今日のといず・くろすおーばーは!
今頃手を出すダイアクロン! リブート版ダイアクロンシリーズよりバトルバッファローMk.Ⅳ〈D・キャリバー〉をご紹介!
君はどれに乗り込むか!
○シリーズ解説
元来ダイアクロンシリーズとはタカラ(現・タカラトミー)が1980年~1984年に展開していた玩具オリジナルの変形合体ロボット玩具シリーズである。
地球の核から発見されたフリーゾンエネルギーを狙う侵略者ワルダー軍団と、これに対抗するためスーパーコンピューター「ランド・マスター」により結成されたダイアクロン隊の戦い、という基盤設定はあるが、それ以外はユーザーのイマジネーションに委ねられているのと、当時としては珍しく1/60という統一スケールのもと全高3cmの「ダイアクロン隊員」フィギュアとのコンビネーションを重視しているのが特徴だった。
(なおスケールについては資料により1/72と言われていることもある)
1982年からは実在車両等をベースとしたカーロボット等の「リアル&ロボット」シリーズを主体としていくが変形ギミックの都合上スケール感は重視されなくなり、ダイアクロン並びにミクロマンを米国展開するため大幅に設定を変更した「トランスフォーマー」シリーズが日本でも開始されるにあたり、本シリーズは一旦終了している。
その後、2016年にふたたび1/60スケールで統一された「新生ダイアクロン」として再始動。世界観を継承しつつ、最新技術によりフルアクション化・精密化された上に商品間の連動も重視されたタカラトミー発高年齢層向けオリジナルミリタリーロボットシリーズとして定着し、今なお展開が続いている。
○玩具解説
2024年1月27日発売。DA-29「バトルバッファローMk.Ⅳ〈ストライカー〉」(2018年12月発売)の仕様変更品。本体はカラーリングの変更のみだが、付属するダイアクロン隊員が女性隊員となっている。
それ以前には2019年8月にタカラトミーモール限定で「ストライクバッファロー〈ムーンアサルター〉」も発売されている。
三体のマシンがそれぞれ単独で変形する他、二体合体及び三体合体により強化される。
ダイアクロン女性隊員
というわけで搭乗者から。女性隊員であること以外は個別の設定などはなく、特に搭乗機が決まっているわけでもない。
足裏のネオジム磁石によって鉄や磁石の上に固定することが可能だが、本商品にはメタルラベルの類が付属していないので、写真では冷蔵庫に貼ってあったマグネットの上に立たせている。
リブート版ダイアクロン隊員は途中でリニューアルされており、リニューアル後の2.0及び女性隊員は首が回るようになっている。
肩や股関節は大して左右に開けないが前後には可動する他肘膝を曲げることが可能で、腰も大きく前後屈させられる。
1/60スケールなので近い物と。1/64くらいのミニカーであれば相性は許容範囲内。
搭乗
コクピットハッチとコントロールパネルを開き、隊員を乗せて閉じて搭乗!
メックモード<タウラス>
格闘、銃撃機動を行う人型戦闘マシン。小回りが利き、パルスビームライフルを用いて立ち回る。
他マシンとは異なり01は有脚モードでパッケージングされている。
乗り物と比較。
頭部のFZビームキャノンは基部で可動。
肩ユニットと上腕がボールジョイント接続されており、上腕ロールも兼ねている構造。
腰後ろの3mm穴を用いれば空中展示も可能。
パルスビームライフル。持ち手及び側面の凸ジョイントは3mm径だが、本モード以外だと使い道がなかったりする。
とりあえず背中の3mm穴に装着。
とりあえず手近なカーロボットたちと。
変形!
両肩のアクティブレーダーを180度回転させ、突起を手に持たせるようにして腕を曲げて固定。
脚部をマジックハンドにして。
ストライクヘッダー
左右のアクティブレーダーの他、高性能センサーを多数搭載する哨戒・偵察・指揮・管制機。重力場偏向シールド防護システム搭載の超耐爆型コックピットを備え、アクティブレーダーと連動したFZビームキャノンを主武装とするなど、小さいながら攻防において優れた性能を有する。
設定はともかくどこぞの丸い棺桶を思わせるスタイリング。ハリボテの顔をつけなきゃ。
脚部は作業用アームとして運用されるらしい。
ストライクブレスター
多連装誘導ミサイルポッド、パワーナックル/FZプラズマブレイカー砲、ポッドクラッシャー、ストライクFZライフルを備えた〈バグ・デストロイヤー〉二基を懸架した重機動攻撃機。本体上部にもガトリングマグナム砲二門を備えている。
ワルダー機動歩兵・マルチプライズ∞用に開発された。
というわけで腕メカ。バトルクラッシャーとかあの辺の系譜?
