今日のといず・くろすおーばーは!
やや滑り込み気味にdアニメストアでS☆S完走したのでS.H.Figuarts「キュアブルーム&満セット」「キュアイーグレット&薫セット」をご紹介!
わたしたちは、星空のともだち。
〇玩具解説
「キュアブルーム&満セット」は2017年2月17日~5月22日受注、8月25日発送開始、「キュアイーグレット&薫セット」は同年5月12日~8月21日受注、11月16日発送開始となる魂Web限定品。
ブルーム、イーグレットはそれぞれ単品版が存在しセットと同日受注・発送となっているが、満と薫、エフェクトパーツ、強化アイテムなどはそれぞれのセットのみでの商品化となる。
日向咲/キュアブルーム
夕凪中学校2年B組、ソフトボール部所属でピッチャーを務める明朗快活な少女。花の精霊チョッピのパートナーとして舞たちとともにダークフォールと戦うことになる。
実家はパン屋「PANPAKAパン」を営んでおり、咲自身もクリスマスケーキをこっそり自作できる腕があったりする。一方で勉強と早起きは苦手。
全ての物に命は宿っている、という父・大介の教えを大切にしており、前向きかつ面倒見のいい性格から満や薫、舞の兄の和也らを励まし、勇気づけていったムードメーカー気質。和也に淡い恋心を抱いているが、そんな和也からも大切に見られている。
キュアブルームとしてはパンチ主体の打撃戦で戦うが、イーグレットともども直接の打撃よりまとった精霊の力をぶつけるニュアンスが強い。
後半からはフラッピがクリスタル・コミューンに変化することで月の力のプリキュア・キュアブライトへの選択変身が可能となり、オールスターズ映画では戦闘中のフォームチェンジも披露している。
CVは「妖怪人間ベム(2006年)」の立山真琴、「Dr.STONE」の孔雀を演じる樹元オリエ氏。
美翔舞/キュアイーグレット
しばらく夕凪を離れていたが、第一話で家族ともども帰ってきた少女。咲と同じく2年B組で、後に美術部に所属する。おっとりとした秀才型だが、好きな絵画、特にデッサン中は集中力を発揮して没入する傾向がある。絵描きとしては基本的にその時描きたいものを描くタイプ。家族みんながそれぞれ好きなことをやっている美翔家全体に共通する気質でもある。
関連して観察眼が鋭く、咲のフォームを始めとした夕凪中ソフト部の普段の動きも把握し、アドバイスしたことも。やや天然ボケの面もあるが、基本は咲に対するツッコミ役。
鳥の精チョッピのパートナーとしてキュアイーグレットに変身した後は踵落としなどのキック技が多め。ブライトと共通して全周型のバリアを張る、足裏に精霊の力を集めて空中を蹴ると言ったアクションが特徴となる。後半からは咲のブライト同様に、風の力のプリキュア・キュアウィンディへの変身能力が追加された。
CVは「彼氏彼女の事情」の宮沢雪野、「カードファイト!! ヴァンガード」の先導エミを演じる榎本温子氏。
霧生満
ダークフォール首領・アクダイカーンにより命の炎を分け与えられて生まれた戦士の一人。薫ともども頭脳明晰で運動神経抜群。「滅びの力」によって存在しているため、夕凪中学校に転校生として現れクラスメートとも結果的に交流していくことになるが、退場していた時期にはその記憶が周囲から失われていた。
周囲に対しては人間の不合理を訝りつつそっけなく接するが、薫に比べればまだ場に合わせるタイプ。PANPAKAパンの手伝い経験で笑顔や感謝を返し合うことを学び、後に自らもパン作りに興味を示すようになる。
最終盤では月の力を得て実質プリキュアと同等の存在となり、ゴーヤーンとの決戦に臨み、滅びの力が消えた影響で消滅しかけるが緑の郷の精霊たちの力で二度目の復活を遂げた。以降は薫ともども夕凪で暮らしている。
CVは「少女革命ウテナ」の姫宮アンシー、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」の星馬烈などを演じる渕崎ゆり子氏。月の精霊ムープと兼役。
霧生薫
満と同様の経緯で誕生した戦士で、ともにダークフォールが奪った空の泉を管理する役割にあった。プリキュアの強さに興味を持ち、満ともども夕凪中学校に転校生として現れる。
満以上に人との交流を避けるタイプではあるが、咲の妹・みのりを対等の存在として扱ったことで懐かれ、心境に変化が表れていくこととなる。
ダークフォールに反抗したことにより、咲と舞をかばう形で満ともども制裁を受けて一時退場するが、フィーリア王女とコロネがキャラフェを用いたことで終盤に復活。満と薫の「滅びの力」で再生幹部の滅びの鎧(ゴーヤーンのマーク)を破壊してから咲と舞が浄化する、というのが主な戦いの流れとなった。
