今日のといず・くろすおーばーは!
令和ライダーもこれで五代目! 錬金術でガッチャンコ! 仮面ライダーガッチャードより「装着変新仮面ライダーガッチャード1 スチームホッパー&アッパレスケボー&アントレスラー」をご紹介!
見つけたぜ、俺だけのGotcha!
〇玩具解説
2023年9月30日発売。同時発売物は「DXヴァルバラッシャー」「ライダーヒーローシリーズ ヴァルバラド」など。
「仮面ライダーガッチャード」のギミック付きアクションフィギュアシリーズ第一弾。今回は素体フィギュアに「ワイルド体」を装着させるというコンセプトで、シリーズ名やパッケージデザインなどには2000年「仮面ライダークウガ」の装着変身シリーズへのリスペクトが見られる。
素体
というわけで玩具的には「本体」となるアクションフィギュア。
ボーイズトイなので背面の塗装が省略されがちなのは毎度のことだが、今回は胴体背面にプロテクター類が回ってこない構造なので、素体の胸部アーマーとベルトの部分は塗装した方が見栄えがよくなりそう。
首は二重関節だが胴体側が左右回転、頭部側が上下動にそれぞれ特化している感覚。
肩肘もこれと言って変わった構造はしておらず素直に可動する。肘が一重関節の割に深く曲がるのが好印象。
下半身も素直に動くが、大腿ロールがないのと足首ボールジョイントの可動幅が狭いのとで接地性はやや低め。また、股関節が緩いという報告も多く上がっている。
ハンドパーツは可動指ではなく差し替え式。武器持ち手も左右とも付属し、ガッチャージガンを保持できる。
変身!
というわけで二つのケミーで複合錬成!
スチームホッパーワイルド
仮面ライダーガッチャードはガッチャードライバーによって人間とケミー2体の多重錬成が可能となる。そして人間ベースのライダー体の他に、ケミーの特性が出たワイルド体を取ることもあり、スチームホッパーワイルドは紛れもなく一ノ瀬宝太郎がホッパー1、スチームライナーのライドケミーカードを用いて変身した姿で、仮面ライダーなのである。
というわけで玩具的には着せ替えする装甲パーツなのだが、設定的にはこちらが仮面ライダーガッチャードの「本体」ということになる。
ワイルドスチームホッパーキッカーは付け根でボールジョイント可動。また後ろ肢は膝・足首部でも可動する。
そして改めて変身!
スチームホッパーワイルドを分解! 宝太郎くん人間やめすぎでは。
ガッチャードライバーを素体の腰に装着。
脛前面のジョイントに後ろ肢を装着。
腹部末端部分を前腕前面のジョイントに差し込む。
素体胴体前面にホッパー胴体を装着。
スチームホッパーマスクとアルケミーマフラーを装着!
胸部のパッションアタノールを開けば変身完了!
仮面ライダーガッチャード スチームホッパー
身長:205.0cm 体重:90.3kg パンチ力:8.2t キック力:10.0t ジャンプ力:ひと跳び17.2m 走力:100mを7.3秒
「ガッチャ」を求める高校生、一ノ瀬宝太郎が錬金術師九堂風雅から託されたドライバーをガッチャードライバーと命名し、バッタ型のケミー「ホッパー1(CV:福圓美里氏)」、機関車型ケミー「スチームライナー(CV:檜山修之氏)」と多重錬成を行うことで変身した仮面ライダー。
機関車の頑強さとバッタの俊敏性を兼ね備えたバランスの良さから基本形態として扱われている。
スタイリング
若干着膨れたプロポーションにはなっているが、割と悪くないバランス。
中肢部分が若干腕の可動に干渉するが、ワイルド側の可動で素体に追従できるので自由度は高い。
ガッチャードガンを連射だ!
アッパレスケボーワイルド
アッパレブシドーとスケボーズの多重錬成で宝太郎が変身した姿。スケボー台座に乗った五月人形という趣きで、玩具的にはコロ走行が可能。
変身!
