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Channel: といず・くろすおーばー!
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超巨大合体グレートエクスカイザー(後編)

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キャノンと拳 前回からの続きです



グレートエクスカイザー
解説

全長:32.9m 重量:177t 走行速度:250.4km/h ジャンプ力:1200.8m

体力:41 知力:18 速度:8 攻撃力:38 耐久力:40 地位:10 勇気:28 器用度:25 総合:208

 ナスカ平原において古の宇宙警察が遺したカイザーソードをエクスカイザーが入手し、大いなる力に触れたことで戦線復帰したキングローダーとドラゴンジェットの超巨大合体を実現した姿。

 あらゆる面でキングエクスカイザー・ドラゴンカイザーを上回るカイザーズ最強の勇者ではあり、強敵ダイノガイストとも互角以上に戦うことが可能となった。一方で飛行能力はないようだが、分離・再合体は自由に行えるため、長距離移動の際は一旦合体を解除してドラゴンジェットの上にキングローダーが乗るスタイルを取る。

 両肩のグレートキャノン、獅子の口から放つ火炎グレートフレイム(グレートブラスター)、タテガミから放つ熱線グレートフラッシャー、肩の白線から光の斧を作り出して投げつけるグレートトマホーク、拘束技グレートボンバーなど、その武装はやはり多彩。

 必殺武器は衛星軌道上から召喚した古のカイザーソードと手元に転送したドラゴンアーチェリーを融合させた巨大カイザーソード。全身を黄金に輝かせて敵に突撃し一刀両断するサンダーフラッシュを必殺技とする。



スタイリング
デフォ前 デフォ後ろ

 やや腕の付き方が独特ではあるが、完全変形合体可能なグレートエクスカイザーの立体物としては破格のプロポーション。

 ただし腕の後方に垂れ下がっているプレートが美観を損ねているので……



外して畳んで

 ドラゴン腕部を取り外してプレートを畳み、ドラゴン腕部を接続したジョイントも畳んでドラゴンキャノンを装着すれば……


スタイリング重視バージョン
ディテールアップ前 ディテールアップ後ろ

 外観を劇中のそれに近付けるために説明書に記載されている改修法。劇中でも いつの間にか腕部がどこかへ消えている。

 ……のだが、設定画などを見るとドラゴン胸部レリーフももろともに消えてしまっているのか、本来なら肩のデザインは前後対称になっているのが正しいので(白線のみ塗り分けられていない)、このスタイルもあまり忠実とは言えなかったりする。

 また、両腕パーツが余剰となってしまうため……



独自バージョン
1 2

 ドラゴン胸レリーフのプレートを畳んだ上に。
3

 そのままドラゴン腕部を重ねるように畳む!

 ドラゴンの肩接続はボールジョイントになっているため、角度を微調整すれば融通が効くのだが、一応説明書には載っていない方法なので真似する時は自己責任で。



ついでに頭部
鼻

 グレートエクスカイザーの頭部は鼻のある造形が特徴的なのだが、後述するマスクオフギミックを仕込んだせいか微妙に形状がズレて、正面からはともかく横から見るとコントの外国人状態になってしまっている。

 ちょっとした改修で改善することは可能らしいが……



マスクオフ
素顔(?)

 マスクを外すとかなりの美青年フェイスがお目見え。でもグレートエクスカイザーって別にマスクオフしなかったよね……



というわけで壱伏版スタイリング
調整・前 調整・後

 ぶら下がったドラゴン腕も、何となくブースターっぽく見えればいいかなという勢い。



アクション
肩

 多少ウイングへの干渉の有無こそあるがパーツを逃がすのも容易なので、どのバージョンでも可動範囲は変わらない。

 腕は45度弱ほど開くことが可能。

肘~手首

 上腕ロール、肘90度可動、手首回転、四指可動。

下半身

 脚部はフロントアーマーの干渉のせいで、脚をワンクリック分しか前に出せなくなっている。左右への開脚は変わらず。

 ドラゴンカイザー時とは異なり、脚部内側に足首を受け止める機構が出来たおかげで不自然に傾いたりはしなくなった。

ライオンヘッド

 胸のライオンヘッドは口が開閉するが、ライオンヘッド自体が相対的に奥に引っ込んでしまったため、開閉しづらくなっている。

脚部

 カイザーミサイル・カイザーソードギミックはそのまま使えるのが嬉しい。

カイザー……

ソード!

カイザー……ソード!!