滅びの力で生まれ精霊の力で復活したためどちらかの力が消えると消滅してしまう可能性を突き付けられながらも、満とともに自分の心のままに戦うことを決意。風の精霊の力で最終決戦に勝利したのちに二度目の復活を遂げ、エピローグでは舞とともに美術部に所属することになった模様。
CVは19話までが「愛天使伝説ウェディングピーチ」のスカーレット小原を演じた今井由香氏、今井氏が産休で降板してからは「ONE PIECE」のナミ役を演じる岡村明美氏(風の精霊フープと担当)が担当。
フラッピ・チョッピ
泉の郷からやってきた精霊。
フラッピは男子で、元気な性格。花の精霊らしく雨を好み、植物を大切にする一方、咲とは喧嘩友達のような良き相棒関係を築いている。チョッピに思いを寄せているが最終話まで直接言い出せずにいたシャイなところがある。ムープ・フープと行動を共にするようになってからは兄的なふるまいも増えていった。
チョッピは女子で、舞同様に他者からの好意にはやや鈍感で天然ボケの面がある性格。しかしエピローグではチョッピの求愛を受け入れたようで「ダーリン」「ハニー」と呼び合う仲になっていた。悩みはやや溜め込んでしまう傾向がある。
フラッピは「ビーストウォーズ」のラットル、「名探偵コナン」の工藤新一でおなじみの山口勝平氏、チョッピは「這いよれ! ニャル子さん」のクー子役を演じた松来未祐氏が演じた。
というわけでブルームから。
キュアハート辺りからの扱いやすさ、再現度が向上した時期の品なので、スタイリングは上々。
足元がヒールではなく接地面積の広い靴なので安定感もある。
肩は引き出すことで可動範囲が広がる。胴体は後述する交換ギミックの都合で鳩尾を境に分割できるのだが、こちらもジョイントを浅く差すことで若干動きの幅を広げられる。
前方が大きく開いたスカートかつ軟質素材による接続なので脚部も見た目よりは動かしやすい。
接地性も高いし髪もそこまでトップヘビーではないから自立させやすい。
フェイス4種
チャージ時の目を閉じた顔があるのがありがたい一方、「口を結んだキリッとした顔」がないのが残念。
交換用手首は開き手と左の指差し手。
その他にブルーム・イーグレットつなぎ手が一組付属する。
スカート右側面のジョイントにはミックス・コミューンホルダーが装着されている。セットではクリスタル・コミューンと交換可能。
プリキュアスパイラルリング(ブルーム用)
ムープとフープが召喚し、ブルームに装着されるなぜか回るベルト。
装着すると基礎戦闘力がアップする。
回転やリングの着脱は出来ないが、バックル部を交換することでスパイラルハートスプラッシュ状態を再現可能。
キュアイーグレット・スタイリング
こちらもスタイリングは良好。スカートのボリュームの都合上、ブルームとの密着にはやや限界があったりも。
手首のスイング角度はブルーム・イーグレットともに広い。こちらも肩を引き出し可能。スカートの形状は普通なので足の可動範囲はブルームより狭い。
フェイス4種。こちらも口を閉じた真剣顔がないのが残念。
あと強度の都合か前髪がちょっと太いかな。
右の指差し手と両手の開き手。
微妙に表情の異なる平手が一対。
ミックスコミューン/クリスタルコミューンはブルーム同様に。
スパイラルリング(イーグレット用)
こっちは左のブレスレット。効能はブルーム用と同じ。
手首と袖部分を外して、スパイラルリングを装着する方式。
浄化技の際は手首側のリングを本体に重ね直すのだが、フィギュアーツでは浄化技用のブレスが別個に付属し、交換することで再現する。
ブルーム付属のものとは異なる手つなぎ手首が付属。
満・スタイリング
元々プリキュアとしての商品展開をまるで意識していない立ち位置なのでシンプル。
でっかいオマケみたいな物……というと乱暴だが、可動フィギュア向きとも言い難いデザインということもあってか、肩関節がシンプルなダブルボールジョイントだったりする。
意外と動かせなくはないが、他のプリキュアーツに比べると角度の工夫とか必要になってくるところ。足首も単純なボールジョイント接続だしね。
口を結んだキリッとした顔の他には、微笑み顔と叫び顔が付属。顔立ちのクオリティは高い。
交換用手首は平手と開き手。まあこの姿の時は赤黒滅び光弾撃ってなかったけどそれっぽいポーズを取らせたくなったりして。
薫・スタイリング
身も蓋もないことを言うと満とほとんど変わらない。
特に結ってもいないロングヘア―を流している髪型なので、可動の妨げにならないよう後ろ髪は3軸可動する。
肩はダブルボールジョイントで、羽衣っぽい装飾は独立して動かせる。
満より若干だが動かしやすい。
フェイスと手首の内訳は満と同様。
なお、四人で並べて手を繋がせるための「満と薫の手つなぎ手首」が薫に、「薫とブルームの手つなぎ手首」が満側に付属している。うん?
