今日のといず・くろすおーばーは!
何だかすっかりニュージェネの顔の一人? S.H.Figuartsジャグラス ジャグラー(ヘビクラ ショウタVer.)をご紹介!
「……また、やっちまった」
○キャラクター解説
ウルトラマンオーブことクレナイ ガイを付け狙う謎の青年。かつてはウルトラマンを目指し惑星O-50の「戦士の頂」を目指していたが、自身は光に拒絶され同行していたガイがウルトラマンに選ばれてしまった、という過去がある。
その時は割り切ってガイのサポートに回ったが、惑星カノンにおけるミッションのさ中、ガイが力を付け始めたことに対する劣等感や焦り、自分を師と慕う少女ミコットの死などが重なって魔人態(無幻魔人)を獲得。
惑星カノンでの矛盾と争いの根源であった「命の木」を女王アマテごと斬り倒すという事件を起こしてしまう。
この件で「光の戦士の戦い方じゃない」と突き付けられたジャグラーはガイから距離を置く。
その後傭兵として様々な惑星で転戦していくとともに狂気に染まっていったジャグラーは、本格的にガイと決裂。
以降は彼への挑戦のために暗躍を続けることとなる。
ガイが降り立った地球においてもオーブリングと対になるダークリングを手に、かつてウルトラ戦士たちが封印した魔王獣を復活させていく。そしてオーブが倒した魔王獣の力を怪獣カードとして回収し、諸事情で本来の力を発揮できないでいるガイを挑発し、闇の力で光を超えようとする―ーが、当の本人もまた非常に徹しきれず、むしろ不慮のアクシデントで危機に瀕した命を救ってしまう「捨てきれない心の光」があることをガイに指摘され、決着の末に一応の和解を見ることとなる。
以降は「光の戦士たちへの意趣返し」を意識しながらも、何だかんだで宇宙の危機を収拾しようとするダークヒーロー的な立場が定着。宇宙魔女賊ムルナウの手に渡ったダークリングを始末するために執事として潜り込んだり、オーブの他にジードやウルトラマンゼロとも共闘し、巨大人工頭脳ギルバリスの打倒に貢献したりした。
さらに時は流れ、また別の次元の地球にて、対怪獣特殊空挺機甲隊「ストレイジ(STORAGE)」の隊長ヘビクラ ショウタとして怪獣災害に立ち向かう彼の姿があった……
刹那的で気まぐれで享楽的で粘着質でオシャレな服装を好みながら胡散臭さが凌ぐような奇人ではあるが、先述の通り心の中には捨てきれない光を引きずっており、何だかんだで面倒見はいい性格。ストレイジの隊長としてもそうした面倒見の良さを発揮してハルキたちから慕われており、真意はどうあれ充実した日々を送っていたフシがある。
人間態・魔人態通じて蛇心剣を用いた蛇心流の剣術で戦うが、自力で巨大化する術を持たないため、怪獣やウルトラマンと戦う際は外部から何らかのパワーを取り込むか、ダークリングやダークゼットライザーを用いてゼッパンドンなどに変身する必要がある。
必殺技は蛇心剣・新月斬波。
○玩具解説
2023年7月23日~10月22日受注、2024年2月22日発送開始の魂Web限定品。同時発送物は「オオクワガタオージャー」など。
過去に三度商品化されており、今回は「ウルトラマンZ」、特に24話のインナースペースで描写されたジャグラス ジャグラーの再現に注力されている。
以下2018年1月発送のものを「無印」、2020年3月に上海で行われた ULTRA HEROES TAMASHIIで販売されたULTRA HEROES TAMASHII Limited ver.を「上海版」2021年5月発送のニュージェネレーションエディションを「NG版」、本商品を「Z版」と呼称する。
なお上海版は当方未所持。
スタイリング
いきなり顔が人間! ジャグラーを演じる青柳尊哉氏の顔を精密に再現している。
