今日のといず・くろすおーばーは!
頼られてる? ナメられてる? ビーストデストロンの砂漠戦闘指揮官、KD-17スコルポノックをご紹介!
スコルポスぅ~、へ~んし~ん……オラオラオラァ!
〇キャラクター解説
初代ビーストウォーズに登場したデストロン兵士。日本版では「スコルポス」の名前で登場した。CVは俳優としての活動がメインだが後年TFアニメイテッドにスクラッパー役で出演された遠藤雅氏。
初代BWに登場したデストロンは初代メガトロンの後継者を自称するビーストメガトロンが集めたならず者集団なのだが、スコルポスはメガトロンに忠誠を誓っており、メガトロンからも信頼されている。
……というかメガトロンを含めて軍団全体から「何も考えていないので謀反を起こす頭もない」と思われている。
背丈は案外小さいほうだが尻尾からの毒、両手のハサミ、及びハサミから発射するミサイルや、ウィルス内蔵偵察機サイバー・ビーなど豊富な攻撃手段を持ち、サイバトロン戦士をダウンに追い込むこともあった。
なお、続編メタルスでは一話でクォンタムサージを浴びるも、メタルス化しきる前にマグマに落ちてテラザウラーともども退場してしまっている。
〇玩具解説
2022年3月12日発売。デラックスクラス。同時発売物は「PF SS-04ラチェット(プレミアムフィニッシュ)」など。
2023年9月にはKD-13ライノックスとのセット品「BWVS-02 頑強の対決」が発売予定。
ビーストモード
キングダム版共通の特徴で、ビーストモードはアニメの再現よりも生物としてのリアリティに強く寄せた造形。
とは言え割とロボのパーツがはみ出している感じ。
実は壱伏所有の個体は右目が無塗装だったのでガンダムマーカーメタリックレッドで塗装している。
アニメで特徴的だった眉毛は再現されず。サソリの顔としてこれで合っているのかちょっと分からない……
裏面
先代もだけどしっかり顔を隠す意思をもっと見せて欲しい。
比較
実写第1作のスコルポノックは奥に仕舞い込んでしまったのでビースト覚醒版で。
ハサミは開閉可能。
尻尾は内部の脚ロックを外せば前方に大きくスイングできる。
肢はボールジョイント接続で、内側の2本は一体成型。
スコルポス、変身!
尻尾に沿わせていた方の脚を剥がす。
胴体から下半身を引っ張り出す。
ロボットモード基準で見ると右脚で自分の頭にニーキックを入れるような収納法だった。
腰を畳んで肩を開いて。
背中を開いてサソリヘッドを収納。
サソリ肢を後ろに向けて、頭部を起こして胸を閉じて変形完了!
ロボットモード
何というか、寸詰まりでちょっとかわいいプロポーション?
我が家のデラックスクラスの代表、大回転コンボイ司令官と。
尻尾や鋏にボリュームを吸われているにしても、大人と子供くらいの体格差が……
首は左右回転。
腕は基本的な可動が可能でハサミはロール回転できる。また、変形ギミックを活かせば肩をダイナミックに挙上可能。
変形ギミックの兼ね合いで膝が深く曲がるので正座もできるし、片膝立ちも難なくこなす。
足首の左右スイング幅も広いので接地性は高い。
尻尾は軽量。先端の針がボールジョイント接続で、尻尾本体は二ヶ所でスイング。
また尻尾の付け根には3mm穴が設けられている。
ハサミ
開くと中からミサイルとサイバー・ビーが!
どちらも5mmジョイントで差し込まれている。
そのため左右入れ替えて収納することもできる。
アクション?
節足動物地上組。
神の怒り。
先代(?)スコルポノックと。
メガトロン同様に勝手に名前を受け継いだパターンかな。
副官同士の対決! ウェイトの差が圧倒的!
なので不意打ちミサイルで昏倒させてやれ。
というわけでスコルポノック(スコルポス)でした!
発売直後くらいに購入していたのですが、ビースト覚醒にサソリ軍団が出るっぽいのを記念してのレビューです。
ロボットモード頭部が半分しか収納されないとか、胸カバーも完全に開かないとか、ところどころ「これが本当に正解なんだろうか……」という不安に襲われるところは否めませんし、体躯も小さくて対決シーン作りにはちょっと困るところもあります。
一方でダイナミックに動かせる尻尾や小技の利いたハサミのギミックなど見るべき所も多く、かつ手堅く遊べるなど美点もありますね。