というわけでこれもバラバラに分解。
足裏にワイルドアッパレスケボードを分割して履かせるのが特徴。
仮面ライダーガッチャード アッパレスケボー
身長:194.3cm 体重:89.2kg パンチ力:6.4t キック力:8.2t ジャンプ力:ひと跳び20.8m 走力:100mを5.5秒
一ノ瀬宝太郎が武士型ケミー「アッパレブシドー(CV:逢坂良太氏)」、スケボー型ケミー「スケボーズ(CV:小平有希氏)」と多重錬成して変身した仮面ライダー。
スケボーズ由来の機動性とアッパレブシドーの効果で研ぎ澄まされた精神により、敵の攻撃を見切って捌き遠近両用武器のガッチャートルネードで反撃するスピード戦を得意とする。
スタイリング
三フォームに共通して、ガッチャードライバー前面とパッションアタノールはユーザーシール処理となっている。粘着強度は高そう。
肩アーマーはボールジョイントで胴体アーマーに装着されている。一応腕の動きにある程度追従はする。
一方、残念ながらガッチャートルネードが付属しないので劇中のアクションを再現できないのが欠点。どこかで補完してほしい。
アントレスラーワイルド
宝太郎がレスラーGとアントルーパーのカードで変身したワイルド体。
群体であるアントルーパーの特性ゆえか三体に分離した状態がデフォルトで、ワイルドライトルーパー・ワイルドレフトルーパーとの分身戦法を得意とする。
変身!
分離状態がデフォルトなのに、変身となると胴体に分身部分を合体させてから素体に装着させることになる。
アントレスラーマスクとアルケミーマフラーを装着、パッションアタノールを開いて変身完了!
仮面ライダーガッチャード アントレスラー
身長:194.9cm 体重:98.2kg パンチ力:9.1t キック力:9.1t ジャンプ力:ひと跳び11.8m 走力:100mを8.2秒
宝太郎がレスラー型ケミーの「レスラーG(CV:乃村健次氏)」、アリ型ケミーの「アントルーパー(CV:高岡香氏)」と多重錬成して変身した仮面ライダー。
真っ向勝負の格闘戦に適したパワー型で、腕部のワイルドライトルーパー・ワイルドレフトルーパーが転じたグレートラリアントからさまざまなプロレス技を繰り出す。
スタイリング
上半身に装甲が集中した逆三角形フォルム。一方で下半身は追加装甲がなくスッキリしている。
肩装甲と胴体の接続がボールジョイント、袖に90度の可動軸があるので腕の動きに追従するのだが、さすがに浮きがちにはなる。
開き直って副腕とか、羽織りジャケット風にしてもいいかもしれない。
比較
サイズは前作RCFシリーズと同様の150mm級。早くこいこいゴルドダッシュ。
色んなパーツを駆使して最強フォームを錬成だ! という遊び自体は公式も推奨していたりする。
アントレスラー! フィーバー!
プロレススタイルのドロップキック!
アッパレスケボー! フィーバー!
竜巻回転キック! スケボーのトリックと関連付けているんだろうけれどブシドーはどこだ。
スチームホッパー!
フィーバー!!
ワイルド状態で突撃し、素体さんを錬成・一体化して敵を蹴り抜く必殺技だ!
というわけでガッチャード1でした!
クウガから数えて25作目ということもあってか装着変身リスペクト商品とされていますが、手足の装甲追従ギミックやまとめた装甲そのものをキャラクターとして扱うスタンスなどを見るに、ゴーストチェンジシリーズ直系の後継者と言った方が近そうです。
堅実な出来で装備混在遊びも可能、ということで遊びごたえがある一方、各ワイルド体がバラけやすいのが若干気になるところでしょうか。
後は本文でも書きましたが、ガッチャートルネードも後続商品で補完してほしいところですね。