先述の通りZ版はダークゼットライザーを用いてゼッパンドンにウルトラフュージョンした際のインナースペースにいるジャグラーを再現しているため、全体的に色調は暗めでパープルシャドウが追加されている。
頭部パーツはZ版で新規造形されたもの。
フェイス三種
ノーマル、にやり顔、叫び顔。カメラがしっかり人物認識してくれる完成度である。
前髪を外して顔面を交換する方式。
首の可動範囲。うわぁ三枚目に煽られる。
魔人態本来の頭部
従来のフィギュアーツジャグジャグに付属していたものと同型。
首の根元から交換する方式となっている。
逆にこれまでのジャグジャグにヘビクラヘッドを乗せることも可能。
魔人態頭部の可動範囲も必要十分。
腕周り
肩側ではなく肘関節の上の方でロールが入るウルトラアーツによく見られる関節配置。
腰回り
ゴツゴツした見た目の割に自由度が高い。
大腿部の装甲は軟質素材なので開脚にある程度追従する。片膝立ちも余裕でこなすバランス。
交換ハンド
まずは拳。
無印、NG版、Z版通じて微妙に手首ジョイントの刺さりが甘いというか、抜けやすくなりがち。とは言え手甲に生えた棘のおかげで強く押し込もうとするとこっちの指にダメージが入るのが扱いづらい点。
開き手と力を抜いた感じの平手。
人差し指だけ伸ばしたような開き手はZ版独自のもの。
ダークゼットライザー(開)
魔人態となったジャグラーがハルキから奪ったゼットライザーを元に丸ごとコピーし、さらにはゼットン・パンドン・マガオロチの怪獣メダルとまとめて召喚したもの。
ファンからの別名は闇の違法コピー。光の違法コピーとかあるの?
ゼッパンドンやファイブキングに変身するためのアイテムとして使われたがセレブロとの戦闘で破損しお役御免となった。
保持用の左手も付属。ハンドパーツはNG版と同じ物。
蛇心剣
保持用ハンドが左右とも付属。
Z版はNG版と共通で刀身がレッドクリアとなっており、必殺技発動時を再現している。
蛇心剣・新月斬波!
これを完成させるための特訓で怪獣カマイタドンに誤認されかけたこともあった。
比較
左から無印、NG版、Z版。どんどん色調が暗くなっていく……
先述の通り上海版は未所持。
無印はダークリングとその保持・カード挿入アクションハンド左右が付属している。
また胸部パーツを交換することで、胸に三日月傷がつく前のアーリースタイルも再現可能。
上海版はダークリング関連と交換胸部がないので、四バージョンでは最もオプションが少ないらしい。
なお蛇心剣は上海版・NG版・Z版が必殺技用となっており、発光していない蛇心剣が付属するのは無印版のみ。
Z版はダークゼットライザー(閉)と保持用左手の他に、何故か指差しポーズの左手が付属。またボーナスパーツとしてウルトラマンゼット用のゼットライザーと保持ハンドも付属していた。
ミキシングジャグジャグ
NG版ベースにZ版のヘビクラヘッドと無印の蛇心剣を持たせてみる。
理想のジャグジャグを作ってみよう!?
というわけでジャグラス ジャグラーでした!
上海版以外は当時から購入していたのですがオーブ本人ともどもレビューしそびれていたのでこの機にまとめてご紹介です。
劇場版ジードやZの他、怪獣娘やダークネスヒールズ(この辺は厳密には同一人物じゃないっぽいですが)などにも出ておりインパクトが強く知名度も高いわけですが、まさかライバルキャラで4度もフィギュアーツ化したり、他ブランドだとウルトラアクションフィギュアも発売したりする商品的にも息の長いキャラになろうとは……
キャラとしてのアクの強さもさることながらそれぞれの商品に特色となるボーナスパーツが付属するため単純な上位互換ってわけでもないのがまたややこしいようなありがたいような。