中核部のボレットコアに四基のランディングギアを備えている。
ライド・オン。
底面の3mm穴で空中展示可能。
上にタウラスを乗せてみるけどガトリングマグナム砲が若干邪魔。
ライフルを機体後部に付け直し。
腕を開いて下げ、ポッドクラッシャーをスライド。クラッシャー基部はリング状となっており、前腕に沿って回転できる。
メックモード〈ファルコ〉
重機動メカ形態。空中捕獲機動に特化している。
この状態で飛ぶらしい。ポッドクラッシャーのクローが開閉するので、これで空中から敵を鷲掴みにして捕獲する模様。
しかしこのまま二本足でガシガシ走ってきてもそれはそれで示威効果がありそう。
ストライクレッガー
先頭部は独立運用可能な重機動輸送トレーラー。連結されている荷台は〈B/B MK.Ⅲ〉標準装備・陸戦起動用ユニット〈ライトニングスピーダー〉の強化カスタムモデルで、多目的フレキシブルデッキパネルには最大六基の陸送型チェンバーが設置可能。
運び屋の足メカ。本商品には輸送コンテナ類は付属していない。
12輪全てが回転可能。
ライド・オン。
とりあえずタウラスを乗せてみる。
後部には凸ジョイントが収納されている。これは戦闘部とキャリアー部を連結しているのと同じもの。
また内側で左右の車体を連結しているのと同型のジョイントが外側にもあるので。
複数の足メカを揃えれば直列・並列で荷台を延々増やしていくことが可能という恐るべき拡張性を備えている。
アダプタージョイント
4mm径を3mm径に変換するジョイントが付属。
これによりストライクFZライフル(本商品には二挺付属)やツインブラスター(本商品には四基付属)を搭載可能となる。
この他、両側が凸になっている3mmジョイントが十二個付属し別売りのレイドチェンバーを最大六基搭載可能となっている。
左右の車体を互い違いにつなぐジョイントを分割、収納。
大腿と足首でそれぞれ車体を反転させつつ、末端のパーツを折りたたんで足首から下を形成。
車体を立たせてコックピットを反転し倒す。
脚部を曲げてツインブラスター一対を前輪の4mmジョイントに装着。
メックモード〈パイソン〉
二脚重機動メカ。フレームを変化させてあらゆる地形を超高速で走破し奇襲攻撃を仕掛ける。
足裏は爪先の二輪の他に踵側に一輪タイヤが内蔵されているため転がし走行も可能。
大腿部には三連装の多弾頭弾幕ミサイルを備える。
残る二基のツインブラスターは脚部の内側にしか装着できない。
メックモード
SFメカとして整いつつもどことなく異形。
改めて
ビークルモードで発進! 合体フォーメーションだ!
ブレスターのコックピット周辺を前方に、次いで腕部も前方にスライド。中央部に空間を作る。
タウラスは腕をアクティブレーダーにして脚部を畳んだ合体モードへ。
そしてレールに沿って差し込む。
スカイストライカー
ストライクヘッダーとストライクブレスターが合体した形態。指揮管制機能と攻撃機能が併存している……はず。
高速で飛来して敵勢力を分析、即爆撃……みたいなコンセプト?
余ったレッガーに途中まで乗せてってもらう。
続いてヘッダー+レッガー
合体モードのヘッダーをそのまま上に接続。
4mm→3mm変換ジョイントをセット。
ツインブラスターを搭載!
ランドストライカー
ストライクヘッダーとストライクレッガーの合体機。
レッガー側に運転を任せてヘッダーが索敵・照準・砲撃を担当するのかな。
もちろん砲塔は後ろにも回せる。
さらにヘッダーも変形させて自己主張させてみる。
これあれだ、Vガンダムのコアファイター+ボトム・リム形態みたいなやつ。
02+03
パイソンの前輪を後ろに回す。
合体モードのブレスターを上からセット。ブレスターの前方ランディングギアとレッガーの前輪基部がそれぞれジョイントになっている。
腕部を下ろし。
コックピットをスライド移動。
腹筋を下ろして。
ストライクFZライフルとツインブラスターを背中と脇腹に装着して完成。
ブルガンナー
ある程度人型に近くなった重機動メカ。後述するG.O.D.-AIによる人間に近い総体機動が使えないことから、装輪駆動とクローアームを駆使する比較的重機よりの挙動をする、不完全合体、あるいはヘッダー欠員時の緊急フォーメーションといった趣が強い……のかもしれない。
脚部のホイールでダッシュ!