召喚

 ナスカの地上絵から手に入れた古のカイザーソードはエクスカイザーが事件後に衛星軌道上に安置しており、任意に召喚可能となっている。

アーチェリー転送

 左の集中にドラゴンアーチェリー召喚。



二刀流
二刀流

 基本的にはこのまま巨大カイザーソードに融合させるのだが、最終回では二刀流を披露し、エネルギー波を放つ技を見せた。



交差して
交差して

(※商品は融合しません)



巨大カイザーソード
巨大カイザーソード

 グレートカイザーソードとか真・カイザーソードとか色々呼ばれたりはするが、正式名称は「カイザーソード」のまま。コウタが「おっきいカイザーソード」と呼んだこともある。


比率

 劇中比率完全再現を謳っており、玩具での全長はグレートエクスカイザーを超える。ちょっとしたペーパーナイフより殺傷力ありそう(エッジが立たないので切れ味は皆無だが)。

 柄と刀身の組み立て式になっているが、一度組み立てると分離が困難で、パッケージに戻すのに苦労する。



交換用手首
手首

 グレート用の表情付け用手首は付属していないが、角度を付けた持ち手が左右ひとつずつ付属。

 これらを組み合わせることで、迫力あるポーズを演出出来る。

構えて

 右手に角度付き、左手はノーマルで保持した場合。


サンダー

サンダー……フラッシュ!



フラッシュ!

セェェェイッ!



決め!

 爆発をバックに、残心!



各種比較
比較A

 レジェンズクラスのエクシリオン、デラックスクラスのコンボイ、スーパーリンクロディマスコンボイ(withインフェルノV)と。

 デラックスクラスやボイジャークラス相手だと圧倒できる大きさ。

比較B

 リーダークラス・アニメイテッドメガトロンやスーパーリンク・ビルドロンと。リーダークラスよりもさらにでかい。

 スプリームクラスのスーパースタースクリームやタイタンクラス・メトロフレックスなら同等以上のボリュームで並び立てるのだろうが、壱伏はどちらも未所持……



命と言う宝を守るため
比較C

 トミカヒーローとコラボってみる。人命尊重を最優先に、爆裂的に鎮圧せよ!

 ……レスキューキングも(スーパー)レスキューマックスもでかいな……



機転
分割戦法

 ダイノガイストがコウタを人質に取った際は、咄嗟にドラゴンを分離させることで死角から攻撃して無事に奪還した。

 そしてドラゴンジェットにコウタを収容したまま再度超巨大合体して勇者シリーズ史に残る名勝負を繰り広げる……コウタが無事だったことからドラゴンジェットの慣性制御能力の高さが窺える(?)



最終決戦バージョン

最終決戦仕様

 頭部をキングエクスカイザーのものに交換してマスクを外せば、最終回でヘルメットを割られた決戦バージョンを再現可能。

スリーショット

  そう言えばキングローダーやドラゴンジェットって、エクスカイザーの体の一部なのか、それとも宇宙警察の備品なのか……その辺の裏設定とか特に重視していない大らかな作風もまた「勇者エクスカイザー」の魅力ではある。



もひとつコラボ
くろすおーばー

 これならグレートエクスカイザーも空中戦が可能だ!(?)



というわけでMPドラゴンカイザー(グレートエクスカイザー編)でした!
勢揃い

 扱いやすさという点ではさすがに高年齢向け玩具である以上どうしてもデリケートなところが多いわけですが、 それを差し引いても遊び応えのある逸品です。

 発売から10年近くが経過しようとしていますが、個人的には勇者シリーズの立体物全般の中でもトップクラスの座に未だ君臨する完成度だと思います。

まとめ

 一方で旧タカラ最後の遺産と言うべきか、勇者シリーズスタート15周年記念の復刻シリーズの本命といった(’06年に「超勇者復古列伝 BR-05グレートゴルドラン」が発売されたが) 性格を持つため、MP勇者シリーズがその後続かなかったのがつくづく残念です。

 バンダイから超合金魂勇者王ガオガイガーの発売が決定しているので、今後はそちらの展開に期待することになりそうですが、ガオガイガー人気って勇者シリーズ内でも特殊な位置付けにあるので(「新世紀エヴァンゲリオン」の持ついくつかの要素の中で、「作戦モノ」として注目していたものの事実上梯子を外された形になったファンが流入したのか、本編終了後にガレージキット展開などが活発化するという特異なケースなので、現在の30歳前後の直撃世代の「勇者人気」とは性質が異なる可能性がある)、ファイバード他がどうなるかは全くの未知数と言っていい状態です。

 ……むしろ勇者キャラをTFに輸出(アニメイテッドにモブで出たダグベースのように)して、TFキャラとしてMP化した上でリデコ品を出してもらった方が早いような気がしてきたんですがどうなんでしょうね。

 カバヤからブレイブガムが発売されている以上、権利面でバンダイだけが勇者を作れるわけじゃないと思いますし。


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