満と薫の手首規格や肌の色はほぼ同じなので、ブルーム&満セット単独だとこういう遊びも出来てしまったりして……
エフェクト
浄化技で渦巻く精霊の光(上)と、バリア(下)。黄色い方がブルーム・満セット、青い方がイーグレット・薫セットに同梱されている。
保持用のクリア台座は共用のものなので、バリアと渦巻を同時に展示することはできない。
というわけで
『デュアル・スピリチュアル・パワー!』
『花開け、大地に!』『羽ばたけ、空に!』
「輝く金の花!」
「キュアブルーム!」
「煌めく銀の翼!」
「キュアイーグレット!」
『二人はプリキュア!』
「聖なる泉を汚す者よ!」
「アコギな真似は……」
「おやめなさい!」
「月の力!」
「風の力!」
『スプラッシュ・ターン!!』
ムープとフープがスプラッシュ・コミューンから召喚!
間違い探し
ムープとフープが現れてから、ミックス・コミューンがクリスタル・コミューンに刷新されるまでに数話あるので、その間は「ミックス・コミューンとスパイラル・リングを装着した」レア状態だったりする。
逆に、プリキュアオールスターズDX1だとムープ・フープが序盤で別行動だったため「クリスタル・コミューンで変身してツイン・ストリーム・スプラッシュを撃つブルームとイーグレット」を見られたりする。
……何だか「大変身で変身してライドルを振り回す仮面ライダーX」のようだ。
スパイラルリングのリングを本体にセットして。
「精霊の光よ! 命の輝きよ!」
「希望へ導け! ふたつの心!」
『プリキュア!』
『スパイラルハート……!』
『スプラーッシュ!!』
撃ちだした二人の光が螺旋を描いてウザイナーを浄化する技。
ツイン・ストリーム・スプラッシュ撮り忘れたけど、基本は同じ系統の技なのでご勘弁を。
花鳥風月
花が枯れても大地は残り、鳥が消えても空は残り、雲の向こうに月は輝き、やがては風も吹くだろう。希望を失わない四人と四体の心が奇跡の力を生む!
「精霊の光よ!」
「命の輝きよ!」
「希望へ導け!」
「みんなの心!」
『プリキュア! スパイラル・ハート……』
『スプラッシュスター!!』
宇宙創成のビッグバンをも思わせる力で、ゴーヤーンとの戦いに終止符を打て!
というわけでフィギュアーツスプラッシュ☆スターでした!
いつかはきっと観てやるぞSplash☆Star! と思って当時予約したのですが、同じく未視聴だったフレッシュに続いてdアニメストアで履修していたら折り返しを過ぎたあたりでS☆Sの視聴締め切りが現れ……という流れで一気に最後まで見て、その勢いで撮影とレビューに踏み切った次第です。
そもそも発表された時点でセット購入一択だったんですが、今になって調べてみたらブルーム・イーグレット単品版はエフェクトはおろか、クリスタル・コミューンもスパイラル・リングも付属しないという完全前期仕様でちょっと割り切りが過ぎたような……
ともあれセット版は満・薫の肩構造やブルーム・イーグレットのフェイスに若干の不足感を覚えなくもないですが、オプション面では非常に充実しており、かゆいところに手が届く出来となっています。デザインの割には思ったより動くし、安定性も高いですね。
ムープ・フープとスプラッシュ・コミューンの付属するキュアブライト・キュアウィンディが来ないと真の花鳥風月コンプリートとは言い難いのでプリキュアーツには再始動してほしいところですが……もちろんキュアアンジュも待ち続けていますよ!