そしてヘッダー合流!
三体合体
脚部を直立させて大腿部から下を反転。
爪先〈ウエッジスパイカー〉を前方にスライドさせると連動してタイヤが引っ込み、安定して接地させられる。
多目的フレキシブルデッキパネルの上の方をスライドアップ。
前腕を開いてパワーナックルを展開。
そしてストライクヘッダーが合体!
バトルバッファローMk.Ⅳ〈D・キャリバー〉
全高(頭頂高):12.3m 重量:30t
前世代ダイアクロンから数えて4代目にあたるバトルバッファローMk.Ⅳの総体駆動力が強化された〈D・キャリバー〉仕様の決戦モード。
近接位置に移動集結したコックピットは総身制御コアブレインが完全連携同期する人機諧調型戦闘システム〈G.O.D.-AI(Global Overlord Drive-A.I.)〉が起動。パイロットとG.O.D.-AIがシンクロすることで複数の事象を同時に判断処理するクロスレイヤー型多重思考、360度全方位視界角、通常の20倍の動体視力による超軌道予測、透過スキャニングビジョンなど機体各部のセンサーを介したデータが超知覚としてロードされる……という割と倫理的にギリギリっぽいシステムが搭載されている。
3名のチームワークレベルによって能力値は大幅に変化し、人間に近い動作が可能になるのが特徴で、距離を問わず走攻守に優れた万能型戦闘マシンとなっている。
スタイリング
コックピットそのままの頭部が目を引く。
肩のスライドレールや大腿部のジョイントなどは先行するダイアバトルスV2と互換性があるため交換が可能。
首は左右に回転する他かなり上を向くことができる。
張り出した肩と耳が干渉するため、パーツをよけながら腕を横に広げることになる。
上腕ロールあり。肘は90度曲がり、手首も回転する。腕部は肘のみクリックあり。
マニピュレータは人差し指が独立し、中指・薬指・小指が一体となっている。
親指の第一関節と他四指の各関節が可動するため細かい表情付けができる。
開脚は左右45度ずつだが足首の左右接地性はそこまで高くない。
膝や足首はクリック関節で深く曲げられる。股関節はクリックなし。
ストライクFZライフル
背中に懸架可能。手に持たせる時は親指と掌の間が4mm穴になっているので、そこを通してから指を閉じる。
ポッドクラッシャー展開! ブレスターのスラスターは本モードではFZプラズマブレイカー砲として機能する。
比較
サイズとしてはスタジオシリーズリーダークラスと同程度。
さらに変形
手足を畳んでFZライフルやツインブラスターを設置。
メガストライカー
バッファローの陸上移動形態と思しき姿。ツインブラスターがいくつか余るので、一旦前線基地で組み上げてから出撃したり、ツインブラスターを一部パージしつつ変形したりするのかも知れない。
トライダービーグルとかガンタンクとか。
戦闘だ!
無理矢理一人で動かしつつ残る二人を回収したり。
くらえ、フリーゾンドロップキック!
敵の回転カッターを何とかしのげ!
EMPポッドにFZビームキャノンをぶち込め!
ミサイルで目くらまし。
からのポッドクラッシャー!
レフトアーム強制排除!
視界を奪いつつ、連結ライフルでレフトアームを撃ち抜き誘爆を狙う!
というわけでバトルバッファローMk.Ⅳ〈D・キャリバー〉でした!
ダイアクロンが1/60スケールと知っておススメを募ったらほとんど小さな町みたいなグランドダイオン&クラウドアクロスを挟んで「ちょうど出たばかりのこいつがいいですよ」と回答をいただいたので手を出してみました。
以前から(スケールはともかく)存在は知っていたんですが、いい意味で第一印象に反して遊びやすく出来ており、高年齢層向けながら「おもちゃ」としての手触りと完成度の高さを感じられますね。
本商品に付属する「パワードスーツ搭載用ヘッドコネクター」や「チェンバー連結用3mm凸ジョイント」は単独では用いないので、こちらを活用できるようにもうちょっと手を広げてみたいと思うだけの魅力はあります。
……そうして沼に嵌まっていくんだなぁ。