する。この辺りは元々のベアブリックよりよく動く。
両手は5mm径となっており、他TFの武器やアームズマイクロン等を保持可能。
トランスフォーム!
ベア両腕を背中側に回す。
この時点でベア胸板を浮かせておくと後々はかどる。
ベア下半身を二つに割ってロボットモードの肩に。
ベア太腿のカバーを下ろす。
腕を下ろして上腕の向きを調節しつつ、ファイズアクセルフォームのごとく胸板を展開。
踵に真っ二つになったご尊顔がそのまんまくっ付いているのがショッキングだが、元の形状を考えるとかなりまとまったロボットモードになっている。
サイズ
可動範囲
水平に伸びた板から下に向かって接続軸が伸びているという肩関節なので、動かし方は独特。隕石スタスクを思い出させる構造である。
下半身可動は優秀。膝が90度曲がり、大腿ロールも備えている。
腰(=ベアブリックの首)も回転するため、腕を水平以上に上げられないものの、そのほかは思い通りのポーズは一通り取れる。
こちらのモードも手首の穴は5mm径なのだが、ベアブリックの足裏が干渉するため持たせられる武器はかなり限定される。このパズソーもやや無理矢理持たせているのであまりおススメできない。
さて、ここはデストロンの海底基地
「ふはははは、やったぞ! このレーザー熊さえあればワシは……余はサイバトロンを蹴散らし宇宙の覇者となるのだ!」
「そう上手くいきますかねぇ。どうも俺には嫌な予感がしてならないんですが」
「何を言う、この愚か者めが。お前をこのレーザー熊の実験台にしてやってもいいのだぞ?」
「い、いえ私はただあなた様のことを心配しただけで」
「まあよい。ともかくこれで憎っくきコンボイにひと泡吹かせて……む?」
「めがとろん様、謎ノえねるぎー反応、増大」
「だから言わんこっちゃない!」
「ええい、何だこれは! 誰か何とかしろ!」
「モウ間ニ合ワナイ」
「ぬわああああああああああああああああああ!!」
「わ、ワシはどうなったのだ?」
「めがとろん様!?」
「おやおやこいつはまた」
「破壊大帝メガトロン様ともあろうお方が、ずいぶんかわいらしくなってしまったものですなぁ。いやはや、これではデストロン軍を率いるリーダーの威厳も何もあったもんじゃない」
「そう、つまりこの俺様がデストロン軍団のニューリーダーってことだ!」
「いやはや、メガトロン様も急な引退でさぞかし無念でしょうが、後はこの俺様に任せてどうぞマスコットの生を全うしてもらいましょうか。ハッハhッハ」
「ワシを差し置いて出しゃばろうなど、思いあがった真似をしおって!」
「お、お許しくださいメガトロン様ァァァァァァッ!」
というわけで、ベアブリックメガトロンでした!
やけにベアブリックとしての出来がいい上にロボットモードも堅実な完成度、と手に取ると満足度の高い一品です。
ただ、四種のどれも変形ギミックは同じなので、変形玩具としての楽しさを味わうならひとつだけでもいいかも……というか、元がメディコムの品だからかコラボ料が入っているからか、デラックスクラス相当のサイズで5,000円前後という価格になっているので、よほどベアブリックとトランスフォーマーの両方を愛していない限り四種コンプリートは厳しいものがあるかも(汗)
興味があればどれか一つ確保しておいて損はない、といったところでしょうか。